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グレート・ギャツビーを読む前と読んだ後では何かが変わったのか?
結論から言おう。何も変わらなかった。
アメリカ文学の最高傑作と謳われている本作だが、僕にはその内容から、今一つ心に刺さる要素を掴み取ることができなかった。
だから自分の創作活動において、この作品に、何かしらの影響を受けているということもおそらく無いと言えるだろう。
この『グレート・ギャツビー』を昨年、書店で購入したのも、新潮文庫のキャンペーンの対象に本作がなっており、その購入特典のうちわ型の栞が欲しかったからという理由に過ぎない。
それでも、100冊ある対象本から敢えて本作を選んだのは、やはりその圧倒的な社会的評価を知っていたからだ。
(このスタイリッシュな表紙に惹かれたからという理由もある)
そしてこの作品を読めば、これまで体験したことのないような世界観に入り込むことができると、心のどこかで密かに期待をしていたのかもしれない。
しかし先述の通り、僕はこの作品を読んで、特に感銘も影響(今のところはだが)も受けることはなかった。
やはり自分の性格上、どうしても文学というジャンルには向かず、読んでいる最中に心が躍るような経験も殆ど無いみたいだ。
だが、僕は結局のところ、この作品を読んで良かったと思っている。
こういった世界的に有名な作品は、それを読むこと自体に価値があると思っているし、もしかしたら、キャラクター(特にギャツビー)の心の機微や心情の変化を理解することに、人間の本質を捉える重要なヒントが隠されているのかもしれない。
そうだ。
『グレート・ギャツビー』を読むことは時間の無駄なんかではなく、寧ろグレートなことだったのだ。
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