じょしりょく/26才

初恋の人のプロポーズを断ってすぐ、出会って1ヶ月の人と同棲した2024年。私達は原始的…

じょしりょく/26才

初恋の人のプロポーズを断ってすぐ、出会って1ヶ月の人と同棲した2024年。私達は原始的感情や本能に基づいて社会的行動をとっていることに気付く。文化がつくる当たり前。当たり前がつくる感情。感情が作る言葉。言葉裏の目的。社会性の影に隠れた人類の生身の姿。女子力がなさすぎて女子力です

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私達は既に賢すぎて恋に落ちれないけれど、あなたとゆっくり恋に降りていけたら|詩とエッセイ

恋は盲目って言うけれど、 私には冷静にあなたが見えてしまうし 恋に溺れるって言うけれど、 岸までくらいなら泳げそうだし 恋に落ちるって言うけれど、 恋の淵で一歩止…

駆け足|詩

道路の右端に零れた生ゴミは 必ず誰かが片付ける 今日 私ではなかった 今日 人間ではなかった

マットレスの短歌集|短歌

  軀から染み出す重みに労いを             流れる疲れは庭の運河に   踵から伝う痺れに賞賛を             ふきんに吸わせて塵箱に   背…

言葉へのスタンスについて|詩

時に言葉は幾らかの意図を零す。既存の枠を当てはめて感情の輪郭を描き、自分の内面を規定する。心を言葉に押し込めば、事実だって容易に変わるけど、できるだけもがいて今…

リズム乱遊|詩

あなたが今日 たっと外に出で 空の余白をみて くっと立ち止まる 薄紫の余白には 小々さじ分の微笑みを 自分の衝動を二秒待たせて 踵を上げて歩き出す 流れる時間に陽気…

動揺疲れ|詩

木が揺れるなら 風がある 風が揺れるなら 風の隣に存在が 心が揺れるなら 行動を焚き付ける外界の衝動 小さな複写物として心に生まれ

同じ車両に乗ってるのに見えてないの?|他人を演じる他人たち

スモールデイジャック構想私がいま電車に乗ったけど、 誰も私をみないけど、 私にはみんなが見えてるけど。 私はみちゃうけど、 電車に乗ってきた人、 すれ違った人、 目…

冷却期間で考えたこと|日記

自分のメモです完全に 超パーソナルな内容なので 非表示っていう意図で有料にしてるだけなので 購入して読んで欲しいわけではありません笑

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ランダムオープンエンディング|詩

ランダムオープンエンディング 葬式用にエンドロールには 浮かぶ限りの人の名を 平仮名ばかりは野暮だから ローマ字表記で一様に 写りのいい写真から 人生のハイライト…

そういえばメモに作詞したラップがあった

現実よりも不確かな夢は 実現しないことだけが確かで それでも陽の光を浴びるより ここにこのままいたい日和 感動するけど逆にそれだけ きっとこんなもん退屈な思考に Cof…

いつかフラットシューズを履いて|詩

あなたの持っている絵の具を使ってみたい 私の画材で良ければ好きに使っていいから あなたしかもっていないその色を 私の世界に足したい だからあなたを選んだ 一緒にいて…

手触りは手間の中に|詩

私がまだ現金を使うのは 財布に入れやすいようにお釣りを渡す店員さんに 小さな会釈で応えたいから 私がまだ現金を使うのは 金属臭くくすんだ五百円玉の ざらついたときめ…

境界線のラフスケッチ|詩

物干しから一張羅を纏う。 私を素敵にして、私を無敵にする。 すれ違う老夫婦にも微笑みをあげられる。

|随時更新

同棲のルール同棲のルールを決めずに 同棲が解消されました。 いまから私達が決めなかったルールを決めます。 ルールって ルールって大事。ゴールは暗黙のルールだから、…

東京ポリエステル|詩

お父さんの肩車 このあたりのおしろは いまよりずっと大きくて このまちは ずっと小さかった だんだんと知っていく この街は思ってたより広くて お父さんは思ってたより…

コンサータ記録|随時更新

【18mg】2024.3 初服薬の日 手と空間の輪郭線を感じる 手が冷たく痺れる 足の裏が少し痺れる ふっくらしている 足の裏の輪郭がわかる 踊り出したくなる 頭を振ると透明…

私達は既に賢すぎて恋に落ちれないけれど、あなたとゆっくり恋に降りていけたら|詩とエッセイ

私達は既に賢すぎて恋に落ちれないけれど、あなたとゆっくり恋に降りていけたら|詩とエッセイ


恋は盲目って言うけれど、
私には冷静にあなたが見えてしまうし

恋に溺れるって言うけれど、
岸までくらいなら泳げそうだし

恋に落ちるって言うけれど、
恋の淵で一歩止まれてしまう。

※運命を感じた高揚感と、感情ではなく思考で恋する冷徹さ、26歳の恋を私の辞書に記載して保管します。

駆け足|詩

道路の右端に零れた生ゴミは
必ず誰かが片付ける

今日 私ではなかった
今日 人間ではなかった

マットレスの短歌集|短歌

  軀から染み出す重みに労いを
            流れる疲れは庭の運河に

  踵から伝う痺れに賞賛を
            ふきんに吸わせて塵箱に

  背骨から垂れる自責に健忘を
            成る丈濾して差し色に

  おでこから弾ける言葉は丁重に
            レコードにして繰り返し

  脾臓から溢れるときめき粉々に
            欠片じゃなくて塊が

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言葉へのスタンスについて|詩

時に言葉は幾らかの意図を零す。既存の枠を当てはめて感情の輪郭を描き、自分の内面を規定する。心を言葉に押し込めば、事実だって容易に変わるけど、できるだけもがいて今の私を言葉に探す。けれど時に言葉は事実も超える。私からあなたまで、言葉は尾を引きながら飛ぶ。轍には、言葉に溢れた感情が、クッキー生地のようにぽろぽろと。集めてひとつ、最後は不格好に成型する。

時に言葉は芸術と逆行する。言葉がもつイメージは

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リズム乱遊|詩

あなたが今日
たっと外に出で
空の余白をみて
くっと立ち止まる

薄紫の余白には
小々さじ分の微笑みを

自分の衝動を二秒待たせて
踵を上げて歩き出す

流れる時間に陽気な休符

動揺疲れ|詩

動揺疲れ|詩

木が揺れるなら
風がある

風が揺れるなら
風の隣に存在が

心が揺れるなら
行動を焚き付ける外界の衝動
小さな複写物として心に生まれ

同じ車両に乗ってるのに見えてないの?|他人を演じる他人たち

スモールデイジャック構想私がいま電車に乗ったけど、
誰も私をみないけど、
私にはみんなが見えてるけど。

私はみちゃうけど、
電車に乗ってきた人、
すれ違った人、
目があっちゃうけど、
知らない人だけど。
ごめんだけど。

同じ東京にいるのに、日常は混じり合わなくて、よそはよそ、うちはうちとお母さん、たくさんの物語がそれぞれにあって、それらに私は登場しないみたい。私の物語にもみんなを登場させてあげ

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冷却期間で考えたこと|日記

自分のメモです完全に
超パーソナルな内容なので
非表示っていう意図で有料にしてるだけなので
購入して読んで欲しいわけではありません笑

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ランダムオープンエンディング|詩

ランダムオープンエンディング|詩

ランダムオープンエンディング

葬式用にエンドロールには
浮かぶ限りの人の名を
平仮名ばかりは野暮だから
ローマ字表記で一様に

写りのいい写真から
人生のハイライトといたしまして
義を取る記憶は賽の目切りに
名脇役の発表を
好きなものを振り返りながら 
人生が私の物語だったこと
言葉にして伝えます

参列者の皆様には泣いていただきたく
折に合わせて音楽を
そして謝ります
いつも自分

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そういえばメモに作詞したラップがあった

現実よりも不確かな夢は
実現しないことだけが確かで
それでも陽の光を浴びるより
ここにこのままいたい日和

感動するけど逆にそれだけ
きっとこんなもん退屈な思考に
Coffee made in Brazil を装填
変転の感性は稀な嗜好品(思考、コーヒー)

温めただけの今日この朝食
欠点があるという強固な長所
一泊ニ食の二人の時間
毎日繰り返す連泊延滞
たまには一人にこの倦怠感
共有ばかりは理想

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いつかフラットシューズを履いて|詩

いつかフラットシューズを履いて|詩

あなたの持っている絵の具を使ってみたい
私の画材で良ければ好きに使っていいから

あなたしかもっていないその色を
私の世界に足したい
だからあなたを選んだ
一緒にいてみることを選んでくれてありがとう

私達は恋に落ちるには
既に賢すぎて臆病すぎるみたいだけど
一緒に恋に降りていけたら
傷つかずにたどり着けるって
賢すぎるから思うんだ

あなたの絵の具は独特で
私の絵の具だって珍しいはず
背伸びして

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手触りは手間の中に|詩

手触りは手間の中に|詩

私がまだ現金を使うのは
財布に入れやすいようにお釣りを渡す店員さんに
小さな会釈で応えたいから
私がまだ現金を使うのは

金属臭くくすんだ五百円玉の
ざらついたときめきをいつか
懐かしく子供たちに話したいから

私がぬるま湯で手洗いしているのは
この服を大切にしていることを
私に知らせたいから
私がぬるま湯で手洗いしているのは

濡れた生地の手触りと
もったりとした石鹸水に
私を紹介したいから

境界線のラフスケッチ|詩

境界線のラフスケッチ|詩

物干しから一張羅を纏う。
私を素敵にして、私を無敵にする。
すれ違う老夫婦にも微笑みをあげられる。

|随時更新

|随時更新

同棲のルール同棲のルールを決めずに
同棲が解消されました。
いまから私達が決めなかったルールを決めます。

ルールって ルールって大事。ゴールは暗黙のルールだから、ゴールも同様に大事。他者と同じ方向を向ける。同じ方向を向いて同じものを目指せたら急に仲間になれる。サッカーゴールとボールを用意して、コートを囲めばほら。

 人間が一つにまとまって関係性を気付ける集団の最大値は約150人って聞いたことが

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東京ポリエステル|詩

東京ポリエステル|詩

お父さんの肩車

このあたりのおしろは
いまよりずっと大きくて
このまちは
ずっと小さかった

だんだんと知っていく
この街は思ってたより広くて
お父さんは思ってたより小さかった

父に連れられて靴屋
皮のサンダルは新品
遠出した原宿も特別な街になる

卒業と同時に街を出た
今は何処にでも行ける
あの大きなお城は税務署だった

コンサータ記録|随時更新

コンサータ記録|随時更新



【18mg】2024.3 初服薬の日

手と空間の輪郭線を感じる
手が冷たく痺れる
足の裏が少し痺れる
ふっくらしている
足の裏の輪郭がわかる
踊り出したくなる
頭を振ると透明な澱み
何かを見ても思考が過去の記憶に飛ばない
タイピングが追いつかない
透明のまどろみが見える
淡水に海水が混ざる様な
ジャンプ力が1.2倍
頭が格段に軽い
マラソンを走り切って疲れが抜けた後
何も考えないことができる

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