あしたのことも思い出せないね 洗面台の上で嗚咽しながら泣いた 流れ落ちるマスカラの黒い繊維だけが わたしを慰めてくれる気がした 消えたくてどうしようもなくて それ…
なにもつらいことはないはずなのにね わたしはやく死んでいたい だれもたすけなくていいよ だれも愛さなくていいよ わたしはもう大丈夫だよ この世界がぜんぶ わたしのこ…
屋上 サンダル きみ 揺れるサンダル散る水のうえに花落ちて …
しあわせ、もうなんにもいらない あしたが来なくたっていい、 その方がいい気もした 17で死ぬって12の頃から思ってきたね 素敵な写真も撮ってもらった、 今月頭からほぼ寝…
くるしい 身体がわるいのか こころがわるいのかわからない わたしはなんにもできない生き物だし なんにもない人間だし なにか必死になって遺そうとして 必死で絵を描いた…
そろそろ限界かもしれない。 たった1時間さえも椅子で座れなくなった。 よく視界がブラックアウトするようになった。外に出たら頻繁にしゃがみこむようになった。 意識が飛…
意味ないよ、きみがそこにいてわたしのことを見つけてくれることになんて、意味は無い。 わたしはひとりで泣きながら、ひとりで大泣きしながら、ずっとこれからについて考…
『戻らなくていいんだよ』って言われた。 つらくなかったころに戻りたい、 こわくなかったころに戻りたい、 そうなったのが大人になったからだって わかっているから。 …
わたしが持ってたふつうのきもちを あのとき、失くしてしまったから、 わたしはいつまでも前に進めない いつまでもわたしの過去はわたしのものだと、 わかっていたはずなの…
雨は大丈夫、わたしを隠してくれるから きっとわたしのいやなところとか、 汚い気持ちとか、 ぜんぶ無かったことになるように、 計らってくれる。 雨は大丈夫、きみを忘れ…
好きだったんだよずっと、ずっと、でもそう言ったらわたしがかわいそうでならないから。だからずっと、口に出せないままだったんだ。 きみに見てほしかっただけだった、か…
「かわいくなった」って、言われるたび かなしくなるだけの水槽。 わたしのことをすきでもなんでもないくせして きみはわたしを本に綴じることもしないくせして。 きみは…
死んだかな、わたしの言葉は死んだ。 わたしは誰にも手のつけられないような、 神聖な文章を書くことができない神様だから。 簡単に校閲されるようじゃ、 簡単に手を加えら…
うるさいうるさいうるさいみんな静かにしてお願いわたしのことをみんな放っておいてお願いわたしがなんで死ななきゃいけないの、わたしにだけなぜ存在価値がないの、だれも…
つよくなったんだな、と思った、 きみがいなくても生きていけるし、 陰口を言われても生きていけるし、 飄々としながら死にたいと、ちゃんと、言えるし。 死ぬことに対し…
手を握った 空虚と共に 逸脱したわたしの意識とは裏腹に進んでいく 時間、強制的に流れていく、 わたしは目を開けてみる 白く流れる光 わたしは耳を澄ましてみる、 …
月乃
2022年9月2日 21:26
あしたのことも思い出せないね 洗面台の上で嗚咽しながら泣いた流れ落ちるマスカラの黒い繊維だけがわたしを慰めてくれる気がした消えたくてどうしようもなくてそれを文字にしてあしたわたしが死んだらあれはわたしのことを知ってくれたひと全員に読んでもらおうって決めててそう、あれは遺稿なのみんなわたしが死なないことをめいわくに思ってるそういう匂いがする アセトンとマンダリンとクリー
2022年8月28日 19:46
なにもつらいことはないはずなのにねわたしはやく死んでいたいだれもたすけなくていいよだれも愛さなくていいよわたしはもう大丈夫だよこの世界がぜんぶわたしのことをきらいみたいもう生きていたくないしなんにも能がないしあーあなんで学校から飛び降りなかったんだろ悔しい、いま飛び降りられそうなところなんて近くにない家の屋根に登って落ちたりしてみたけどそんなので死ねたら苦労しないよね
2022年8月23日 20:32
屋上 サンダル きみ揺れるサンダル散る水のうえに花落ちて 抱き上げる手の真白さよメルティダスト 舞う月 林檎雨食めばのびた髪の奥揺れるピアス もうあの頃とはちがうと言いたげ家飛
2022年8月19日 21:16
しあわせ、もうなんにもいらないあしたが来なくたっていい、その方がいい気もした17で死ぬって12の頃から思ってきたね素敵な写真も撮ってもらった、今月頭からほぼ寝たきりでなんとかその日だけ頑張って親に送り迎えもしてもらってしまって、それでも何とか撮影できてもういいんだ。これで満足なんだ。だれにも愛されなくたって、だれにも覚えてもらえなくたって、わたしはいろんなひとを傷つけてき
2022年8月18日 13:56
くるしい 身体がわるいのかこころがわるいのかわからないわたしはなんにもできない生き物だしなんにもない人間だしなにか必死になって遺そうとして必死で絵を描いた、必死で写真を撮った必死で笑った、必死で外へ出た必死で人と話した、必死で歩いた必死で音楽をつくった、必死に文字を書いた。しにたいなんてだれにも言えなくてくるしいなんてだれにも言えなくて泣かせるのがこわくて傷つけるのが
2022年8月17日 21:29
そろそろ限界かもしれない。たった1時間さえも椅子で座れなくなった。よく視界がブラックアウトするようになった。外に出たら頻繁にしゃがみこむようになった。意識が飛ぶようになった。右手右足に力が入らなくなった。手が震えることが続くようになった。視界に黒いものがずっとあるようになった。横になっているだけで息切れがするようになった。話すだけで頻脈で苦しくなるようになった。もう死ぬのならしに
2022年7月29日 11:51
意味ないよ、きみがそこにいてわたしのことを見つけてくれることになんて、意味は無い。わたしはひとりで泣きながら、ひとりで大泣きしながら、ずっとこれからについて考えていた、剃刀の安全ガードをなんとなく外して、腕を出してスっと手を引いた。そんなもので誰もわたしのことを愛してくれないし、血を見ても別に誰も、わたしの髪を撫でてはくれなかった。さみしいわけでもないの、ひとりになりたい。静かに静かに振る
2022年7月26日 08:41
『戻らなくていいんだよ』って言われた。つらくなかったころに戻りたい、こわくなかったころに戻りたい、そうなったのが大人になったからだってわかっているから。成長していくことを受け入れられない、わたしのきらいなところを大事にしてくれる人を大切にする方法がわからない、大人になったらわたしをすきなひとをすきにならなくちゃいけない信じられるものを信じるだけじゃわたしは生きていけ
2022年7月21日 21:12
わたしが持ってたふつうのきもちをあのとき、失くしてしまったから、わたしはいつまでも前に進めないいつまでもわたしの過去はわたしのものだと、わかっていたはずなのに、わかっているはずなのに、どうしても受け入れられないの学校に行けなかったこと、学校を辞めたこと、ともだちのしあわせそうにみえる顔をぐちゃぐちゃにしたいきもちになったこと、きみの弾くピアノの傍で泣いたこと、ぜんぶ、わた
2022年7月19日 09:08
雨は大丈夫、わたしを隠してくれるからきっとわたしのいやなところとか、汚い気持ちとか、ぜんぶ無かったことになるように、計らってくれる。雨は大丈夫、きみを忘れていられるから君の知らないような世界のこわさを、わたしは知っているこわさを、愛していれば大丈夫になるよ、もうすぐに。すぐに消えてしまう、霧だとしても、幻なんてそもそも、なかったんだこの世に。雨が大丈夫にしてくれる、
2022年7月18日 07:22
好きだったんだよずっと、ずっと、でもそう言ったらわたしがかわいそうでならないから。だからずっと、口に出せないままだったんだ。きみに見てほしかっただけだった、かわいくなったことも、汚くなったことも、酷い人間になったことも、ぜんぶきみに見せつけるためのものだった。きみのせいにしたかっただけだった。もう会えないかな、もう、二度と、会えないままかな、もう忘れたかな、だめだなぁ、わたしはなにか勘違い
2022年7月17日 08:33
「かわいくなった」って、言われるたびかなしくなるだけの水槽。わたしのことをすきでもなんでもないくせしてきみはわたしを本に綴じることもしないくせして。きみは勝ったつもりなの。わたしのことを散々にした過去に勝ったつもりなの。媚びを売らないで頂戴、わたしはもう毅然として動かないから。絶対死なない。きみのせいで死ぬなんて、ダサいから。わかってなんて言わない。言う必要も無い。
2022年7月16日 11:16
死んだかな、わたしの言葉は死んだ。わたしは誰にも手のつけられないような、神聖な文章を書くことができない神様だから。簡単に校閲されるようじゃ、簡単に手を加えられるようじゃ、ほんとうの神様をつくれない。きみは、しんだ。わたしは、ただ、肉体として、それ以上でもそれ以下でもない血液の塊として、生を掴み取った。それが生きていることだと、きみは言った。きみはそう言った時、死んだんだ
2022年7月15日 10:44
うるさいうるさいうるさいみんな静かにしてお願いわたしのことをみんな放っておいてお願いわたしがなんで死ななきゃいけないの、わたしにだけなぜ存在価値がないの、だれもがわたしのことを無視して通りすぎた、死んでしまえばいいわたしもみんなもぜんぶ、汚い感情とその存在をぜんぶ消してしまえばいい、うるさい、みんなしあわせそうな顔をして、馬鹿じゃないの、わたしは馬鹿じゃない、わたしは、馬鹿じゃない馬鹿じゃない馬鹿
2022年7月14日 09:10
つよくなったんだな、と思った、きみがいなくても生きていけるし、陰口を言われても生きていけるし、飄々としながら死にたいと、ちゃんと、言えるし。死ぬことに対して、マイナスなイメージはひとつもわたしのなかにはなくて、いつでもわたしは人生において、その手段を選べるという安心感を抱えていたし、それがあるから生きていけたと言っても過言ではなかった。わたしの孤独が、きみの死んだ川のせせ
2022年7月13日 07:00
手を握った 空虚と共に逸脱したわたしの意識とは裏腹に進んでいく時間、強制的に流れていく、わたしは目を開けてみる白く流れる光わたしは耳を澄ましてみる、血の流れる音がしている。わたしがスマホを充電すると、充電している音がきこえる、点滴をすると、点滴の味がしてくる、過敏すぎる知覚と、瞳孔哀しさは何処へでも行けて、いいね。わたしの脚はもう死んだ だからわたしは絵を描