鄭泰玉(CHONG TEOGI / チョン テオギ)

NineCraft / CEO / BrandMarketing Consultant

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固定された記事

なぜブランド価値の最大化を支援するナインクラフトを起業したのか?

この度、新しく株式会社NineCraft(ナインクラフト)を立ち上げました。 ナインクラフトは共感と共創をクラフトし、ブランド価値の最大化を支援するコンサルティング会社…

ブランドにおいて「意志による主観性」と「数字による客観性」は、どちらが大事なのか?

私は、NineCraftという会社を運営している鄭泰玉(ちょんておぎ)と申します。 NineCraftは、「100年続くブランドを育てるチームに伴走する」をテーマに探求しており、短…

クリエイターと共創する上でブランドが備えておくべきマインドとは?

ブランド認知を拡大のために、今やSNSの存在は欠かすことのできないものとなっています。 特に多くのフォロワーに支持されているクリエイター(インフルエンサー)は、認…

便益を超えた関係性を築く

今回の記事では、NineCraftの価値観である「便益を超えた関係性を築く」について説明をしていきます。 「便益だけの関係性」とは何か? ビジネスにおいて、「便益」は非…

必ずしも自分たちがアイデアを出して目立つ必要はない

NineCraftはプロジェクトに臨む上で、チームメンバーに大切にしてほしい価値観をいくつか定義しています。 今回はそのうちの一つである「必ずしも自分たちがアイデアを出…

2023年の振り返り

2023年はNineCraftを創業した年になりました。 簡単にではありますが、1年間をざっくり振り返りたいと思います。 創業前からCOOの相川と何度も会ってディスカッション …

「判断をする」という行為は本当にあなたの人生にとってより良い選択なのか?

「判断する」という行為は、仕事をする上でとても重要な意味を持ちます。 特に組織やチームで重要なポジションにいる人ほど、その行為は、ほとんど仕事そのものだと言って…

明確な「価値観」を発信しているブランドの事例

価値観とは、「ある物事に対する個人的主張」のことです。 正解が定義されていない事柄に対して、「自分はこうあるべきだと思う」という明確なスタンスを示すことでもあり…

「ブランドプロミス」を掲げる企業の事例

ブランドプロミスとは、ブランドが顧客に対して宣言する「約束」のことです。 今回の記事では、ブランドプロミスを宣言している事例をお伝えします。 グリーンスプーング…

ナインクラフトのパーパスはなぜ、「クラフトする喜びを生み出し続ける」なのか?

今回の記事では、私たちナインクラフトがパーパスとして掲げている「クラフトする喜びを生み出し続ける」について解説をしていきます。 私たちはなぜ、「クラフトする喜び…

ブランディングのための広告とは何か?

NineCraftで新しく立ち上げたメディア「NineCraft Knowledge」に記事を引っ越ししました! https://ninecraft.jp/knowledge/whatisadvertisingforbranding

広告代理店と「数字だけの関係」になってしまった結果、起きてしまう悲しい出来事

ブランドが理想とする表現をあらゆる顧客接点で統一して伝えていくためには、細部に渡る細かなこだわりが必要不可欠です。 それを成功させるためにどうすれば良いのか? …

もし、マーケティングに携わる人の中で「妥協=諦め」と思っている人がいたら読んでほしいメッセージ

「妥協」と聞くと、何だか「諦める」「手を抜く」というような印象を抱いてしまいがちです。 でも、実は上手い妥協案を考えることができる人は戦略的でクリエイティブ能力…

「ブランド価値」を伝えるためにクリエイティブが大事である理由

NineCraftで新しく立ち上げたメディア「NineCraft Knowledge」に記事を引っ越ししました! https://ninecraft.jp/knowledge/whycreativityisimportanttoconveybrandvalue

ブランドが開発すべき「機能的便益」と「情緒的便益」とは?

NineCraftで新しく立ち上げたメディア「NineCraft Knowledge」に記事を引っ越ししました! https://ninecraft.jp/knowledge/functionalbenefitsandemotionalbenefits

「ブランド価値」とは何か?

NineCraftで新しく立ち上げたメディア「NineCraft Knowledge」に記事を引っ越ししました! https://ninecraft.jp/knowledge/functionalbenefitsandemotionalbenefits

なぜブランド価値の最大化を支援するナインクラフトを起業したのか?

なぜブランド価値の最大化を支援するナインクラフトを起業したのか?

この度、新しく株式会社NineCraft(ナインクラフト)を立ち上げました。

ナインクラフトは共感と共創をクラフトし、ブランド価値の最大化を支援するコンサルティング会社です。

「パーパスベースドインスタグラム」など、マーケティングにおける独自の考え方を提唱しています。

今回の記事ではどんな思いで起業し、どんな事業をしたいと思っているかについてお話ができればと思います。

私たちがクライアント

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ブランドにおいて「意志による主観性」と「数字による客観性」は、どちらが大事なのか?

ブランドにおいて「意志による主観性」と「数字による客観性」は、どちらが大事なのか?

私は、NineCraftという会社を運営している鄭泰玉(ちょんておぎ)と申します。

NineCraftは、「100年続くブランドを育てるチームに伴走する」をテーマに探求しており、短期の売り上げと長期の関係性構築を実現させるためのメソッドを日々開発しています。

我々の専門領域は「売上を作り出すためのマーケティング」と「意志を中心としたチーム全員でのブランディング」です。

「どのように数字を作り

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クリエイターと共創する上でブランドが備えておくべきマインドとは?

クリエイターと共創する上でブランドが備えておくべきマインドとは?

ブランド認知を拡大のために、今やSNSの存在は欠かすことのできないものとなっています。

特に多くのフォロワーに支持されているクリエイター(インフルエンサー)は、認知や売上において多大な影響をもたらします。

少なくないブランドがもうこの事実には気が付いていて、クリエイターをPRに活用するため日々試行錯誤しています。

しかしながら、鼻息荒く短期利益ばかりを追いかけるブランドは、近年、次々にしっぺ

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便益を超えた関係性を築く

便益を超えた関係性を築く

今回の記事では、NineCraftの価値観である「便益を超えた関係性を築く」について説明をしていきます。

「便益だけの関係性」とは何か?

ビジネスにおいて、「便益」は非常に大切な概念です。

ニーズのあるお客様に便益の期待を作り、取引を生み出す。

これは、およそすべての「ビジネス」に共通する基本的な考え方です。

時代と共に何が便益であるかの定義は変わっていくものの、「便益」がビジネスの中心

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必ずしも自分たちがアイデアを出して目立つ必要はない

必ずしも自分たちがアイデアを出して目立つ必要はない

NineCraftはプロジェクトに臨む上で、チームメンバーに大切にしてほしい価値観をいくつか定義しています。

今回はそのうちの一つである「必ずしも自分たちがアイデアを出して目立つ必要はない」という価値観について話をします。

NineCraftの仕事は、アイデアを出すことではなく、補助線を引くことでアイデアの導き手になることである。

「クラフトの補助線を引く」
これはNineCraftの役割と

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2023年の振り返り

2023年の振り返り

2023年はNineCraftを創業した年になりました。

簡単にではありますが、1年間をざっくり振り返りたいと思います。

創業前からCOOの相川と何度も会ってディスカッション

共同創業者の相川とは会社を立ち上げる前から、頻繁に会ってディスカッションをしていました。

お互いの自宅に行き来したり、大塚駅の近くの古いマンションの会議室を借りたりと、様々な場所で多くのことを話し合いました。

どの

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「判断をする」という行為は本当にあなたの人生にとってより良い選択なのか?

「判断をする」という行為は本当にあなたの人生にとってより良い選択なのか?

「判断する」という行為は、仕事をする上でとても重要な意味を持ちます。

特に組織やチームで重要なポジションにいる人ほど、その行為は、ほとんど仕事そのものだと言っても過言ではありません。

良い判断は組織やチームをより良い方向へと導いてくれる指針となり、悪い判断は組織やチームを谷底へと誘う悪の囁きになってしまいます。

それだけ判断の影響力は大きく、判断を責務とする人のプレッシャーは軽いものではあり

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明確な「価値観」を発信しているブランドの事例

明確な「価値観」を発信しているブランドの事例

価値観とは、「ある物事に対する個人的主張」のことです。

正解が定義されていない事柄に対して、「自分はこうあるべきだと思う」という明確なスタンスを示すことでもあります。

本来、価値観は意志ある人格にしか存在しないものです。

しかしながら、近年、SNSの対等によりブランドにも「人格」が求められるようになりました。

リスクを恐れて人格を消す企業もあれば中、「自分はこうあるべきだと思う」という価値

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「ブランドプロミス」を掲げる企業の事例

「ブランドプロミス」を掲げる企業の事例

ブランドプロミスとは、ブランドが顧客に対して宣言する「約束」のことです。

今回の記事では、ブランドプロミスを宣言している事例をお伝えします。

グリーンスプーングリーンスプーンは、野菜がたくさん摂れる、ヘルシーミールの宅配サービスを手がける会社です。

ブランドプロミスを丁寧に伝えるためのに「食品づくりの約束」というページまで作っています。

ぜひご覧ください。

このページでは、以下の3つの約

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ナインクラフトのパーパスはなぜ、「クラフトする喜びを生み出し続ける」なのか?

ナインクラフトのパーパスはなぜ、「クラフトする喜びを生み出し続ける」なのか?

今回の記事では、私たちナインクラフトがパーパスとして掲げている「クラフトする喜びを生み出し続ける」について解説をしていきます。

私たちはなぜ、「クラフトする喜びを生み出し続ける」をパーパスとして掲げているのか?

このパーパスは私たちの存在意義そのものであり、ナインクラフトのコアを形成している大切な価値観です。

ナインクラフトにおける「クラフト」の定義は何か?「クラフト」と聞くと、皆さんはどん

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広告代理店と「数字だけの関係」になってしまった結果、起きてしまう悲しい出来事

広告代理店と「数字だけの関係」になってしまった結果、起きてしまう悲しい出来事

ブランドが理想とする表現をあらゆる顧客接点で統一して伝えていくためには、細部に渡る細かなこだわりが必要不可欠です。

それを成功させるためにどうすれば良いのか?

ブランドオーナーが強いこだわりを持ってチームをリードすることは言わずもがな大切です。

しかしながら、長きに渡って上手くいくチームは、ブランドオーナーだけでなく仲間一人一人がブランドオーナーの想いに共感し、自らの意思で表現を紡いでいくこ

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もし、マーケティングに携わる人の中で「妥協=諦め」と思っている人がいたら読んでほしいメッセージ

もし、マーケティングに携わる人の中で「妥協=諦め」と思っている人がいたら読んでほしいメッセージ

「妥協」と聞くと、何だか「諦める」「手を抜く」というような印象を抱いてしまいがちです。

でも、実は上手い妥協案を考えることができる人は戦略的でクリエイティブ能力が高い。

私はそのように感じています。

妥協を「諦め」と捉える人が勘違いしてしまっていることチームで仕事をする上で「妥協案を探る」という場面は少なくありません。

例えば、「できれば芸能人を採用したテレビCMをやりたいけど、予算がない

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