脳がシャットダウンした
短期間で人に会いすぎた。おかげで脳がシャットダウンを起こし、思考をすることができなくなり話すことができなくなった。人に会いすぎて脳が忙しくなりワァーッとパニックを起こすタイプのシャットダウンの仕方ではなく、Window95のようなパパーンと脳内で音が鳴り響きそのままぷっつりと思考が停止する。そんな感じのシャットダウンの仕方だ。
例えば、紅白歌合戦を観ながら寺尾聰のバックにいる今剛がJ・マスシスみたいだなぁと思っていたけど、これをどう話題に変換してどういう言葉で口から発するのか、それができなくなった。それは単純に話すのが嫌だったんじゃない?とも思ったが、それとは別の現象であったっと思う。茶を一口啜りながら、いきなり何かを考えて話題に変換し口から言葉として発することができなくなった。
あまり味わったことが無い感覚であったので、ゆっくりとする人と会わない時間が出来た今、シャットダウンの理由について考えることにする。
普段の僕と言えば、二ヶ月に一度に人と会うか会わないかの生活をしている。それも自分から声を書けるのではなく、相手側からお声がかかりそれを起点として人と会うなりしている。そのせいであろうか、私生活においてあまり会話をしないものだから、会話における脳の回転かなりゆっくりになる。酒を飲んでいる際は、アルコールパワーにより脳の回転が倍速になるが、素面となると脳の動きが等速のため、会話のテンポがあまりよろしくない。
では、仕事ではどうなのかを考えてみると、仕事で会う際には仕事だけの話をしていればいい、質問に対して的確な選択肢を答えればいいという正解が有るので、テンポが悪くなるということは無い。故に、よっぽどのイレギュラーに遭遇しない限り、脳がシャットダウンすることはない。
しかし、仕事以外の私生活になるとそうはいかない。それはなぜか。私生活での会話というのは、私の生活、あてくしの生活、つまりは身の上に起こったことを話題として扱わなければならないため正解という道は無い。それ故に、会話について脳をフル回転させなければならなくなる。
普段では脳で使わない”自分のことについて”の部分を弁全開で使うものだから消費するエネルギーもすごいことになる。ひいては、親戚一同が集まる場で早く嫁をウンタラカンタラとか、連れてきても考えるからとか意味のないことを忠告されると、別の脳の部位で知るかバカボケと憤慨のエネルギーを使うことになりさらに消費するようになる。そのせいで、紅白歌合戦を観る頃には酒を飲むのもそぞろとなり精根尽き果てる。もう金輪際、親戚がいる場には行かないことにする。バカボケが。これはただの愚痴です。
それはさておき、身の上についてのエネルギー消費の話だ。右のように仕事の話は仕事だけ話をしていればよろしい、常に正解が有るのでそれから外れなければいいのだ。しかし、身の上の話となると常に同じ正解が有るわけではないので、人によって話題を変えなければならなくなる。そのためにエネルギーが必要になり、仕事よりも消費が激しくなるのだ。
したら、この書いている日記はどうなんだという話なるが、この文章はただただ思弁を言語化して垂れ流しているだけなので、あまりエネルギーを使っていない。なにかにエネルギーを使っているかとすれば、漢字の誤変換ぐらいにしか気を使っていない。ここはここではまた使う脳に領域が別になっている。言い訳じみた漢字では有るが、これは事実であるから仕方がないと思う。
人と会いすぎると脳が止まるなと書いていても、もちろん人と会い話すのは楽しい。出来る限りは会っていきたいと思う。だが、会うには会うで代償が必要になってくる。できれば、今年は人と会っても疲れないような脳になって欲しい。その為には脳を鍛えるしか無いのだが、どうすればいいのやら。微電流が流れ脳神経を強化しますと宣伝しているヘッドギアでも買ってこようかしらん。ルルル。
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