記事一覧
なかなか暮れない夏の夕暮れ(江國香織)
なかなか暮れない夏の夕暮れ(江國香織)
_____稔は短くこたえ、ロックを解除した。
自分が本に指をはさんだままであることに気づき、左手の人差し指だけが、まだあの場所にいるのだと考えてみる。
少しはやい夏を感じて、昨年の夏からあたためてしまった本を手にとる。
夏の描写とリンクしていた気候も、読み終わる頃には梅雨入りとともに涼しくなっていてすこしだけさみしい。
この本の主人公は常に本を読んでい
さよならは小さい声で(松浦弥太郎)
友人が松浦弥太郎さんの著書をよく読んでいたこともあり、気になってはじめて読んでみました。
このエッセイに出てくる人たちは、みんながみんなそれぞれの魅力を持ったすてきな人たちばかり。
すてきな人の周りには、すてきな人が自然と集まる気がする。
このところ特に眉間にシワを寄せて考えてばかりいた気がするので、ここからは軽やかに生きようと思いました。
考えることが