#映画
恋愛の顔をした暴力の恐ろしさ:『ジェニーの記憶』
重い作品。でも、観てよかった。観ないといけないと思った。間接的だけど性暴力描写がある作品の話になるので、フラッシュバックの恐れがある方は注意してください。
(あらすじ)
40代のドキュメンタリー映像作家・ジェニファー(愛称:ジェニー)は、仕事も順調で恋人とも結婚の準備を進めており、充実した日々を送っている。
しかしある日、実家の母親から慌てた様子で電話がかかってくる。あなたが少女時代に書いた
『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』のぶつ切りの感想
職場の大変文化的な先輩(たまたま一緒になった外部イベントの帰りの電車で、ガルシア・マルケスの話をして親しくなった←※ただし私がまともに読んだ作品は少ない)が「いいらしい」と仰っていたので、観た。
正直に話すと、
60%くらい寝ていた。
最近はっきりと自覚したが、私はドキュメンタリーを映画館で観るのに向いていない。どんなに興味深いテーマでも、絶対に寝る。
(ただでさえ集中力がないのに、3時間
レビューというにはあまりに断片的な『ウィーアーリトルゾンビーズ』鑑賞メモ
恋人も漫画を描く人なので、恋人と映画を観た後感想を話し合うと非常に考えが深まる。話し合ったことやその後考えたことのメモ。ネタバレがあると思うので、それが気になる方は注意されたし。
・一言で言うと、「好きなところもあるけど惜しい感じ」。
最初に好きなところを書いておく。
◇独特のふわふわした感じ、これは完全に監督の武器だなと思う。「彼らが住んでるのは現実世界に見えるんだけどファンタジーだよ」、
「障害のことを忘れてしまった」というポーズについて:ナイトクルージング
昨日、恋人と映画『ナイトクルージング』を観に行った。宇多丸さんのラジオ「アフター6ジャンクション」で勧められていて、気になっていた映画だ。
生まれつき全盲の加藤秀幸さんがSF映画を製作する様子を、加藤さんの友人で映像ディレクターの佐々木誠さんがドキュメンタリーとして記録したのがこの映画。昨日はたまたま舞台挨拶も聞くことができてそこで知ったのだけど、佐々木さんに「視覚障害者が出てくる面白い映画を
もしも孤独を失くしたら:ボヘミアン・ラプソディ
母の月命日には花を買おうと思っていたのに、あっという間にやめてしまった。
罪滅ぼし、といってはなんだが、今日は『ボヘミアン・ラプソディ』を観に行ったのだった。
昔から真面目だった母は、意外なことに学生時代、ロックが好きだった。
彼女が中学だか高校のときに友達と回し合っていたノートを見せてもらったことがある。
「お母さん、KISSとQUEENの違いがわからないんだよ!」
そうノートに書いてい