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中国日誌

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中国生活の記録。異国の地で構築されていく記憶の世界。
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2023年6月の記事一覧

【中国日誌】678日目 23.6.29

世界は一変して、私の有利な方向へと、傾いている、現在。世界を変えたのは、私である、と言ったなら、私は傲慢だろうか。世界情勢は、私と、ほとんど因果関係のないと思われる、ところで生じている。だから、世界が、私の期待に応えるように、私の精神状態に呼応するように、変化してくとは、到底思えない、と普通は考える。しかし、現象と意味という形で、世界を分解したのなら、私の心の状態は、現象よりも、意味の方が強い影響

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【中国日誌】677日目 23.6.28

方程式。それは、型。その型を軸として、さまざまなところへと応用していく。発展。演繹的な発展。方程式から生まれる答えが、代入する数字で無限に、広がるように、進化・発展も、そのように、進行するのである。方程式は、土台。階段。はしご。天を目指すときに必要な道具。それなしでは、踏み込むことができない。無重力の何もない空間で、もがくようなものである。空間に地面があれば、それを土台として、踏み込んで、高く舞い

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【中国日誌】676日目 23.6.27

コンフォートゾーンの外の世界。そこでは、ストレスを要する。慣れぬ故のストレス、であることは言うまでもない。睡眠不足。その時の一日は、ストレスでいっぱいである。即ち、睡眠不足は、コンフォートゾーンの外の世界なのではないかと、そう思うのである。ゆえに、睡眠不足も、慣れてしまえば、コンフォートゾーンの内側になり、そこに、ストレスを必要としなくなるのではないか、とそう考えたのである。ということは、睡眠不足

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【中国日誌】675日目 23.6.26

前日いっぱい寝れば、翌日は、ねむれなくなる。睡眠はゼロサムゲームなのか。そう思うことにしたのである。眠れなければ、別の事を、どうどうとする。別に、眠れなくても、問題ない。どこかの民族は、睡眠をほとんどとらないと聞く。要は、必要であれば、眠くなり、必要なければ、眠くならないのである。だから、眠くないのであれば、それに甘んじて、その空いた時間、余暇を、精いっぱい楽しむのである。次の日、頭が、ぼーっとし

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【中国日誌】674日目 23.6.25

批判的思考、クリティカルシンキング、それは開放。呪縛からの解放。今まで苦しめられてきた、常識。その常識は、疑うことも知らずに、脳に刷り込まれた、教え。空が青いのを疑わないように、そこに在る。ただ、それは、私たちの心の奥底に沈んでしまい、今、意図的に、それを、掘り起こそうとしても、そう簡単に、見つかるものではない。故に、何かしらの、きっかけが、必要となるのである。そして、だいたい、こういう呪縛とは、

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【中国日誌】673日目 23.6.24

積み上げても埋まることがない、この満足感。故に、続けられることができる。底が見えれば、途端につまらなくなる。底が見えず、一向に埋まる気配のない、その憧れの領域は、私に、常に、夢を、見させてくれる。私の憧れの領域に、誰も、足を踏み入れてほしくない、そんな、独占欲を抱きながら、私は、日々を積み上げていっている。この積み上げる速度が、とても、地味がゆえに、少し心配にもなる。ただ、精神は、植物と同じ速度で

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【中国日誌】672日目 23.6.23

脳の勢いが、低下する。それは、意欲と言う、勢いである。意欲が無くなると、何をする気にもならない。いつも、ルンルンと、やっていた趣味でさえも、その例外ではない。この、勢いが鈍化する、その意味を、私は知っている。幾度となく、経験して、意味付けしてきたからだ。(ここは、知るではなく、分かるではないかと、ぶれる自分は無視する)勢いの鈍化は、刺激の常態化、平凡化、ゆえに、新たなる刺激を求めるフェーズなのであ

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【中国日誌】671日目 23.6.22

霧が晴れ、ようやくの日常、といったところだろうか。そんな頭で、一昨日の飲み会を振り返る。その場には、とても偉い人が来ていたわけであるが、どうも、その様なオーラが感じられなかった。私は不思議に思ったのである。こんなものかと。私の眼が曇っているのではないかと思った。なので考えた。なぜ、偉い人なのにもかかわらず、オーラが出ていないのかと。一つの仮説は、偉い人が、みんなに緊張させないために、あえて、みんな

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【中国日誌】670日目 23.6.21

鈍る世界。世界が、鈍く、理性が、止まる。感情も、止まる。どうしようもない、その、感覚が、わたしを、苦しめる。もどかしく、その、無音のノイズがわたしの頭の中で、鳴り続け、これはなんなのだと、そう、空っぽな思考が、反芻し続けるのである。そうやって、脳のエネルギーが、やみくもに、消費してゆき、疲弊する一方なのである。今のわたしに必要なのは、凪。そう、それが欲しいのである。凪。。ただ無心で、感謝を。

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【中国日誌】669日目 23.6.20

脳の中の、知識たち。近い者同士が、コロニーをつくり、遠いものは、つながりが弱い。まったく遠い概念の知識が、突然に、強いつながりを、関連を、持ち出したなら、世界は、げに、新しく見えることだろう。私は、頭の中に、散在する、知識たちが、特に、最遠の知識同士が、繋がれば、と、心に願うのである。そうすれば、突然に、知識のつながりが、拡大するのであるから、私のロジックは、支離滅裂になるに違いない。しかし、それ

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【中国日誌】668日目 23.6.19

理性は、情報の液体を、糸こんにゃくにしている。理性に空いた穴を通り、固められて、細く伸ばされて、。そうなると、理性は、情報のインプットという視点からすれば、ボトルネックとなる。理性は、情報を、インプットしにくい状態にしてしまっているのである。赤ちゃんや、子どもが、膨大な情報を、記憶していけるのは、理性が働いていない、おかげである。理性というボトルネックがあれば、とてもじゃないけど、膨大な情報は、入

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【中国日誌】667日目 23.6.18

様々なタスクを重ね、私の知識の体系を構築していく。それは、とても退屈で、とても固定的で、とても遅い。私たちの時間間隔で言えば、遅すぎで、意識しなければ、見逃してしまう。物質世界にある物とは違い、知識の体系と言うものは、実体が無く、形而上で、捉えることも、容易ではない。存在しないものを、存在しているかの如く、扱うのだから、よっぽどの、意志力と動機が必要である。故に、一般的には、そういった存在は、とて

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【中国日誌】666日目 23.6.17

脳を酷使する。それは、自分一人では、とてもではないけど、難しい。そういう環境に、入って、初めて、酷使を受け入れれる。逃げ道は無いのだから。酷使を乗り越えると、脳が、喜ぶ。おそらく、この喜びによって、酷使の際に得た記憶を強く脳に刻み込むためであろう。酷使は私にとっては、喜びでもあるが、費用対効果、という点でいうと、物足りない気もする。すぐにでも、効果が発生してほしいところであるが、決して、そうはなら

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【中国日誌】665日目 23.6.16

安定とは、エネルギー的に低い状態。エネルギー的に低いとは、相対的な話で、基準の状態に対して、対象の状態がどうなのか、である。環境が活性化された状態で常態化しているのであれば、それは私たちにとっては普通の空間であり、その中では活性化した状態が、むしろ、一般的であり、安定と言える。ならば、仕事において不安定と決めているのは、時間軸の相対を議論するのなら、過去の記憶を相対的な基準として、用いた結果、であ

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