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Twitterのアカウントが完全に消えた日

Twitterのアカウントが完全に消えた日

 Twitterのアカウントが完全に消えた。今やIDの @umi_internet を検索したとしても、存在しないページだと弾かれるようになっている。「勝った!!勝ったぞ!!」と高らかに宣言してみたのだが、何に勝ったのだろうか。宣言した本人もわからないままでいる。
 なんだかんだ十年以上もやっていたのだが、結局なんだったのだろうかと今でも考えている。友人とのコミュニケーションのためにやっていたのだ

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新しい釣り竿を買った

新しい釣り竿を買った

 新しい釣り竿を買った。釣りなんて久方ぶりに言っていないけど、釣具屋に掲げられたセール中の文字を眺めているとなぜだか新しい釣り竿が欲しくなり、いつの間にか購入していた。高くない買い物であった。
 買った釣り竿は延べ竿という、シマノのリルもガイドも付いていない竹かカーボンで作ったような一本の棒。その棒の先端に糸・ラインを括り付け、目的地に向かってオリャっと投げるだけの簡単な釣り竿である。そういった竿

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小生、風俗店レビューががんすでごわす

小生、風俗店レビューががんすでごわす

 その昔、「なぜ風俗店のレビューには一人称が小生の人で溢れていると思います?」と尋ねられた事がある。今であればそんなこと知るかアホバカマヌケ自分で調べんかいと、冷たく突き放すだろう。だが、尋ねられた当時は僕もアホバカマヌケの党員だったので、これについて真剣に考えた事がある。
 そも、一人称というのはかなり大事である。文章や会話、言語化が出来るものなら全てにおいて大事だ。一人称はただ単に自身のことを

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飯の選択肢

飯の選択肢

 昨日やっと病院に行けてインフルエンザと診断を受けた。が、もうすでに元気だったので、仕事には余裕で行ける状態だった。今日はサボったけど。責任が云々と書いた人間とは思えないほどの豹変ぶりである。仕事、できれば行きたくない。
 それは横に置き、インフルエンザで本を読むこともままならなかったので、最近放送の『ダンジョン飯』を観たのだが、これが猛烈に良かった。気がつけば、買い逃していた最終巻まで全て揃え、

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世界の半分を怒らせる方法②

世界の半分を怒らせる方法②

 発熱で限界が来て失神したので二分割。内容は前回のほぼ続き。
 して、押井守のリアリストな面が一体何なのかというと、多分僕はこのリアリストの押井が好きなのだということだ。妄想を映像という形にする映画監督の押井よりもだ。
 あんだけ押井の作る映像は最高、素晴らしいとべた褒めしておいて今更それ?と自身でツッコミを行っているが、どちらも好きと断定したうえで、どちらかを選べと考えた上での選択だ。映像が好き

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ティファニーで朝食を食え

ティファニーで朝食を食え

 諸兄諸姉らは知らないと思うが、ティファニーで食う朝食は本当に美味い。この世の極楽とも言える程に味わい深い食事はこの世でそうそう食えるものではなく、選ばれし人間にしか食べることが出来ないのだ。して、私はこの朝食を食べたことが有る。ということは?つまり?私は?選ばれた人間?いっやー、まいったまいった。私も遂にこの高みまで上り詰めることが出来たっつーわけなんですよ。いやはや、自慢でもなんでもないんです

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『平原の町』を読んだ

『平原の町』を読んだ

 『平原の町』を読み終えた。これで、コーマック・マッカーシーが手掛けるいわゆる「国境三部作」をすべて読み終えたことになる。前作の『越境』が人間の心根を探るような難しい物語であったので、最後はさらに難しい者仕上がるのだろうかと身構えていたが、そんなことはなくストレートなラブ・ストーリーに仕上がっていた。それ故に読みやすく一貫して楽しめるものであった。
 何度かマッカーシーの作品に付き合って朧気ながら

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朝四時から肉を焼き店番をする

朝四時から肉を焼き店番をする

 年始は知らない店で知らない人たちと話しながら肉を焼き、知らない人たちを店にご案内する店番を行っていた。つまり、何故かわからないが労働に従事していた。しかも、朝の四時から。二〇二四年 元旦。始めに行ったことは労働であった。何故こんな事になったのか。
 そもそも僕は働くことは好きではないし、嫌いなわけでもない。今の仕事も「自身のこのスキルを上手く活かせるから」という理由で勤めているだけだし、そこに好

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脳がシャットダウンした

脳がシャットダウンした

 短期間で人に会いすぎた。おかげで脳がシャットダウンを起こし、思考をすることができなくなり話すことができなくなった。人に会いすぎて脳が忙しくなりワァーッとパニックを起こすタイプのシャットダウンの仕方ではなく、Window95のようなパパーンと脳内で音が鳴り響きそのままぷっつりと思考が停止する。そんな感じのシャットダウンの仕方だ。
 例えば、紅白歌合戦を観ながら寺尾聰のバックにいる今剛がJ・マスシス

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年を忘れました2023

年を忘れました2023

 忘年会を認めてもうし候。年を忘れる会と書いて忘年会。実際に年を忘れることは出来なかったが、話した内容は全て忘れた。会計もいくら払ったかどうかも全部忘れた。一応、それなりに金は残っているので壊滅的な酒の飲み方はしていないらしい。帰ってからむっさ吐いたけど。お陰で今は胃腸も快活です。カラダにピース。
 何をか話したことを忘れたのは、あまり大事な話をしなかったのであろうと予想がつく。誰かが「みんなで集

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納まる仕事、収束へ

納まる仕事、収束へ

 仕事が納まった。こんなに嬉しいことはない。あとの年月は酒を飲んで馬鹿なことを宣って、阿呆なことを拵えるだけの日々を過ごすつもりだ。手始めに眼の前に有る大関ワンカップを半分ほど飲み干してみる。ああ、美味い。快感のお陰でヤバいくらいに末端がピリピリし始めている。ピピピ。
 年末の酒は何故こんなにも美味いのだろうか。久しぶりに訪ねてきた酩酊に問うてみる。
 早い時間にやってきた酩酊は、顔が畳ぐらいに大

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コーマック・マッカーシーを教えてくれてありがとう、そして本来の自然について考える

コーマック・マッカーシーを教えてくれてありがとう、そして本来の自然について考える

 本日は仕事納めであったが、相変わらず社内ニートに勤しんでいる僕はなにかの仕事をすることもなくネットサーフィンの業務に心血を注いでいた。そのサーフィングで知ったのだが、コーマック・マッカーシーの翻訳が来年中には全て刊行されるらしい。なんちゅうことだ、未だ翻訳されたものは全部読んでいないとはいえこの知らせは本当にありがたい。まだまだ生きることは面白くなるっちゅうことですたい。
 それは横に置き、今は

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コミュニティに加わるということ

コミュニティに加わるということ

 友人から、年末にどこどこへ集合で何かの仕込みをするから手伝って欲しい。ここに来てくれ。と、依頼があった。何をするのかわからないことが多いし、もしかしたらイノシシと素手で格闘戦をするかもしれなと不安になってきた。さすがにイノシシと格闘することはないだろうとは言え、阿呆になるぐらいに酒を飲まされるのではないかともうヒヤヒヤとしている。おぉ、怖い。
 もちろん、誘われたことは嬉しい。ただで酒を飲める機

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メタバースに逃げるのだ

メタバースに逃げるのだ

 『メタバースとは何か ネット上の「もう一つの世界」』という本を読んだ。本の内容自体には突っ込みどころの多い内容であった(あえてそういう意図にしているかもしれない)けど、前々から気になっていたメタバースについて知見を深めるいい機会になったと思う。メタバース、到達してみてえ。
 して、なぜメタバースに興味を持ったのかというと、肉体からの魂の解放とは何かと考えた事があるからである。
 いきなりスピッた

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