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2020年7月の記事一覧
常時接続で失われた孤独。あるいは「長い思考力」。哲学者・谷川嘉浩氏インタビュー。
世界が哲学に夢中だ。書店に行けば、ビジネス書にも自己啓発本にも、「哲学」という文字が踊る。特に日本では、90年代以降、いくつかの宗教的背景を帯びた事件をきっかけに、敬遠されていたように思える「哲学」。失われた20余年を経て、今、時代はなぜ哲学を求めているのだろう?
哲学だけでなく、宗教学、政治学、消費社会論、観光学、または教育学にも造詣が深い、哲学者・谷川嘉浩氏にインタビューした。
哲学は、人
「あなたのことは全部わかってる」に感じる違和感とは
こんにちは!
誰かから「あなたのことは全部わかってる」みたいに言われるのってちょっとしんどくないですか。
yochiさんがこんなことを言ってて、確かにそうだなーと思いました。
その少し前にも、こんなツイートをしたんです。
しかしこれ、よく考えたら自分も言われてたことでした。
今日は、なんで人間は他人を単純だと思い込むのか、逆に、単純に扱われると嫌な気持ちになるのか、考えてみます。
「
今週末の日曜日、ユニクロで白T買って泣く
今週末の日曜日、私はユニクロで泣く。
いつも行く、イオンの4階に入っているユニクロで。きっと、震えながら白のエアリズムコットンオーバーサイズTシャツ(5分袖)を手に取って、泣く。
何の話か全くわからないと思うけど、今、たった今3時間前に起きたことを、心臓をばくばくさせながら、今日は書く。
私の家は、奈良にある。近鉄電車の快速急行が止まる駅。そして、家の94%を、地元の20代以下に開放している
お手本にしたい4つのエッセイ
『みんな思ってた』先日、Twitterでこの新聞記事が話題になっていたので読んでみたら、本当に素晴らしい文章だった。朝日新聞 2020年7月26日の「窓」より。
新聞記事は紙面の特性上、「限られた文字数でいかに多くの情報を伝えるか」が大切になる。普段、さほど文字数を気にせずに書いているWebライターからしたら、職人技と言えるだろう。
本当に無駄のない文章。それでいて、まるで自分がその電車に乗り
人生100年時代の社会に対する創意工夫 ("The New Long Life" 『LIFE SHIFT 2』リンダ・グラットン) | きのう、なに読んだ?
リンダ・グラットン&アンドリュー・スコットの新著「The New Long Life」を読みました。2016年に出版された「ライフ・シフト」(The 100-Year Life) の続編です。
「人生100年時代」というフレーズは、もはや目新しくもないほど、頻繁に耳にするようになりました。その発端となったのが、リンダさんたちの前著「ライフ・シフト」でした。リンダさんは2017年には安倍首相の諮問