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#エッセイ

今年の冬はチャイマスターになる

今年の冬はチャイマスターになる

友人宅で振る舞われたコーヒーに感動して「わたしも豆からコーヒーを淹れられるようになりたい!」と思い、色んなコーヒーグッズをみては購入検討していた10月ごろ。

しかし、調べているうちにコーヒーの淹れ方にも様々な方法があって、道具もそれぞれにあるということが分かってきた。選択肢を増やしてしまったわたしは選ぶことが面倒になり、一旦放置。

そうこうしているうちに、「秋どこいった?」というスピードで冷え

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「世界一荘厳なピンク」に恋をして

「世界一荘厳なピンク」に恋をして

「メキシカンピンク」と呼ばれる色がある。スペイン語で、Rosa mexicano(ロサ・メヒカノ)。

当たる光の加減によって、時に可憐な少女のように、また時に妖艶な女性のように見えるこのピンクに、わたしは少しばかり思い入れがある。



夫に転勤辞令が出たのは、2019年の春だった。

臨月だったわたしは日本に残り、娘を生んだ。乳児が打つ予防接種は、約5ヶ月で一区切りを迎える。そのタイミングで

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パンダとback numberはズルい

パンダとback numberはズルい

パンダとback number。どちらも若い女性から支持されていて、一方は可愛いと言われ、一方はカッコいいと持て囃されています。

ただ、俺はこのふたつだけはズルいと思うんですよ。

このふたつだけは、苦言を呈したくなってしまうんですわ。

別に他のものに対しては、何の異論もありません。星野源はオシャレですし、3代目はカッコいいし、錦鯉のまさのりさんは奥歯ないですし、みんな納得の理由を持ち合わせて

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温室育ちのニートが人妻に恋をするというスキャンダルを小説化。夏目漱石の「それから」に見る仕事論

温室育ちのニートが人妻に恋をするというスキャンダルを小説化。夏目漱石の「それから」に見る仕事論

偉大なる夏目漱石の作品の一つ「それから」。
これは1909年、今から100年以上も前に書かれた小説だ。

あらすじを簡単に説明すると、あるニートが人妻に恋をする。というなんとも図々しい主人公がおりなすラブストーリー。

ただ、こちらの禁断の愛はさておき、俺が印象的だと感じたのは主人公のニートとしての「姿勢」と仕事に対する「思想」だ。

なかでも印象的なシーンは、「仕事」に対する思想を旧友と議論する

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質問には簡潔に答えよう

質問には簡潔に答えよう

質問の回答がやたら長い奴がいる。

質問はシンプルなのに、その回答が真っ先に来ない。
グダグダと前置きを並べ、挙句の果てにそもそもの質問に答えないという結末すらある。

質問者の意図を汲んで、的確な回答をスムーズに返せる人の印象はすこぶる良い。

ビジネスシーンを想像して欲しい。

セールス担当者、問い合わせセンターの窓口、はたまた打ち合わせ相手。
こちらが質問した際に、簡潔明瞭な返答がくると「こ

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