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2020年3月の記事一覧

人生をやり直したくなってしまったら

人生をやり直したくなってしまったら

皆さんは人生をやり直したいと思ったことはありますか?

今回はこういうお手紙を取り上げたくて、「人生をやり直したくなってしまったら」の話なのです。

いきなり決めつけるようで申し訳ないのですが、おそらく「人生をやり直したい」と思ったことがある方は「選択を間違った」とか「取り逃した」という感覚があるからかなぁと思うのです。

たとえばなんですけど、就職活動をしていて、最終的にA社とB社から内定をもら

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みんなと同じものを撮るほうが難しい

みんなと同じものを撮るほうが難しい

写真という行為ができること、それは、ものごとを「どう見る」かだと思います。等しく目の前にひろがる世界を自分だけの目でどう見るのか。「何をどう見るのか」という眼差しこそがその人らしさを決めるのだと思います。

その対象は、なにも突拍子のないものや、誰も行っていないような場所、珍しいことでもある必要はありません。みんなが知っているものごとでもよいのです。むしろそのほうがおもしろくなると思っています。な

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火口のふたり

火口のふたり

あらすじ:「私、賢ちゃんの身体をしょっちゅう思い出してたよ」――純粋に、ひたすらの欲情に溺れるいとこ同士の賢治と直子。出口の見えない男と女の行きつく先は? 

荒井晴彦氏の脚本が大好きだ。そして濡れ場も・・・。
「Wの悲劇」の濡れ場が好きだ!(澤井信一郎監督)
「ヴァイブレーター」の濡れ場が大好きだ!(廣木隆一監督)
「ひとひらの雪」の濡れ場が大大大好きだ!(根岸吉太郎監督)
今作品の濡れ場は・・

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写真の真価

写真の真価

世界を自分だけの目で「見る」ということ。誰とも異なる見方をするということ。それが写真を撮る者の役目なのかもしれないと気づいてから、とても生きやすくなりました。

それまではずいぶん狭い視野のまま生きていたような気がします。追い込まれてしまっても、これしかない、と勝手に思い込んで苦しくなることが何度もありました。そういう経験ってありませんか? ほんとうはほかにも道があるかもしれないのに... そんな

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私の好きな三島由紀夫

私の好きな三島由紀夫

『天才というものは源泉の感情だ。そこまで堀り当てた人が天才だ』

私は三島由紀夫氏が好きだ。三島氏の小説を原作にした映画である「金閣寺」「春の雪」「愛の渇き」を鑑賞している。三島氏のエッセイは何冊か読んでいる。小説は「レター教室」のみ読んでいる。この「レター教室」は5人の登場人物がやり取りする手紙のみでストーリーが展開される。恋したりフラレたり、金を借りたり断わられたり、あざけり合ったり、憎み合っ

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チェルノブイリ

チェルノブイリ

チェルノブイリ原子力発電所爆発事故を詳細に描いている傑作。

⭐1話目⭐1986年4月26日1時23分原子力発電所爆発炉心が爆発した時点で直ちに避難しなければいけない状態なのに原子力発電所の幹部は事故を過少に報告。放射能が舞っている中を消防士が消化活動していたり、住民が爆発現場の近くを見学している風景は、背筋が凍る思いであった。被害を被るのは一般市民なのだと強く実感させられる。

⭐2話目⭐現場検

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「自分らしい」写真と出会うまで

「自分らしい」写真と出会うまで

こんばんは、保井崇志 @_tuck4 です。現在、東京でフォトグラファーとして活動しています。2015年に独立してからは、国内外のクライアントとお仕事をご一緒してきました。旅の写真や、バイクや車の撮影、スマートフォンのアンバサダーを務めたり、職人さん、アーティストのポートレート撮影など、仕事内容は多岐にわたります。

実はじぶんはInstagramがきっかけになってプロになったという経歴のフォトグ

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「壊れていないものを直すな」

「壊れていないものを直すな」

昨日書いたものの続きっぽくなりますが、漫画『アドルフに告ぐ』は、雑誌連載時のものと、後に単行本化されたもので内容が異なります。今回豪華な函入り本として出たものは雑誌掲載時のそのままの状態、世に初めて出た時の姿を復刻したものです。連載時は週に10ページのストーリーを構成し、それを絵にするという過酷なスケジュールですから、手塚治虫さんにしてみれば後から見直すと、もう少しこうしたかった、この絵はあまり良

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本当は書きたくないこと。

本当は書きたくないこと。

珍しくネガティブな投稿を。

ソーシャルメディアには何を書こうが自由だが、「読んでいる人が楽しめるコンテンツ」になっていなくてはならないと思っている。自分の勝手だからいいじゃないかという人がいてもいいが、ひがみっぽかったり、自慢げだったり、言い訳やグチなどが続くと、わかりやすく人は離れていく。

いくら「私はそれをヒガミや妬みだと思って書いていない」と言っても、受け取る側にそう伝わってしまえば取り

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写真を撮る人へ。

写真を撮る人へ。

知人の子どもにカメラを貸した。まだ小さいから大きなカメラが重たそうだ。その子の親は、俺の商売道具であるカメラを壊すんじゃないかと心配そうだけど、カメラなんてただの機械だからどうでもいい。

そんなことよりも、カメラを手にしたことでその子がキラキラした目をしてコーヒーカップや観葉植物や犬の置物を、いつもと違う目で見つめる姿を見るのがうれしい。ピンボケや変な構図の写真を笑いながら見るのが楽しい。

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ブルージャスミン

ブルージャスミン

あらすじ: ジャスミンは夫ハルとニューヨークでぜいたくな生活を送っていたが、全てを失い、サンフランシスコに暮らす妹ジンジャーのアパートに身を寄せる。過去のセレブ生活にとらわれ、神経をすり減らしていたジャスミンだったが、ある日お金持ちの男性ドワイトと出会い、自分の身の上についてうそをついてしまう。

順風満帆な人生をおくっていたジャスミンが夫の引き起こした事件によって転落してゆく様を描く今作は、期待

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友人の定義。

友人の定義。

隣のケンちゃんとは遊んじゃダメよ。
 どうして、ママ。
バカがうつるからよ。

 じゃあボク、誰となら遊んでいいの。
お向かいの、賢いタケシくんと遊びなさい。

さて、タケシくんのママは、彼と遊ぶことを許してくれるだろうか。タケシくんのママも同様に、「バカがうつるから」と言うに決まっている。

つまり、自分より賢い人と付き合いたいと思っても、その人は自分よりさらに賢い人と遊びたいのだ。これを「何か

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まだ仕事のカメラじゃない

まだ仕事のカメラじゃない

SONYの7R4のSDスロットが壊れた。カードをプッシュしても出てこない。使い始めてからまだそんなに時間が経っていないし、トラブルはセカンドスロットだから使用頻度もかなり低いはず。

SONYが仕事で使っていてちょっと困るのは、こういう耐久性にかかわる部分。なんとなく作りがチープだ。D5や1DXレベルは高望みとしても、もう少しどうにかならないかな。

久しぶりにNikon F5を触ってみたら、ガチ

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「僕たちはおかげさまでここにいる」

「僕たちはおかげさまでここにいる」

2020年3月11日、田中泰延×上田豪×前田将多の酔いどれトーク配信を実施することができました。
187人のみなさんの献金により実現できましたので、タイトルは「僕たちはおかげさまでここにいる」とさせていただきました。心から御礼申し上げます。
どうもありがとうございました。

僕たちにとっては、とてもよい夜でした。
ヒマナイヌスタジオ高円寺は環七沿い。3月としてはあたたかな晩で、開け放った窓から聴こ

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