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『俺が風鈴とドライヤーを戦わせてる間に友人が結婚した』
「ぼくさ、結婚したんだよね」
と言われて思わず時刻を確認する。午前4時である。こいつも俺も、夜が明けてもなにもすることのない身の上であるから、思ったより進んでいる時計に驚くことはない。
かといって驚くような話でもない。ああこいつもか、と思っただけだった。淡々とキルを取り、ゲーム終了を待ってコントローラーを置く。たっぷりと伸びをしてから「そりゃめでたいな」とマイクに向かって発してみる。
「ちょっ
2021年1月11日の言い訳 題「成人」
今日も短歌を作りました。
第一首:人に成る前天使とも呼ばれたが思い返せば獣であったテーマを熟語でもらった時にまず最初にしてしまうことは読み下しです。これは癖になっていて、今回の場合「成人」→「人に成る」と読めた瞬間にじゃあ20歳になる前は人じゃなくて何なんだ、というところから作歌することを決めました。
人に成る前子供とも呼ばれたが思い返せば獣であった
「天使」でなく「子供」という案もありまし
『忍者と極道』を、どうか読んでください
突然ですがクイズから始まります。タイトルでは下手に出ておいていきなり試すようなマネをして申し訳ありません。でも、大切なことなんです。
こちらのセリフ、なんと読むでしょう?
これは当然、
こうですね。続いては3問出題します。
廃止されたセンター試験に代わる大学入学共通テストでこれが出題されたら阿鼻叫喚間違いなしですね。これはやっぱり、
こうですよね。最後は応用編、英語です。
ルビにルビが
のぞみ号で短歌を披露したい
趣味で短歌を作っています。
私がいまハマっているのは「ただ31文字(くらい)である」というだけで、情動や感興が少ないような短歌です。少し前に話題になった『偶然短歌』に少しだけ人間味をまぶしたようなもの、あるいは発見を一巡りして述べたようなものがマイブームです。
↑こういったそのまんまだね~みたいな短歌とか
↑こういうメタっぽい短歌を作って遊んでいます。パソコンに創英角ポップ体がなかったのでこ
ぼくはブラック・マジシャンではないとわかった日
電車に乗る。切符をなくさないようにしなくてはいけない。そんなとき、どこに仕舞うかといえばスマホケースの中、正確に言えばスマホの背中とケースの間である。私はあらゆるものをその狭間に入れ込んできた。非常用千円札やICカード、アクセサリーやロッカーキーのような固形物まで、合成樹脂の柔軟が許す限りは何でも入れた。「もろとも」という感じがよかった。スマホをなくしたらすべて失う、という危機感がよかった。すぐ
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