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学校に行かないという選択。

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2023年現在、中学校2年・小学校4年の学校に行かないという選択をした子どもたちとの日々の暮らし。学校や学びにまつわること。学びとはなんだろうということを日々感じ考える記録。
運営しているクリエイター

#末娘3歳二男8歳長男12歳

学校に行かないという選択。「パズルで、脳は整うの?」

学校に行かないという選択。「パズルで、脳は整うの?」

数年前、長男が、やってみたいとパズルを購入しました。

それまで、パズルといえば、アンパンマンの60ピースくらいの幼児用のものを、3~4歳の時にやったきりだったと記憶しています。

しかし!彼が選んだのは・・・。

・・・モネの池。

1000ピース。

モネの池・・・。

どこからどこまでが、水で

どこからどこまでが、鯉で

どこからが、お花がさっぱりわからない・・・。

これを購入したときは

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学校に行かない選択。「時間が、そこに遺るんです。」

学校に行かない選択。「時間が、そこに遺るんです。」

今日は、子どもたちと、彫刻家・吉田みなみさんの彫刻ワークショップに参加させていただいた。

石膏を使ったレリーフ作り。

白いままでも、
絵の具を、混ぜてもいい。

手で形を作るもよし、
爪楊枝で模様を付けるもよし。

重ねたり

流し込んだり

削ったり。

石膏は、さほど時間が経たないうちに固まる。

石膏でのレリーフ作りを、吉田さんは、「時間が、そこに遺るんです。」と、表現していた。

石膏

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学校に行かないという選択。「器に合わせるか、器を合わせるか。」

学校に行かないという選択。「器に合わせるか、器を合わせるか。」

二男が、鼻歌を歌いながら
描いていた。

ナルトが、ライオン。

「ライオンナルト・ラーメン」。

彼は、まず、ナルトを描き、
麺を描き、それを囲むように器を、描いた。

多くの場合、「ラーメンを描こう」と思ったら、器から描き、中身を描こうとする気がするが、彼は、中身に器を、合わせた。

器に、入りきらないなら、

器を変えればいいし、

器を広げればいい。

二男のラーメンの絵をみながら、
自分

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生きてるだけで、アート。

生きてるだけで、アート。

美術館の野外美術館で、沢山の彫刻を観た。

「アートって、よくわかんない。でも、面白い。また来よう!」

と、長男。

〈よくわかんないけど、面白い。〉

私が、アーティストなら、最高の賛辞だと思うだろう。

アーティストの心情や背景は、そう簡単にわかるはずもなく、

「わかる~!!!!!」と言われたとしても、「そんなに、簡単にわかったと言われても・・・」とちょっと複雑な心境になるのではないだろう

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大人がつくってきた社会を嘆き、憂うときに。

大人がつくってきた社会を嘆き、憂うときに。

知人がSNSで、「大人がつくってきたこの社会で子どもたちが我慢している」「大人がバカだからこんなことになってるのに」と嘆いていた。

私は、自分の子どもの頃をふりかえる機会が多い方だと思う。子どもたちが育っていく姿に重ねて、「自分の子どもの頃は、どうだったっけな・・・」とゆっくりと思い出すからだ。

言ってしまえば、私の子どもの頃も、大人たちはそんなに成熟していなかったと思うし、それは、今の時代と

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瑠璃色とは、瑠璃色にあらず。

瑠璃色とは、瑠璃色にあらず。

子どもたちと、芸術の森美術館へ。

小さな橋から、川の流れをのぞき込むと、

沢山の実をつけた山葡萄が。

そしてその山葡萄の傍に、綺麗な小鳥がいた!

長男が、さっと双眼鏡を取り出す。

「多分、ルリビタキだな。」

ふむふむ。

撮った写真を、Googleレンズで調べたら、

ルリビタキだった。

「Googleレンズより、俺様のが、判別が早いな!」と長男。 

あなたは、Googleレンズと

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学校に行かないという選択。子どもたちが地域資源を開拓する。#07「動物園という地域資源はステキだ。」

学校に行かないという選択。子どもたちが地域資源を開拓する。#07「動物園という地域資源はステキだ。」

先のnoteにも、動物園での飼育員の方との出逢いについて書かせていただいた。

子どもたちは、動物園に知り合いの飼育員さんができたことから、「今日も、動物園行こうよ!」と、ますます動物園に行くことに、面白さを覚え始めているようだ。

子どもたちの引率という意味合いが強くなる私の立場なのだが、連日動物園に行き、昨日も動物園で、開館時間から、閉館時間までの約7時間をびっちりと過ごして感じたことがある。

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学校に行かないという選択。子どもたちが地域資源を開拓する。#06「好きなものは、肌身放さず持ち歩け!」

学校に行かないという選択。子どもたちが地域資源を開拓する。#06「好きなものは、肌身放さず持ち歩け!」

地域資源を活用するこどもたちについては、noteにも書かせていただいています。私も、日々、自分を耕しつつ、地域資源として子どもたちに活用される大人になりたいと思っています。

地域資源とは・・・・地域資源とは、自然資源のほか、特定の地域に存在する特徴的なものを資源として活用可能な物と捉え、人的・人文的な資源をも含む広義の総称。

月曜日。

さて、今日は、何しよう?何したい?

そういえば、最近、

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長男と喧嘩。捨てゼリフの様に「感謝が薄れる。」と。感謝して欲しくてやってる事など、ひとつもない!と悪態つきそうになった。しかし脳内で「長男の偉そうな発言の大半はひらがな♪」と長男に吹き出しのセリフを付け変換。「かんしゃがうすれる」「にんげんがいちばんめんどうだよね」・・・笑える。

子どもたちとの散歩中に見つけた綺麗な琥珀色の宝石の正体は、何と!松脂!予想に反して、全くベタベタしておらず、キラキラしていて、なんだか美味しそう。子どもたちは、それぞれ自分の気に入った松脂をお土産に持ち帰る事にしました。どうかポケットにしまったことを忘れて洗濯に出しませんように!

学校に行かないという選択。折り紙ドールハウスを作る男子たち。

学校に行かないという選択。折り紙ドールハウスを作る男子たち。

折り紙ドールハウス。

我が家の男子たちは工作好き。

長男と二男、なにやらこの一週間位、熱心に折り紙を折っているなぁ〜と、思ったら、出現したのが、

オープンカフェ。

お店の中は狭いから、オープンエア。

キッチンも店に入らないから、

オープンエア。

冷蔵庫は業務用だそうです。
なかなかの配慮だね。

食器棚のお皿が細かい・・・

店内にはオルガンもある。
沢山の絵が飾られ、いい雰囲気にな

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学校に行かないという選択。二極化しない思考と方法。

学校に行かないという選択。二極化しない思考と方法。

本日も、長男は科学大学で講座。

今日のテーマは、こちら。

「固めて削ってモノを作る!身近だけど、よく知らない?!そもそもプラスチックってなに?」

担当研究者の先生の専門は、「義肢装具学」。研究室の入口には、様々な義肢装具の見本もありました。

二十年以上前。

保育士に成り立ての私は、障害児の通所施設で働いていました。

そこに通うこどもたちは、麻痺などにより、手足の変形などが身体の成長に伴

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TV番組ムジカ・ピッコリーノで〈翼をください〉を聴いた長男が、「何で空がそんなに自由だと思うのかね?空の鳥たちも意外と大変だと思うけど。」と。地上でも自由に翼を広げまくるあなたは、自由な空への憧れとかないのだね…。情操教育って何だろう。二男と末娘はこの曲を高らかに歌い上げてます。

学校に行かないという選択。わたしは先生ではないけれど。

学校に行かないという選択。わたしは先生ではないけれど。

先日、noteにてダイヤモンド社書籍編集局さんのこんなキャンペーンがありました。



こどもたちが将来的に、興味を持ちそうな内容だなぁ、と興味を惹かれました。

【書籍の紹介】
――未来の科学者たちに読ませたい!『WHAT IS LIFE?(ホワット・イズ・ライフ?)生命とは何か』

このたび、ノーベル生理学・医学賞を受賞した生物学者ポール・ナースが「生命とは何か?」という大いな

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