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正解があると思って思考停止してしまうフリーランス

現在、転勤族の夫と結婚し、新卒から勤めた会社を退職後、フリーランスになりました。
その中で、自分の人生を見つめ直し、自分に何が出来るのか、自分の強みは何なのか、世の中に価値提供出来ることはどんなことかを日々考えながら模索する毎日です。

今日は最近色々な活動をする中で、頂く質問について考えたことについて書いてみようと思います。

フリーランスの働き方をしはじめて、1年ちょっとが経ちました。
最初は上手くいかないことだらけで、今も上手くいっていないことも多々ありますが、この1年試行錯誤を続けてきたからこそ分かること、自分の得意・不得意や、向き不向きなど見えてきたことがたくさんあります。

そんな中、わたしの活動を見て最近よく質問やお話を聞かせてください!といったお声がけをされることが多くなりました。

そういった人に共通する事ってこれだよな~と思うことをまとめてみようと思います。


正解があると思ってしまう思考

会社員を辞めて、フリーランスの道へと歩みだした最初のころ、何が自分にできるのか、個人として働くというものはこんなにも大変なのか、毎日不安と絶望の中にいました。

どうしてもその状態の中にいると、焦りが出てきてしまって、どうしたら上手くいくかの方法論や、上手くいくノウハウみたいなものを探してしまったりします。

最近、わたしの活動を見てなのか、どのようにしたら上手くいくのかといった質問をされることが多くなりました。
これは昔の自分を見ているようで辛いな~~と思いながらも、そういった人の特徴や心理状態などが痛いほど分かるので、そういった人へのアドバイス的な意味も込めて書いています!

この質問してくる方は、情報を取りに来ているなとか、ノウハウをパクってやろうみたいな、テイカー的な人ではなくて、あくまでも上手くいくためにどうやったらいいんだろう・・と足踏みしてしまっている人の事を対象に書いております。

まず、一番はどこかに正解があると思ってしまう思考になっているのが原因かなと思います。

会社員をしている(していた)人に多い考え方で、わたしも全く同じだったのですが、何かしらの正解があると思ってしまうんですよね。

これは1+1=2のような絶対的な正解というわけでなく、なんとなくこういうルートでこうやってやってけば上手くいくよ!みたいな成功ルートがあると思ってしまいます。

会社にいると、先輩や上司、先人たちが既にレールを敷いてくれていて、組織として動くために少なからずルールが設けられています。そのルールは正解に近づくための手順書のようなもので、それに従っていれば人生において大きなミスや失敗をすることもなく、前に進むことが出来ます。

自分で前に進めたんだ!と思ってしまいがちですが、全て敷かれているレールを走っているだけということをその時は理解出来ていません。

フリーランスになって思うのは、正解なんてものはなくて、正解を作るためにどれだけ行動するのか、これが一番大切です。

同じような活動をしている人にお話を聞いても、三者三様で全く違う道をたどっていたり、考え方も全然違ったり、目指しているところによっても、今の状態が通過地点の人もいれば、これが自分の人生のゴールだという人もいます。

だから、正解なんてものはないし、正規のルートなんてものはないんですよね。
人間それぞれ個性があって1人ずつ違うのと同じで、それぞれの人生もそれぞれ違って、やりたいことも、やるべき行動も、やらないことも、全員それぞれ違います。

でも、そういった思考になってしまっていると、正解が知りたい、間違った道に行きたくない、寄り道はせずに最短ルートを教えて欲しい、そんな風に尋ねているようなニュアンスが読み取れてしまうんですよね。

昔の自分もまさにこの思考に陥っていて、間違いたくない、最短ルートを行きたい、これが強かったです。
ですが、今振り返ってみると、最短ルートを行きたいと思って行動した結果、めちゃくちゃ寄り道的に色んな道を通って、結果的にその寄り道での経験が今にものすごく活きているなと思います。

寄り道、回り道こそ自分の人生の道を太くしてくれたり、しい道を増やしてくれるんじゃないかなと思います。

思考をサボる、思考停止状態

もう1つ思うのが、思考停止状態に陥っているということ。
ちょっと言い方はキツイのですが、思考停止の状態の質問ってすぐに分かるんですよね。

例えばですが、「どっちが良いと思いますか?」とか、「どうしたら良いと思いますか?」とか、「何かオススメはありますか?」とかという質問。

これは、自分の頭で考えることを放棄していて思考をサボっている状態です。

先ほども記載した通り、個人で働くというのはその人それぞれのやり方と道があるので、どれだけ背景を理解したとしても、他人であるわたしがどちらがいいかなどは決めることが出来ません。
ましてや、人が決めた事をやってもきっと上手くはいかないですよね。

また、白か黒かという二分法で考えてしまうことが多いです。
こちらの記事でも書いたのですが、人生って白黒はっきり決められることよりもどっちつかずの曖昧なことの方が多いですよね。

でも、会社や組織の中にいるとルールやマニュアルがしっかりと確立されているので、こっちかこっち!みたいに明確な線引きがされることが多いです。
組織を動かすにはこの線引きはとても大切なのですが、自分自身で道を切り開いていくにはこの線引きの考え方が邪魔になったりします。

どっちがいいかみたいな判断よりも、この中間をいくためにはどのような手段があるのか、それを自分の頭で考える事が大切になります。

仕事か家庭(プライベート)かどちらを優先するか!みたいな話があると思うのですが、絶対に時と場合によりませんか?
その時その時で、グラデーション的に仕事が濃くなったり家庭が濃くなったり、上手くそのバランスを取っていく選択ができるかが大切だと思います。

と言いながらも、この思考も分かるな~~と思って聞いています。

どうしても自分の人生を自分1人で判断して決断していくのは不安で、決心がつかない事のほうが多いのですよね。どちらか決めてくれ!というよりも、安心したいとか背中を押して欲しいというニュアンスが強いのかなと思います。

人はやっぱり集団で動いたほうが安心するし、責任も分散されるので、リスクを回避出来るという思考になりがちですが、今のわたしが思うのは自分で選択したことがどんどん自分の人生の正解になっていくということ。

結局やってみて嫌なものは辞めていくし、必然的に残っていくものや残っていく人間関係が自分の根本にある本当にやりたいことに繋がって行くんだろうなと思います。

思考停止の余裕なんてないフリーランス

色々偉そうなことを書いてきましたが、自分も含めてこの段階にいる人は結局その後色々と行動してみて、自分の道を作っていくと思います。

フリーランスって思考停止している余裕なんてないのですよね(笑)

最初は何も分からずで、上手く行っている人に話を聞いてみたりして、そこで正解を教えてもらおうと思考停止状態の質問をしてみたり、背中を押してもらいたくて上手く行っている相手に選択を委ねて見たり、翻弄するのだと思います。(分かるとても分かるよ~~~)

それでも、結局そこから何か生まれるわけでもないし、ノウハウが少しでももらえたとしても、そのノウハウを使って行動するのは自分しかいないのですよね。

会社員は思考が停止しようと止まっていようと、そこまで問題ではなかったのですが、フリーランスは止まることが致命傷になります。

どんどん思考をフル回転して、行動量を増やして、前に進んでいくしかないですね。

今の自分にもめちゃくちゃ言い聞かせながら、今日も頑張っていきましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。


シンバ🦁

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