立花のこ

主にミュージカルなど、観てきたものの感想や考察を、自己満ブログとして不定期に書いていき…

立花のこ

主にミュージカルなど、観てきたものの感想や考察を、自己満ブログとして不定期に書いていきます。ほかにも、面白そうなことや、書きたいことがあれば書いていきたいです。

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記事一覧

ミュージカルオタクが2023下半期を振り返る+α

書く度に「お久しぶりです」と言っているような気がします。 のこです。 もう年の瀬ですね。 今年の全ての現場が(わたしの中では)終わったので、上半期同様まとめたいと…

立花のこ
4か月前
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スリルミー2023 松岡×山崎ペア

まえがきは以下に。 今回唯一の続投ペア。 6回中3回を松山ペア(ヤマコーペアとも呼びますが本記事では松山ペアと呼びます)で観たわたしですが、チケット取った当初は 「…

立花のこ
7か月前
4

スリルミー2023 木村×前田ペア

まえがきは以下に。 木村達成がスリルミーに出る、しかも「私」を演じると知ったとき、ものすごくテンションが上がったわたしです。 たつなりは観る度に「すごい役者にな…

立花のこ
7か月前
4

スリルミー2023 尾上×廣瀬ペア

まえがきは以下に。 1度きりの観劇となった、尾上廣瀬ペア。 尾上私は、柿澤彼とのCDの印象でずっと「気持ち悪い私」だと感じてここまで生きてきました。 おかきペア観た…

立花のこ
7か月前
2

スリル・ミー 2023 感想考察。の前に。先に総括。

待ってたよ!!! ということで、無事に9月を乗り越えました。 9月といえばスリルミー月間。 noteもしばらく更新できずにいました。 相変わらず、もともと忙しい時期にさ…

立花のこ
7か月前
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ミュージカルオタクが2023上半期を振り返る

【20230717 追記しました】 皆さまいかがお過ごしでしょうか。 わたしは相変わらず公私共に忙しくしているのですが、もう6月も終わりに近づいていることに気がついて、 …

立花のこ
10か月前
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久々の初見ヒット。『ダーウィン・ヤング』はいいぞ。

久しぶりに、「これは感想を残しておかねば!」という作品を観劇しました。 ミュージカル『ダーウィン・ヤング 悪の起源』 ダーウィン・ヤング役のみダブルキャスト。 …

立花のこ
11か月前
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観劇オタクの近況と、スリルミーという禁じられた森への再訪

みなさまこんにちは。 なんだか暑くなったり寒くなったり安定しませんが、いかがお過ごしでしょうか。 先日の観劇記録を書いてから、日が空いてしまいました。 近況なん…

立花のこ
1年前
4

SPY×FAMILYとミュージカルの親和性

漫画でもアニメでも人気を博した『SPY×FAMILY』。 ミュージカルを観てきました。 私は世間で流行るアニメや漫画に疎いほう(あるいは触れるのが遅いほう)なので、ミュー…

立花のこ
1年前
6

太平洋序曲 -山本×海宝×立石-

開国を迫られた日本。 その様子や、その事件に翻弄される日本人たちを、西洋のクリエイターが描く。 私は、この作品の上演が今回発表されるまで、これまでの上演歴を知り…

立花のこ
1年前
3

今一度、井上芳雄という人にハマった沼を語ってみる

皆さまこんにちは。 とても面白そうな企画を見つけたので、乗っからせていただこうと思い、書いてみます。 #ハマった沼を語らせて 私はミュージカルが大好きなのですが、…

立花のこ
1年前
4

バンズ・ヴィジットの世界は「たいしたことではなかった」のか

あなたは、聞いたことがないだろう。 たいしたことではなかった。 作品のキャッチフレーズが実際の作品と乖離している場合、観劇後に後味が悪くなります。 ただ、この作品…

立花のこ
1年前
3

エリザベート2022-23について配信を振り返りながら総括

2022年秋から続いてきたエリザベートの旅も、2023年の年明け、博多座で無事大千穐楽を迎えました。 ラスト2公演、配信してくださって本当に良かった。 みんな、本当に全員…

立花のこ
1年前
7

博多遠征記

博多座とエリザの感想は先日書きましたが、今回の博多遠征についての思い出も残しておこうと思います。 というのも、飛行機乗ったの約10年ぶりだったのよ!!! もともと…

立花のこ
1年前
4

ハカタブルクにて芳雄閣下を拝んできました -エリザベート@博多座-

【1/30の配信で色々思い出したのでこっそり加筆しました】 ちゅうもーく!!! (by ルキーニ) ということで、念願の博多座観劇してきたよ!!! あらゆる先行で落ちま…

立花のこ
1年前
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ミュージカル『チェーザレ 破壊の創造者』舞台解説講座付き

先に画像だけアップしたまま放置しておりましたが、今年の観劇始めはこちらでした。 久しぶりに訪れた明治座にて、『チェーザレ 破壊の創造者』。 2020年に上演予定だっ…

立花のこ
1年前
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ミュージカルオタクが2023下半期を振り返る+α

ミュージカルオタクが2023下半期を振り返る+α

書く度に「お久しぶりです」と言っているような気がします。
のこです。
もう年の瀬ですね。

今年の全ての現場が(わたしの中では)終わったので、上半期同様まとめたいと思います。

まえがき
えーと、いちおうミュージカルオタクとしての振り返りなので、ミュージカルとかコンサート、演劇の振り返りをしようとは思うのですが……。

やはり、触れないわけにはいかないので、触れます。

2023年は、というか主に

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スリルミー2023 松岡×山崎ペア

スリルミー2023 松岡×山崎ペア

まえがきは以下に。

今回唯一の続投ペア。
6回中3回を松山ペア(ヤマコーペアとも呼びますが本記事では松山ペアと呼びます)で観たわたしですが、チケット取った当初は
「偏っちゃったな―、3年前にこのペア1回観てるし……
まぁ何回観ても違ったものを見せてくれるだろうけど……」
なんてことを思っていたのですが(色々ごめん)。

蓋を開けてみたら、この選択は大正解。
この2人(+ピアニスト1人)、
202

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スリルミー2023 木村×前田ペア

スリルミー2023 木村×前田ペア

まえがきは以下に。

木村達成がスリルミーに出る、しかも「私」を演じると知ったとき、ものすごくテンションが上がったわたしです。
たつなりは観る度に「すごい役者になってってるー!」と感じさせてくれる推しなので、それだけでもう楽しみにしていました。

別件ですが、インタビューでファンの存在を「倒さなきゃいけない相手」って表現してるのが最高だなって思うくらい好きです。笑

前田くんは、実は同世代で、かつ

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スリルミー2023 尾上×廣瀬ペア

スリルミー2023 尾上×廣瀬ペア

まえがきは以下に。

1度きりの観劇となった、尾上廣瀬ペア。
尾上私は、柿澤彼とのCDの印象でずっと「気持ち悪い私」だと感じてここまで生きてきました。
おかきペア観たかったな……
ちなみに、CDのレビューは旧ブログに残してあるよ。

余談ですが、スリルミー再演のたびに旧ブログのアクセス数がえらいことになるので、みんな色々と飢えているんだなぁと思います。
ええ、わたしもそうです。

本題に戻ります。

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スリル・ミー 2023 感想考察。の前に。先に総括。

スリル・ミー 2023 感想考察。の前に。先に総括。

待ってたよ!!!

ということで、無事に9月を乗り越えました。
9月といえばスリルミー月間。
noteもしばらく更新できずにいました。

相変わらず、もともと忙しい時期にさらに予定をぶっこんでいるという、半年前と同じようなことをしているわたしです。
SなのかMなのかわからんな。

参考までに、半年前のわたし。

おかげさまで、自分が持っていたチケット6枚はすべて無事に観劇することができました。

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ミュージカルオタクが2023上半期を振り返る

ミュージカルオタクが2023上半期を振り返る

【20230717 追記しました】

皆さまいかがお過ごしでしょうか。
わたしは相変わらず公私共に忙しくしているのですが、もう6月も終わりに近づいていることに気がついて、
こりゃ年末もすぐ来るなぁ……
なんて思ったので、2023年の上半期に観た作品の中で、勝手に賞を授けていきたいと思います。

詳細も含めて書きたいところなんだけども、今わたし本当にそれどころではないので(?)、ひとまず「賞の名前」

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久々の初見ヒット。『ダーウィン・ヤング』はいいぞ。

久々の初見ヒット。『ダーウィン・ヤング』はいいぞ。

久しぶりに、「これは感想を残しておかねば!」という作品を観劇しました。

ミュージカル『ダーウィン・ヤング 悪の起源』

ダーウィン・ヤング役のみダブルキャスト。

以前“アタタミュ”こと『北斗の拳』のミュージカルでバット役としても拝見していた、渡邉蒼さんのダーウィンで観劇。

当時の感想こちら↓

観劇の決め手は、安心安定のキャストが多いことと、作品のもたらす雰囲気だったんです。
あと、私はずっ

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観劇オタクの近況と、スリルミーという禁じられた森への再訪

観劇オタクの近況と、スリルミーという禁じられた森への再訪

みなさまこんにちは。
なんだか暑くなったり寒くなったり安定しませんが、いかがお過ごしでしょうか。

先日の観劇記録を書いてから、日が空いてしまいました。

近況なんぞ。というのも、3月から4月にかけて、観劇オタクとしてもめっちゃくちゃ忙しかったのに、プライベートでもバタバタしていまして。
なんか去年と似たようなことしてるな……?
なんて思う今日この頃です。

↑去年もわざわざ忙しいときに忙しいこと

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SPY×FAMILYとミュージカルの親和性

SPY×FAMILYとミュージカルの親和性

漫画でもアニメでも人気を博した『SPY×FAMILY』。
ミュージカルを観てきました。

私は世間で流行るアニメや漫画に疎いほう(あるいは触れるのが遅いほう)なので、ミュージカル化の発表がされた時点では、漫画にもアニメにもノータッチでした。
ただ、周りから良い評判しか聞かないので、まずアニメを観てみたところ。

こりゃ面白い。

しかも、このシーンは絶対ミュージカルにガッツリ使われるだろうな、と直

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太平洋序曲 -山本×海宝×立石-

太平洋序曲 -山本×海宝×立石-

開国を迫られた日本。
その様子や、その事件に翻弄される日本人たちを、西洋のクリエイターが描く。

私は、この作品の上演が今回発表されるまで、これまでの上演歴を知りませんでした。
純粋に、「面白いな」と興味を持ち、キャストも好きな方々いらっしゃるので、チケットを取りました。

私が観た回は、以下の組み合わせ。

狂言回し:山本耕史
香山弥左衛門:海宝直人
ジョン万次郎:立石俊樹

他のキャストも観た

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今一度、井上芳雄という人にハマった沼を語ってみる

今一度、井上芳雄という人にハマった沼を語ってみる

皆さまこんにちは。
とても面白そうな企画を見つけたので、乗っからせていただこうと思い、書いてみます。
#ハマった沼を語らせて

私はミュージカルが大好きなのですが、これまで、自分のブログ(現在更新停止中)と、アイデアニュースさんへの寄稿にて、似たような沼語りをしたことがあります。

中川晃教さんについて

田代万里生さんについて(+α)
※一部有料記事がありますが、会員になれば他の有料記事も読め

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バンズ・ヴィジットの世界は「たいしたことではなかった」のか

バンズ・ヴィジットの世界は「たいしたことではなかった」のか

あなたは、聞いたことがないだろう。
たいしたことではなかった。

作品のキャッチフレーズが実際の作品と乖離している場合、観劇後に後味が悪くなります。
ただ、この作品は違った。
本当にそう。
たいしたことはない、一夜を明かすまでの物語。

それなのに、何かがおかしくて、何かが愛おしくて、ほろっと泣いてしまう。

正直なところ、付け加えたいワードはあります。

「個人的には“たいしたこと”があったけれ

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エリザベート2022-23について配信を振り返りながら総括

エリザベート2022-23について配信を振り返りながら総括

2022年秋から続いてきたエリザベートの旅も、2023年の年明け、博多座で無事大千穐楽を迎えました。

ラスト2公演、配信してくださって本当に良かった。
みんな、本当に全員が揃って大千穐楽を迎えられて本当に良かった。
個人的な思いとしては、帝劇3公演、博多座1公演観ることができて本当に良かった。
配信のアーカイブが1週間あって本当に良かった。
配信アーカイブのおかげで友達と上映会やって感想シェアで

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博多遠征記

博多遠征記

博多座とエリザの感想は先日書きましたが、今回の博多遠征についての思い出も残しておこうと思います。

というのも、飛行機乗ったの約10年ぶりだったのよ!!!

もともと日本の中心にいたので、西へ東へ行くには新幹線や近鉄を使っていて、今回も新幹線かな?とか思っていましたが……
まさかの自分自身が東に引っ越したもので(笑)、飛行機がベストになったわけです。

久しぶりの飛行機もいいもんですね。
弾丸日帰

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ハカタブルクにて芳雄閣下を拝んできました -エリザベート@博多座-

ハカタブルクにて芳雄閣下を拝んできました -エリザベート@博多座-

【1/30の配信で色々思い出したのでこっそり加筆しました】

ちゅうもーく!!!
(by ルキーニ)

ということで、念願の博多座観劇してきたよ!!!

あらゆる先行で落ちまくり、一般発売でなんとかして1枚取れた、井上芳雄トート回。

個人的な旅の思い出は別の記事に書こうと思っているので、ここでは博多座の印象と、エリザの観劇レポを興奮冷めやらぬうちに書いていきます。

近所に欲しい博多座博多座は前

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ミュージカル『チェーザレ 破壊の創造者』舞台解説講座付き

ミュージカル『チェーザレ 破壊の創造者』舞台解説講座付き

先に画像だけアップしたまま放置しておりましたが、今年の観劇始めはこちらでした。

久しぶりに訪れた明治座にて、『チェーザレ 破壊の創造者』。

2020年に上演予定だった今作。
私も当時、原作を読み、数枚チケットを取って楽しみにしていました。
コロナ禍により一度は中止となったものの、2023年の年明けに上演実現!

実は、今回のチケット、結構ギリギリに取ったのです。
というのも、プライベートでバタ

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