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つれづれなるままに

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思いつき。 書きたいことを書いただけ。
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自転車泥棒〜供述調書の書き方講座〜

自転車泥棒〜供述調書の書き方講座〜

『自転車泥棒』、大昔のイタリア映画で、同名のものがあるが、今回はその話ではない。
約1ヶ月前、長男の自転車が盗まれた。駅前の塾の駐輪場に停め、教室あと駐輪場に戻ると、かごに入れたヘルメットだけがそこに置かれ、自転車がなくなっていたという。
最初、何が起きたのか分からなかったと長男は話す。誰かの悪戯で、近くに隠したのだろうと思い、駐輪場の周辺を探し回ったそうだ。当然、自転車は見つからない。盗まれたの

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5年ぶりの社内駅伝大会を走り、あらためて知ったOさんの功績

5年ぶりの社内駅伝大会を走り、あらためて知ったOさんの功績

毎年この時期に行われる、僕が勤める会社の駅伝大会。コロナでずっと開催が見送られてきたが、今年、無事に開催された。
なんと、5年ぶり。オリンピックよりも期間が長い。
しかも今年は、70回大会のメモリアル。
走るしかないでしょ!と意気込んだが、5年のインターバルの溝は、思いのほか大きかった。それまで毎年走っていた連中に声をかけても、反応がイマイチだったのだ。
いやー、もう無理っすよ、走れないっす。

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今年の新入社員に聞いた、初任給の意外な使い道

今年の新入社員に聞いた、初任給の意外な使い道

今年、僕の勤める会社には、170名を超える新人が入社した。一時期の100名程度だった頃に比べたら、かなり多くの人材を獲得したことになる。売り手市場と言われる昨今、超氷河期を生き抜いた僕には、羨ましい限りの環境だ。
その170名の中から、研修を終え、僕の職場である研究所7号館にも数名が配属となった(機密上、正確な人数は伏せます)。
昨日、彼らと話す機会があったので、月並みだが、気になることを質問して

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新年度に立てた目標が、決して成就しない理由。

新年度に立てた目標が、決して成就しない理由。

4月1日。
我々日本人にとって、実は最も身辺に変化をもたらす節目の日かも知れない。

節目といえば、1月1日を思い浮かべる人が多いと思う。でも、この元日、確かに新年を迎える特別な日ではあるが、身上的に変化を伴うのは稀な場合が多い。ひたすら飲み続ける正月が終われば、いつもの場所でいつもの生活が戻ってくる。それを、少しだけ重くなった体と心でこなすだけだ。環境が変わらない状態だからだろうか、新年に立てる

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『小説の書き方1〜10』2日目を受講して

『小説の書き方1〜10』2日目を受講して

初日に、とにかく「想像力」と言う単語をこれでもかと植え付けられて臨んだ、小説講座2日目。

午後からの半日だった昨日と異なり、今日は朝から丸々1日。しかも、そのほとんどがワークの時間だった。
普段使わぬ脳の部位を、昨日からフル回転させ、朝の時点ですでにオーバーヒート気味。ワークに取り組む課題そのものは非常に楽しいものであったが、全行程を終え、電車に揺られている今現在、すぐにでも寝落ちしてしまいそう

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『小説の書き方1〜10』1日目を受講して

『小説の書き方1〜10』1日目を受講して

寒竹泉美さんの小説講座を受講した。
小説を書きたい、というよりも、どうやって小説が生み出されるのか、その方法論に興味があって受講した。
初日の学びと気付きについて。

小説とは、という座学から始まり、自分の感情を表現するワークを中心に、あっという間の約4時間。
正直、楽しかった。
以下、簡単なまとめ。

①小説は、想像力である。
小説はもちろん、空想、フィクションの物語である。
そのため、書き手の

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松田の春、萌ゆ

松田の春、萌ゆ

神奈川県の西の果て、松田町の春は、3月でも4月でもない。ましてや5月でもない。
2月だ。

松田町のランドマーク、松田山。
足柄平野を見渡す小高い山の中腹に「西平畑公園(にしひらはたけこうえん)」が整備されている。

「21世紀に花を咲かせよう」
1996年、この合言葉で、約100本の河津桜の苗木が植えられた。
公園までの道路拡張や300本の追加植樹を経て、現在の公園に整備された。

この時期に開

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ふらっと立ち寄りたいアットホームな立ち飲みワインスタンド

ふらっと立ち寄りたいアットホームな立ち飲みワインスタンド

小田原おしゃれ横丁。駅からまっすぐ進んだ突き当たり。左手にその店はある。
「kiori」
きおりと読む。
2023年12月にオープンしたばかりの、ワインの立ち飲みバーだ。女性が一人でやっているお店で、店内は客が6人入ればいっぱいの、本当に小さい店だ。

僕が訪れたその日は、週末だということもあり、店内にはすでに5人の先客がいた。僅かに空いているスペースに、体を滑り込ませた。

泡、白、赤、ロゼ、オ

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土曜の夜、BARカウンターで

土曜の夜、BARカウンターで

小田原、冬の夜。
前から気になっていた店を訪れた。
「BAR Carta」
カルタ、と読む。
小田原駅から徒歩数分、お城へと続く通りに面した店だ。一年ほど前に来た時は、満席で断念した。今夜は開店時間の19時に合わせて来た。
重い扉を引く。BARの第一条件、扉は重くなくてはならない。
中には、すでに先客が3名いた。

店内の照明は適度に暗く、一枚板のカウンターにだけ柔らかい光が差す。カウンターの中に

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カレーを食べて、ちょっと思い出したこと

カレーを食べて、ちょっと思い出したこと

思い出に一番直結する五感は、嗅覚だというのは有名な話。それは、嗅覚だけが記憶をつかさどる脳の海馬に、直接的に信号を送ることができるからだそうだ。海馬は記憶の保管庫で、匂いを察知すると瞬時にその情報を記憶の中から検索し、その時に感じた喜怒哀楽の感情までも同時に呼び起こすという。
この能力は、長らく食物連鎖の上位ではなかった人間が、生きるために備えた危機察知能力の一つとして考えられている。暗闇の中でも

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娘、11歳、バッサリ〜ヘアドネーション〜

娘、11歳、バッサリ〜ヘアドネーション〜

娘は、小さい時からずっと髪を伸ばし続けて来た。何度髪を切ろうよ、と呼びかけても、なぜか決してうんと言わなかった。長い髪の方が、可愛く見えると信じて疑わなかったそうだ。

その娘が、急に髪を切ると言い出した。11歳にして、初の決断。
聞いてみると、どうやら先日、夢中で見ていたあるオーディション番組に出演していた女の子がとても可愛く、その子の髪が肩口程の長さだったそうだ。自分も髪を切ってみたくなったと

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やっぱりエビちゃんが好き!どうしても忘れられなくて…

やっぱりエビちゃんが好き!どうしても忘れられなくて…

昼休み、会社の社員食堂へ。
入り口のメニュー表を確認すると、今日はマグロカツの定食か、豚丼。他にも、カレーや少し高いスペシャル弁当。
僕はほとんど迷うことなくマグロカツを選択し、トレーに副菜(数種類の中から選べる)一つと、メインのマグロカツ、味噌汁にご飯を乗せ、会計へ。社員証で支払う。給与天引きなり。
マグロカツの皿に添えられた野菜サラダに、ドレッシングをかけ、湯呑にほうじ茶を入れ、空いている席へ

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あんみつ姫!

あんみつ姫!

人生初体験を綴る。
「あんみつ」を、食べた。46年生きてきて、初だ。
場所はアウトレット湘南平塚のフードコート。KUGENUMA SHIMIZU CAFE。湘南あんみつ、というメニュー。

なぜ46年もの間、一度も食べなかったのか。理由は簡単で、餡子などの和菓子に、幼少の頃からまったく興味がなかったのだ。

大人になってから、僕は、酒飲みになってしまった。甘いものとの距離は、ますます離れてしまった

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28年ぶりの邂逅

28年ぶりの邂逅

先週末、静岡市で、飲んだ。
今回の相手は、高校1年生の時の同級生だ。
1人は、警察官のT。もう1人は、弁護士K。

僕を含めたこの3人、クラスが一緒だったのは1年の時だけだ。卒業してから、Kと会うのは初めてのこと。何と、28年ぶり!

Tとは、大学も同じだったこともあり、卒業後も交流があった。昨年、oasisのLive映画にも一緒に行き、周りにバレないレベルでシンガロングした。上映前にビールやらワ

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