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おれらの更衣室

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#映画

雨乃日珈琲店へ

雨乃日珈琲店へ

ソウルのホンデという場所に、日本の方が営むお店がある。
神奈川で定期的に通っていた本屋の店長からおすすめしてもらった「雨の日珈琲店(아메노히커피점)」という場所に足を運んでみた。

一人でこういうお店に行くとカウンター席に案内されることが多く、ちょっとしたコミュニケーションが期待できるというのが良い点だ。
本やCDが並んでいる棚を眺めながら珈琲とケーキを待つ。

平日ということもあり店内が落ち着い

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ウエスト・サイドあれこれ

ウエスト・サイドあれこれ

少し鮮度の落ちたネタとなったが、スピルバーグ監督作品『ウエスト・サイド・ストーリー』を公開直後に観てきた。

僕は映画に詳しいわけでも、特別ミュージカルファンというわけでもないけれども、1961年のオリジナル版が映画史に残る大傑作であることは、疑う余地がないと思っている。

ただし、人はいったいに記憶を美化するものである。思い出補正込みで考えると、世間で言われる「傑作度」は、必ずしも客観的な評価と

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ミュージカル二題

ミュージカル二題

先日、ありがたいことにお誘いを頂いて、とぱーずさんとミュージカル『Grease』を観に行った。

ジョン・トラボルタ出演の映画すら観たことはなく、wikiで簡単にストーリーだけ予習して臨んだのだが、いざ観てみるといくつか知っているナンバーがあることに気づく。バーバーショップを通じて英語圏のアンセム的名曲を聴くようにしていたことが、ここにきて功を奏したわけだ(出典を知らないあたりは片手落ちと言うほか

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空をかけるひとすじの流れ星

空をかけるひとすじの流れ星

劇場で『カリオストロの城』4K版を放映すると聞いて、即座に予約を取って観てきた。

テレビ放送で3回くらい見てはいたが、CMなしで画面に集中したのはもちろん初めてのことだった。やはり何度見ても面白い。

現在ではおそらく再現できないであろう手書き作画の枚数も圧巻だし、100分という尺の中で豊かな世界観を描き出し、それでいて無駄のないストーリーはさすがの一言に尽きる。

しかし、最後も最後の「ヤツは

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おもちゃたちの在り方

おもちゃたちの在り方

『トイ・ストーリー』は大好きなシリーズだ。①(以下丸数字はシリーズ中のナンバリングを示す)をいつ観たのかは覚えていないが、少なくとも②は2000年に映画館へ足を運んだ。

それと前後して数回海外旅行に行ったときに、作中に登場するおもちゃを買ってもらったのも懐かしい。といってもバズ、Mr. & Mrs. ポテトヘッド、スリンキー、スケッチ、くらいだったろうか。
ハッピーセットで補完しつつも全キャラは

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代替趣味としての映画、夏。

代替趣味としての映画、夏。

狂ったように本を買いあさっていた僕だが、ここ2ヶ月ばかりで古本市へ足を運ばなくなった。

まあ個人的な研究課題はたくさんある(たくさん、というのが厄介だ)ので、全く古本を購わないということはあり得ない。なまじ本を買うことの有効性を知っているものだから、今後いかなる趣味に傾倒しようとも、方向が異なるだけで依然として本は買っていくのだろう。

ともあれ、ふつうの人から見ればやはり異常な量を買っているわ

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ディズニーを知りたい

ディズニーを知りたい

ちょっと必要があってディズニープラスを契約した。

というのも、英語圏というかアメリカの文化を理解するうえで、ディズニーはかなり重要な位置を占めていると思っていて、ストーリーとか展開とか音楽とか、アメリカでは誰もが知る定番であっても日本人は意外と知らないことが多い。

特に僕などは、これまでの人生でそこまでディズニーに親しんできたわけではなかったから、英語を話したり英語のメディアを享受したりする中

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読書日記断片⑧ 髪の色、肌の色

読書日記断片⑧ 髪の色、肌の色

ちょっと前の話になってしまったが、ディズニー映画『クルエラ』を観た。実に出来の良い作品だった。

天下のディズニーだけあって全体の作りこみが叮嚀であることは言うに及ばず、題材となっている60-70年代のファッションが芸術として魅力的に映った。ところどころ耳馴染みのある往年の名曲が聞こえ、それもまた当時の雰囲気を表していてよい。

で、本作は『101ぴきわんちゃん』の悪役であるところのクルエラの生い

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夏がポケモンだったころ

夏がポケモンだったころ

そんなにゲームをやらずに育ってきた僕だが、ポケモンは小学校の間、そこそこ熱中してやっていたように思う。

といっても、最初に買ってもらった緑のあと、黄、金、ルビーとやって、ほぼそれきりである。(大学の時に思い立ってブラックを中古で買ってみたが、たしか最後まではやらなかったはず)

アニメはもうちょっと長く見ていたけれども、ダイパ編の最後まで見終えた記憶はない。それとて食卓で付けていたテレビで漫然と

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暗躍する赤ちゃんを観た

暗躍する赤ちゃんを観た

アマゾンプライムで映画を観た。

予告をCMで見てからずっと気になっていながら、映画館へ足を運ばず、今日までタイミングがなくて視聴していなかった作品。

ドリームワークスの『ボス・ベイビー(The Boss Baby)』だ。

そういえば、テレビで予告を見たとき、「これ面白そう」と弟に言ったら「ペリーみたいなの好きだね」と言われ、なるほどそうかもしれないと思ったのだった。

ここで言うペリーは『フ

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ディズニーとアカペラ

ディズニーとアカペラ

ディズニーが実写映画『クルエラ』を作っている(た)のを聞いて、これはぜひ観ておきたいなぁと思った。

僕でも知っているくらいだから市井の方々はもっとよくご存じなのだろうが、本作の主人公となっているクルエラは『101匹わんちゃん』の悪役として有名な、いわゆるディズニー・ヴィランズのひとりである。

といって、僕が最後に『101匹わんちゃん』を観たのは20年以上前のことなので、ストーリーのほとんどは忘

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記憶の奥底にあったイギリス

記憶の奥底にあったイギリス

年が明けてから1週間丸々働いた週が無かったので、今週とても長く感じてます。。

あ、今月は何だかんだで結局1回も出社しないで済みそうです。電車に乗るの少し不安だからありがたい。とはいえ、来月はお当番月なので週に1回くらい出社することになりそう。再三書いてしまっているけれど、本当に週に2回のスーパーと家の行き来しかしていないから久々のもはや遠出とも言える出社にあまり気乗りしていない。。外出るの不安だ

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年明け2週間のあれこれ

年明け2週間のあれこれ

緊急事態宣言が出ても感染者数は大して減らないし、陽性率も高くなってきているし、何ともかんともという気持ち。まだ検査を断られるケースもあるようで、そうなってくると市中感染は免れないよなぁなんて。

1月に入ってから元日の天皇杯に行って以来、感染しているわけではないけれど自主隔離生活を送っている。外に出るのは週に2回くらいで、自転車で3分くらいにあるスーパーとの往復のみ。外食は完全にやめた。

今月出

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ゾウが空を飛ぶ

ゾウが空を飛ぶ

これまであまりディズニーと関わらずに生きてきたような気がするのだが、よくよく思い返してみると幼少の折はいわゆる古典的名作をよく観ていたらしい。

ところで、以下のクリップをご覧いただきたい。僕の好きなバーバーショップカルテットのひとつ、Vocal Spectrumによるアラジンメドレーである。(曲は0:50から)

Vocal Spectrumは国際大会で優勝経験のあるカルテットで、学生時代からこ

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