見出し画像

静音

手を握った   空虚と共に
逸脱したわたしの意識とは裏腹に進んでいく
時間、強制的に流れていく、
わたしは目を開けてみる
白く流れる光
わたしは耳を澄ましてみる、

血の流れる音がしている。


わたしがスマホを充電すると、
充電している音がきこえる、
点滴をすると、
点滴の味がしてくる、

過敏すぎる知覚と、瞳孔
哀しさは何処へでも行けて、いいね。
わたしの脚はもう死んだ

 だからわたしは絵を描いている

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?