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せせらぎ

つよくなったんだな、と思った、
きみがいなくても生きていけるし、
陰口を言われても生きていけるし、
飄々としながら死にたいと、ちゃんと、言えるし。

死ぬことに対して、マイナスなイメージは
ひとつもわたしのなかにはなくて、
いつでもわたしは人生において、
その手段を選べるという安心感を抱えていたし、
それがあるから生きていけたと
言っても過言ではなかった。

わたしの孤独が、
きみの死んだ川のせせらぎを、
ぜんぶ絡めとってくれる、ぜんぶ許してくれる
明日はもういらないから、
きみのいた街を返して。

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