すいみん

社会人2年目のすいみんです 読んだ本の感想や、本を読んで考えたことなど。あとがきてきな…

すいみん

社会人2年目のすいみんです 読んだ本の感想や、本を読んで考えたことなど。あとがきてきなものを毎月ちょこちょこ書いています。

記事一覧

社会人2年目がオススメする「読書感想文のための本」

社会人2年目。さすがに読書感想文の提出を求められているような学生時代は少し前のことなので忘れてしまいましたが 冬休みの宿題にも、読書感想文ってあるのでしょうか。 …

すいみん
7か月前
9

社会人2年目の読書感想文#5 独立記念日 原田マハ

よっこいしょ、と何かを越えようとする時 その何が小さくて低いほど、何にもつかまらずに越えられる。 いつもなら、ほんの軽い反動で越えられるのに なぜか今日は越えられ…

すいみん
7か月前
10

社会人1年目の読書感想文#4「きみはポラリス」三浦しをん

自分にとって何が大切で、何をこれから目印にして生きていくのか ふと悩む時がある。 誰かを好きになることは、きっと永遠ではないし 何かを続けたいと思う気持ちもまた…

すいみん
1年前
13

社会人1年目の夏休みの自己紹介

こんにちは。 社会人1年目 短めの夏休みがやってきました。 noteでは、読んだ本のあとがき的な感想を書いていますすいみんです。 いつもは電気系の設計職として朝から…

すいみん
1年前
25

社会人1年目の読書感想文#3「星の子」今村夏子

「信じる」とは、どういうことなのかと考えてみると これが結構難しい。 主演の芦田愛菜さんが 「信じるということは、『自分が理想とする、その人の人物像みたいなもの…

すいみん
1年前
8

社会人1年目の読書感想文#2「舟を編む」三浦しをん

どう生きて生きていたとしても、この世界は言葉で溢れている。 とくにこの情報社会では時として多すぎるくらいの言葉が生活のあちこちに散らばっており、そのひとつひとつ…

すいみん
1年前
6

社会人一年目の読書感想文#1「秘密」東野圭吾

六月に読了した東野圭吾 秘密について感想を。 ネタバレを含みます。 弟の進学資金を得るため、強盗殺人を犯し服役中の兄。 弟のもとには、獄中から月に一度手紙が届く。…

すいみん
1年前
4
社会人2年目がオススメする「読書感想文のための本」

社会人2年目がオススメする「読書感想文のための本」

社会人2年目。さすがに読書感想文の提出を求められているような学生時代は少し前のことなので忘れてしまいましたが

冬休みの宿題にも、読書感想文ってあるのでしょうか。

あるとすれば、その際に役立てていただけるとありがたいですし

ないとしたら、来年の夏休みの宿題にでも役立てていただけるとありがたいですし

もうこの先読書感想文を書く機会などないというのであれば、それはまた何かに役立てていただけるとあ

もっとみる
社会人2年目の読書感想文#5 独立記念日 原田マハ

社会人2年目の読書感想文#5 独立記念日 原田マハ

よっこいしょ、と何かを越えようとする時
その何が小さくて低いほど、何にもつかまらずに越えられる。

いつもなら、ほんの軽い反動で越えられるのに
なぜか今日は越えられない時。
他人は軽々と越えられるのに、いつまでも自分だけ越えられない時。

そんな時に、私たちは何かを支えに、何かに掴まって、自分の力で超えていく。

独立記念日 原田マハ

自分のささえといえば、ふたつのぬいぐるみかなと時々思う瞬間が

もっとみる
社会人1年目の読書感想文#4「きみはポラリス」三浦しをん

社会人1年目の読書感想文#4「きみはポラリス」三浦しをん

自分にとって何が大切で、何をこれから目印にして生きていくのか

ふと悩む時がある。

誰かを好きになることは、きっと永遠ではないし

何かを続けたいと思う気持ちもまた、永遠ではない。

でもそのたびに一つ、輝く特別な光があれば

それさえあれば、変わらずに大切に思い続けられるのだろう。

「きみはポラリス」

何度も題名は聞いていたし

読もうか、と思ってそういえば図書書簡で借りたこともあったのに

もっとみる
社会人1年目の夏休みの自己紹介

社会人1年目の夏休みの自己紹介

こんにちは。

社会人1年目 短めの夏休みがやってきました。

noteでは、読んだ本のあとがき的な感想を書いていますすいみんです。

いつもは電気系の設計職として朝から晩まで労働している社会人一年目

本はあとがきから読む派で、基本ネタバレを好むタイプです。

好きな小説家は東野圭吾さん。

綿矢りささんや、有川浩さんなどもよく読みますがとりあえず手に取った小説を読んだり、おすすめされた小説を読

もっとみる
社会人1年目の読書感想文#3「星の子」今村夏子

社会人1年目の読書感想文#3「星の子」今村夏子

「信じる」とは、どういうことなのかと考えてみると

これが結構難しい。

主演の芦田愛菜さんが

「信じるということは、『自分が理想とする、その人の人物像みたいなものに期待してしまっていることなのかな。』…

といっていたけれど、本当にそうだよなぁ。とこの本を読んで思った。

「星の子」

この本は「あやしい宗教」にのめり込んだ両親を持つちひろと、ちひろの周りの人たちとを描くお話。

ところで、「

もっとみる
社会人1年目の読書感想文#2「舟を編む」三浦しをん

社会人1年目の読書感想文#2「舟を編む」三浦しをん

どう生きて生きていたとしても、この世界は言葉で溢れている。

とくにこの情報社会では時として多すぎるくらいの言葉が生活のあちこちに散らばっており、そのひとつひとつをすくってかんがえるなんてことは少ない気がする。

それでも、季節の変わり目になるとふと言葉の意味を生い立ちを考えたくなるときがあって「五月雨」や「短夜」なんててにとるとひかってこぼれそうな言葉たちをとにかく検索する毎日だ。

そんなわた

もっとみる
社会人一年目の読書感想文#1「秘密」東野圭吾

社会人一年目の読書感想文#1「秘密」東野圭吾

六月に読了した東野圭吾 秘密について感想を。
ネタバレを含みます。

弟の進学資金を得るため、強盗殺人を犯し服役中の兄。
弟のもとには、獄中から月に一度手紙が届く。

弟の進学、恋愛、就職と、幸せをつかもうとするたびに「強盗殺人半の弟」という
運命が立ちはだかる。

この物語の中で、強盗殺人を犯した兄は本当に弟思いの「いい人」として描かれている。
弟の進学資金のため強盗にはいり、弟に食べさせたい一

もっとみる