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「そして、バトンは渡された」の納得できないところ
瀬尾まいこさんの本は一度も読んだことがなく、ミーハー的に話題の映画が観たくなって読んだら、サクサク1日で読めるほど、物語が面白く展開していく。
(ここからネタバレ入ります)
サクサク読める理由の一つが、会話のテンポの良さ。特に森宮さんと優子の会話。森宮さんのすっとぼけ具合が茶番劇のように快活で、日常の出来事がほのぼの、ほっこりする。森宮さんが、毎日作るあったかい料理も元気が出て好き。学校であっ
東山魁夷「風景は心の鏡」
東山魁夷の作品が好き。
自然へと回帰するようなやさしい気持ちになるのが、私にとっての東山魁夷。
そして、彼が書く文章も好き。文体すら芸術性がある。
例えば、『日本の美を求めて』という魁夷の本では、「風景は人間の心の祈り、そして心の鏡」と述べて、自然との調和を訴えています。
風景は、いわば人間の心の祈りである。(…)庭はその家に住む人の心を最も良く表すものであり、山林にも田園にもそこに住む人
孤独に襲われ夜は、横尾忠則・穂村弘の「えほん・どうぶつ図鑑」を切り取って.
どこへ行っても自分の居場所を探しているような。きっとどこかで「誰か」が私を待っている気がして。それでも目が覚めると変わらない朝。
どうも。初っ端からポエマー気取りましたが、好きな人も恋人もいない時、途方もなくどうしようもない気持ちになる時はありませんか。わたしにはあります!
そんな気持ちに寄り添ってくれたのが、なんと横尾忠則のえほん!
絵:横尾忠則 文(詩):穂村弘の『えほん・どうぶつ図鑑』
電車と船を乗り継いで島に帰る。街灯が灯り、夜が始まるというのに、真っ暗な世界に帰るので、いつも切ない。たまたま、久石譲のMerry-Go-Land(ハウルの動く城のオープニング)を選曲したら、世界が変わった。車窓からの景色が明るく、気持ちも明るく。船からの眺めもジブリの舞台。