保井崇志
写真家の日記です。仕事のことや、撮った写真のこと、それらを通じて考えたことなどを、月に4回発信します。読んでくださる方の思索の起点、もしくは行動のきっかけになれたら嬉しいです。
「写真とひとこと」シリーズの、買い切り全部入りパックです。普段あまりつけない写真への日本語キャプションがついています。Web写真集的なマガジン。
「800万円!保井さん、ギャンブラーですね。」 先日、渋谷のとんかつ屋さんで会食していた方に言われて、はっとしました。じぶんとしては全くそのつもりはなかったのですが、やっぱり客観的にはそう見えるのかと。 斜陽産業といわれる出版、しかも最も売れないジャンルであろう作家の写真集に、自己資金でそれだけのお金を突っ込むというのは、確かにギャンブルといえるかもしれません。とはいえもう作ってしまったので・・・。 2023年7月、初めての写真集「PERSONAL WORK」を出版しま
今朝、東京では雪が降っていて「これは雪と桜のチャンスなのでは!」なんて思いながら出かける用意をしているうちに、雨にかわってしまいました。さすがに3月だと積もることはないか。 とはいえ2020年の4月、桜が満開の時期になぜかドカ雪が降ったことがあって、折しもコロナの初期の段階だったので、涙をのんでの自宅待機したことがありました。あれは今でも時々思い出します。ほんと、撮れなかった写真ほど、頭の中で完璧に構築され、良い写真となっていつまでも記憶に残りがち。 そんなこんなで、日々
今日はレンズの話。もう14年も前になりますけど、とりあえず写真でも始めてみようかな、と軽い気持ちで買ったカメラがSONYのキットレンズ付きミラーレス一眼(NEX-5)でした。 撮ってるうちに驚くほど写真に夢中になり、いろんな写真ブログやカメラレビューを読み込むうちに、”どうも単焦点レンズというのが良いらしい” と判明し、改めて購入したのが富士フイルムの「X-M1」と「XF35mmF1.4 R」でした。 「XF35mmF1.4 R」は当時からめちゃくちゃ評価が良くて、ネット
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というわけで、Leica M11 を買いました。恒例の写真マシマシ回です。M11をお迎えしてから、ほぼ毎日写真を撮っているのでセレクトが追いつかない感じ。それでも引っ張られるように撮りに出かけてしまう。これこそがライカの魅力なのかもしれません。 8割くらいは絞って撮るという感じですが、もっと慣れてきたら開放も使いこなして、幅を広げていきたいです。なんか、写真を始めて2年目くらいの発言ですけど。
”「上手い写真」と「人から好かれる写真」の数値は別になっていて、「写真が上手くなった!」と油断していると、一方で「人から好かれる写真」の数値が劇的に下がっていることが往々にしてある。” 以前そんなツイートを見かけてなるほどなぁと思ったことがあります。「昔の方が(技術的には劣っているはずなのに)良い写真を撮ってた気がする」的な現象もこれで説明がつきそう。 でもこれ考えてみると、人から好かれるというのは「どの人に」好かれるかで前提が変わってきますよね。以下、3パターンあるのか
というわけで1月の後半は、法人を立ち上げて初めての年末調整に手こずったり、あと九州旅行もあったので、ぐぐっと後ろに寄った更新になっちゃいました。月4回、もう少しバランス良く更新したいな。 ちなみに法人の経理や事務作業に関しては、ぜんぶ自分一人でやってるんですけど、限界が来るまで続けてみようと思います。面倒くさいんだなぁこれが。でも黙々と作業するの好きマンなので意外と苦にならない。 あ、そうそう、今年は読書マシマシの年にしようと思うわけですけど、あまりにも心強い味方に出会っ
先週は4日間九州に行ってました。大分別府→由布院→熊本阿蘇→熊本市内 という感じで直線的なコースですが、なかなか充実の旅程。今回は珍しく旅の写真日記ということで。写真がたっぷり50枚以上ありますがお付き合いいただけると。
メモや書類の整理、読書の記録などなど、今までEvernoteを使用していたのですが、ようやく重い腰を上げてNotionに移行しています。 もはや「何を今さら」という感じですが、Notionのカスタマイズ性や構成の美しさに感動。なまじEvernoteの有料ユーザー歴が長かっただけに(2013年から10年以上!)出遅れてしまったのですが、もっと早くNotionに移行しておけば良かったと後悔しきりです。 移行の際にEvernote内の古いメモを掘り起こして、昔に考えていたことを
胸が痛くなる出来事が重なり、大変な年始となりましたが、それだけに一日一日を大切にしようと決意を固めた次第です。というわけで、今年もどうぞよろしくお願いします。 昨年後半から毎日のように写真を撮っていて、年が明けても継続しています。今年の「写真家の日記」は、写真マシマシ回が多くなりそう。
というわけで、何のひねりもない記事タイトルで年内最後の更新を。 今年から再開したこの「写真家の日記」も丸一年となりました。購読してくださった皆さま、お付き合いいただき本当にありがとうございます。最後の更新は12月に撮影した写真とともに。
年末の街の空気って、なぜか心が浮き立つ感じがしますね。たいして忙しくもないのに、早歩きしてみたりして。 今年のまとめ的な記事は、もう一本ある年内の更新にゆずることにして、今回は日記です。
成人して以来、漫画を読む習慣がなかったのですが、ふと「紙のコミックを一気読みしたい」という願望が芽生えてこちら「ゴールデンカムイ」を全巻そろえて読み始めました。 内容について今さらいうまでもない超名作。「金塊を探し出す」という大筋のテーマも面白いのですが、合間合間にはさまれるアイヌの狩りや調理の知識が興味深く、つい読み込んでしまう。一巻一巻の満足度が高すぎて、一気読みどころかじっくり読んじゃうので年をまたぎそうなペースです。 じぶんが普段から撮影しているストリートフォトも
こちら事後報告になってしまいますが先日、東京・神楽坂で行われたイベントで写真集「PERSONAL WORK」の手売りを初めて経験してきました。 「PERSONAL WORK」でお世話になった藤原印刷が主催する「クラフトプレスSTAND in 写場」というイベントで、保井としては乗っからせていただいたようなかたち。 当日もかなりの盛況で、保井のブースも色見本プレゼント含めて新規のお客様もたくさん寄ってくださいました。実際にその場で本を買っていただくというのは、こうもテンショ
昨日と今日は横浜で撮影でした。
東京で写真を撮っていると、どうしても人と被ってしまうということがあります。