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社交不安障害の闘病生活のリアルを、赤裸々に。


今回のノートは

私の暗黒時代の一章ともいえる

社交不安障害の
“闘病生活”にフォーカスを当てて

お話しようと思います。


かなり壮絶で鬱々とした内容を
赤裸々に語ろうとしています…。

なので、気分を害する可能性のある方は

読むのをお控えくださいね!


ただ、今回のノートで私が伝えたいことは

社交不安障害などの

目に見えない精神疾患が

どれだけ人生を狂わすのかということ。

少しでも、

精神疾患の理解を広げたい。

そんな強い想いです。


私自身、大学生活中に

社交不安障害を患って

どんな思いで日々過ごしたのか。

どんな弊害があったのか。

意外なところで闘っていたり…。

そんな場面をリアルに伝えられたらな、と

思う所存です。


では、

私の闘病生活を
ノンフィクションでお送り致します。

どうぞ、お手柔らかに…。

精神疾患のオーバードーズの現実

さて、私が社交不安障害であることは

初回のノートでも綴った通りである。


簡単におさらいすると、

私が社交不安障害という診断を受けたキッカケは

学校の授業での、プレゼン中の過呼吸。

それから学校に行けなくなった。


心療内科に行くことになり

投薬治療がはじまった。

抗うつ薬と、抗不安薬を飲んで

毎日の不安を凌ぎながらの生活だった。


さぁ、ここまではただの表面上の
治療過程であるが

ここからは私の弱い部分を曝け出そう。


まず、私が

毎日の不安のあまり、
侵してしまった重大な過ちがある。

それは、「オーバードーズ」である。

オーバードーズとは、医師の決めた薬の量を守らず

規定量以上の薬を飲んでしまう行為だ。


この事により、抗不安薬を飲まないと不安で死ぬ…という強迫観念にとらわれ、

余計な不安が自分に襲いかかってきてしまった。

そしてまんまと悪循環に陥る。

余計な不安が押し寄せる度、
薬を簡単に、規定量以上に飲むようになってしまったのだ。

また、そうすると処方された分の薬が切れてしまうことは
想定できるだろう。

しかし、そんなことまで頭が回らないほどに不安で頭がおかしくなっていた私は

薬が足りない期間を過ごすことになる。

次の病院の予約までのあいだ、
薬を飲まない期間を2~3日続け、

その代わりに、不安を紛らわすために
お酒をめちゃくちゃ飲んだ。


これだけでもかなり末期状態である。 

しかし、ここで悪夢は留まらない。

「離脱症状」の悪夢。


ここで私に、それはとても恐ろしい、

オーバードーズによる弊害が私に襲いかかる。

それは、抗うつ薬の「離脱症状」である。


抗うつ薬の離脱症状とは、説明が難しいのだが…
なるべく簡単に言うと、

薬の成分(セロトニン)が外部から入ってくる状態を、自分の脳が覚える。

そして、学習した脳は、
薬の成分セロトニンが、外部から入ってくることを想定した上で働くので、
通常よりも少ない量のセロトニンを作るように働く。

つまり、薬がなくなった私の場合

脳に、不安やストレスを和らげてくれるセロトニンという物質が

圧倒的に不足し、

通常なら脳がせっせと
セロトニンを作り始めてくれるところを

私のオーバードーズした脳は、セロトニンを必要量つくりだしてくれないのである。


ここで、


「あぁ、詰んだ。」


となる。


さらに離脱症状の怖いところは
その症状である。

酷い吐き気が襲いかかってきて、
常に火照っている感覚に陥る。

また、世界がぐるんぐるん激しく回っているような酷いめまい、

圧倒的不安感、焦燥感に襲われ、
希死念慮に至る。

憂鬱さを加速させる悪夢も続き、休む間もなかった。

これが、5日間ほど続く。


まさに地獄絵図!!!


しかし、こうなったのは自分のせいである

と理解はできるため

自己嫌悪の塊になり
ほぼ鬱病と似通った症状が出始める。

「死にたい…」
「死んだ方がマシ…」

こんなことばかり考えてしまう。


本当に、今振り返ると情けない話なのだが

これほどに、精神病は
人を変えてしまうのである。


今までの努力が全て無駄になる、絶望感。


さて、私が社交不安障害を自覚したのは

大学3回生の冬である。


この時期はまさに

「これから就活だー!!!」

と、みんなが就活にせっせと取り組み始める時期である。


みんなが就活に打ち込み始める中、
私は社交不安障害と闘うのに必死だった。

本当に、就活どころではなかった。

案の定、就活は上手くいかないし

面接では社交不安障害の症状を見事に発揮し

過呼吸を起こした面接もあった。


本当に最悪だった。

落ち込まないわけがない。


ここで、ふと私の頭によぎるのは、
こんな事である。


「このままじゃ、ほんとに社会人になれない…。

必死こいてアホ高校から、某有名大学に入学したのに、これじゃ、
受験勉強頑張った意味ある…?

音楽業界で働きたい!って明確な目標を持って、受験頑張ったんやけどな…。」

「大学で音楽のことばっか研究して、狭き門な業界に入ることを夢見てたけど、
こんなんじゃ、、夢どころか、お先真っ暗すぎんか…?」

「今までの私の努力は一体……。」


自分が無力感でいっぱいになって

これ以上言葉も出なかった。


社交不安障害とかいう病気になって

闘病しながら就活に挑んだものの

そりゃうまくいく筈もなく

今までの人生、ぜーんぶ無駄になった。

本当にそんな感覚。


絶望、という言葉では表現しきれないほど

私は今まで生きてきた意味が分からなくなってしまった。



就活セミナーで、ある就活アドバイザーはこう言った。

「就活は、自分を見つめる良い機会であり、自分の将来を考える貴重な時間です。」



いや、

私にとっての就活は、

自分の中の違和感や異物感と闘う期間であり

心の病が足枷となり

自己嫌悪の塊のようなニンゲンに成り果てた。

生きている全ての時間が、最低最悪な時間だった。



ここで、オーバードーズを再び繰り返し

無限ループ悪循環が始まってしまうのだが…。


ザッとこんな感じです。

皆様に、伝わったでしょうか….。


いつも以上に拙い文章になってしまった気がしますが

それはきっと、私がどんな想いで

社交不安障害という荷物を背負ったか

リアルに伝えたかったからです。


このノートによって

少しでも社交不安障害についての理解が広まれば 

本当に、ただ、それだけです。


何処かで同じように
社交不安障害や精神疾患という
重い荷物を背負ってしまった方々に

少しでも勇気を与えられたら…

そんな願いもあります。


誰か、たった1人でも

誰かに届きますように…。


最後まで読んで頂き、ありがとうございました!!

◎自己紹介

普段はフォトグラファーとして
また、フィルムカメラにこだわる写真家として活動しています!

私の伝えたい世界を表現している写真にもなっておりますので、宜しければ
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