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クリエイターと共創する上でブランドが備えておくべきマインドとは?

ブランド認知を拡大のために、今やSNSの存在は欠かすことのできないものとなっています。

特に多くのフォロワーに支持されているクリエイター(インフルエンサー)は、認知や売上において多大な影響をもたらします。

少なくないブランドがもうこの事実には気が付いていて、クリエイターをPRに活用するため日々試行錯誤しています。

しかしながら、鼻息荒く短期利益ばかりを追いかけるブランドは、近年、次々にしっぺ返しにあっています。

クリエイターを売上の手段と捉え、便益だけの関係性しか築けないブランドは、クリエイターを「仲間」にすることができないからです。

仲間というのは、嬉しい時には共に喜んでくれ、落ち込んでいる時には励ましてくれます。

そして、こちらが頑張りたい時に応援もしてくれる頼もしい存在です。

今の時代、そのような仲間の声援はSNSを通じて拡散され、新たな認知やニーズを作り出してくれます。

「本物の仲間」というのはお金では買うことはできない。

この事実はおおよそ全ての人にとって、新しい発見にはならないでしょう。

だからもし、便益だけの関係性を結んでおきながら「なぜファンマーケティングが上手くいかないのかわからない」と叫んでいるのであれば、大きな勘違いをしていることを自覚しないといけません。

あなたがクリエイターにブランドの良さを広めて欲しいと思っているのであれば、「仲間」を増やす必要があるのです。

「売上が上がればどんなクリエイターでも良い」と考えて繋がったクリエイターは、「自分に利益が入れば、どんな口コミを書いたって良い」と思うようになります。

そのように生まれた真実でない口コミは、インターネット上に「不穏な膜(ベール)」を気づかないうちに広めていきます。

そのベールは一枚一枚は薄い膜にすぎませんが、時間かけてどんどん重なっていくことで、顧客との間に大きな壁をつくる原因となってしまいます。

私は、多くのブランドがそのような望まぬ「不穏なミルクレープ」を高く高く積み上げていく例をいくつも見てきました。

繰り返しになりますが、大事なのは便益を超えた関係性で繋がる「仲間」の存在です。

もしかしたら、「どうやって仲間を作れば良いのだ?」と頭を抱える方がいるかもしれません。

しかしながら、仲間作りに特別なことは必要ありません。

あなたがこれまで生きてきて、多くの仲間と巡り会えた時のことを思い出せば良いのです。

あなたはきっと、相手を自らの手段として扱うようなことはしなかったはずです。

あるいは今の仲間を自らの手段として扱うようなことはしていないはずです。

自らの利益を度外視した場所で、相手を想い、その言葉を口にする。

そのような「人としての当たり前」を中心地にすることができれば、あなたの望む未来は近づいてくるはず。

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