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雑文集

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固定観念に囚われないように書いていきます。
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2021年5月の記事一覧

大学受験当日の英語の試験でビートルズに救われた話

大学受験当日の英語の試験でビートルズに救われた話

 タイトルの通り、比喩でも何でもなく大学受験において、僕は文字通りビートルズに救われた。

 彼らのおかげで受験に合格できた、といっても決して過言ではないくらい、この出来事は僕の人生における重要なターニングポイントだったと思う。

 受験当日。
最後の試験科目は英語だ。

 過去問でも最高で7割の得点しか取ったことのないほど、僕の苦手科目。

 洋楽は普段からよく聴くんだけど、語学に関してはどうし

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無人島に一つだけ持っていくとするならという質問に対する疑問

無人島に一つだけ持っていくとするならという質問に対する疑問

 『無人島に一つだけ持っていくとするなら、あなたは何を持っていきますか?』

 誰もが一度はされたであろう有名な質問だ。

 だがこの質問には、回答をするにあたって、あまりにも多くの問題点がある。
だから僕は、これからこの問いに対する現実的な批判を試みたいと思う。

 まず、質問自体がアバウト過ぎる。
具体的な条件が何一つ明記されていないのだ。

 どういう経緯で無人島に行くことになったのか?

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博物館で初めて本物のミイラを見た話

博物館で初めて本物のミイラを見た話

 先月の最終日、博物館で開催されているミイラ展に行ってきた。

 何でも、世界中から42体のミイラが地元の博物館に集まるらしいということは、前々から告知で知っていた。

 通っている大学から自転車で数分の距離だし、良い機会だと思い、本物のミイラを実際に見に行くことにしたのだ。

 そもそも僕は、先月に投稿した『桜の夜風』という短編小説で、主人公とその友達が地元の博物館のミイラ展に行く約束をするとい

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グレート・ギャツビーを読む前と読んだ後では何かが変わったのか?

グレート・ギャツビーを読む前と読んだ後では何かが変わったのか?

 結論から言おう。何も変わらなかった。

 アメリカ文学の最高傑作と謳われている本作だが、僕にはその内容から、今一つ心に刺さる要素を掴み取ることができなかった。

 だから自分の創作活動において、この作品に、何かしらの影響を受けているということもおそらく無いと言えるだろう。

 この『グレート・ギャツビー』を昨年、書店で購入したのも、新潮文庫のキャンペーンの対象に本作がなっており、その購入特典のう

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誰かの言ったことなんて

誰かの言ったことなんて

 誰かの言ったことなんて、たかが知れてる。

 これは、イギリスのバンド、Oasisの『Some Might Say』という楽曲の中のある一節を、僕が自分なりに意訳した言葉だ。

 『Some Might Say』では、「You know what some might say」という歌詞を、ボーカルのリアム・ギャラガーがラストで何度も繰り返し歌っている。

 僕は個人的に、この曲がOasisの中

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