マガジンのカバー画像

コモエッセイ2022

153
つれづれなるままに、コマネチ!
運営しているクリエイター

記事一覧

私は"私の意識"でしかない

私は"私の意識"でしかない

いつも通勤に使っている道。

たまに、ふと「こんなところに自販機あったっけ?」と思うことがある。

ぐっと集中すると見えてくる、いつもは気づかなかったもの。

個人商店の看板や、外壁の落書き、山の中腹の謎の建物。

それは、私が意識しなければ、知らなかったものたちだ。

つくづく、「私のすべては"私の意識"」だなと感じる。

ならば、私の意識の矛先次第で、人生をよりよいものにできる気もする。

もっとみる
この世に存在しなかった話

この世に存在しなかった話

気がつけば、異国の地にいた。
誰かと一緒だったのか、一人だったのかも覚えていない。

あたりはすっかり暗くなっていて、道の両脇に並んだ出店からは、香辛料の独特な匂いが漂っている。
どうやら、アジアのどこかの国のようだ。

民族衣装やエスニック料理、さまざまな夜店のテントが連なっている。
見ているだけで楽しいし、飛び交う異国の言葉にワクワクする。

そんな喧騒に溢れたエリアを跡にし、いつの間にか郊外

もっとみる
知らない路地に眩暈がした話

知らない路地に眩暈がした話

先日、香川へ旅に出たときの話。

行き先は山の麓にある、有名なうどん屋さん。

ローカル線を乗り継ぎ、観光地でもないごく普通の駅で降りる。

お店まで徒歩20分の道のり。

何気ない住宅地を歩いていると、突如眩暈が襲ってきた。

寂れたお店の飲料の古い看板

原っぱにポツンと立つ石屋さん

地元の人でさえだれも見向きもしない、よくわからない石碑

そして夕暮れの匂い。

なんだか目に見える全てが愛

もっとみる

人生の最優先は「〇〇心地」の良いもの

最近読んだ本、「限りある時間の使い方」。
とっても今の自分に突き刺さる内容で、2周読んでしまった。

タイトル名からして、巷に溢れる時間整理術の本かなと思ったけど、
実際は全く違う、目からウロコな内容。
中身には詳しくは触れないが、
とてもかみ砕くと、「目標に向けて今という時間を浪費する」のではなく、「今という時間こそ大切にしよう」という趣旨だ。
(私の言葉だと陳腐に聞こえるけど、本書の内容はとて

もっとみる
ビタミン剤まで摂って働く意味

ビタミン剤まで摂って働く意味

今年の4月に他部署から入ってきた先輩。
何がスゴイって、もの凄く働く。

まず定時の30分前には会社に到着。
毎朝のお店の周りの掃除を欠かさない。
職場内ではそれなりの地位なのに、書類を綴じたり、率先して窓口で接客したり、下っ端の仕事もやる。
まるで私の仕事が無くなるほどの勢いだ。
そして退社時間も遅い。
私は毎日ほぼ定時に帰らせてもらっているが、どうやら先輩はかなりの時間、残って仕事をしているよ

もっとみる
「今日は良い1日だったな」と声に出してみる

「今日は良い1日だったな」と声に出してみる

一日の終わり、なんだか偶然に幸せなことが続いた日。
「今日は良い1日だったな」と自然に声が出た。
そうすると、なんだか今日がより素敵な1日になった気がした。

言葉は魔法だ。
声にするだけで、自分の気持ちもそれに呼応して変わる。

「自分の叶えたい夢は、声に出すと叶いやすい」
昔読んだ、ありきたりな自己啓発書に載っていた。
でも、それはあながち間違っていないような気もする。

「言霊」が昔から畏れ

もっとみる
夏休みのプール授業に行くように出勤する

夏休みのプール授業に行くように出勤する

連日の猛暑日。
茹だるような暑さで夏バテ気味。
皆さまは体調など崩されていないだろうか。

年をとるほど、暑さに対する体への負担が大きくなっている気がする。
先日も、たった40分ウォーキングしただけで熱中症になり、あまりの頭痛に翌日会社を休んでしまった。
水分もとり十分に気を付けていたはずが、情けなり限りである。

そして家や職場ではクーラーをつけっぱなし。
もはやクーラー無しでは生きていけない体

もっとみる
本人による訃報ツイートの違和感

本人による訃報ツイートの違和感

よくTwitterなどのSNSを見ていると
急逝したユーザーの代わりに、家族や身近な人が「〇〇は〇〇才で永眠しました。お世話になった方に御礼を申し上げます」などとツイートしているのを見かける。

「あぁ、最近見なくなったと思えば闘病されてたのか…。」
そんなことを思い、故人を偲ぶのと同時に、ある疑問がいつも浮かぶ。
家族や身近な人が本人のアカウントで訃報をツイートしているということは、その人が故人

もっとみる
朝イチのSNSは毒

朝イチのSNSは毒

憂鬱な平日の朝。
目覚めてすぐのベッドで、ついついスマホをいじってしまう。
それだけならまだしも、朝ごはんを食べながら、歯を磨きながら…。
いつだってTwitterのタイムラインを追っている自分がいる。

Twitterは眺めているだけで楽しい。
有益な情報もあれば、誰かに言いたくなる面白ツイートもある。

しかし、なかには暴言や、他人のマウントをとるようなツイートなど
過激なものもタイムラインに

もっとみる
「写メする」は 死語のフリして生き残る

「写メする」は 死語のフリして生き残る

昨日の記事を書いた直後から、なんだか妙な違和感に襲われていた。
なんてこともない、いつもの私の記事。しかしなんだか気になる…。
何度も記事を読み返していると、なるほど原因がわかった。

記事のタイトル「仕事帰りに夕暮れ空を写メする余裕を」
あれ?でも待てよ…。
「写メする」なんて、世間的に言えばもう死語なんじゃないか。

私は日頃のクセから、ただ夕暮れ空をスマホで撮影した行為を、「写メする」となん

もっとみる
仕事帰りに夕暮れ空を写メする余裕を

仕事帰りに夕暮れ空を写メする余裕を

本日は残業だった。
ヘトヘトになりながらも車を運転して帰る。
家までは1時間半の道のりだ。

途中、どうも眠くなってコンビニで休憩。
車から降ると駐車場に人の気配がする。
ふと見ると、同じく仕事帰りであろうスーツ姿の中年男性が一人、スマホを空に向けている。

つられて見上げると、そこには見事な「かなとこ雲」が。
薄暗くなった群青色の空に、恐ろしいほどの威厳をもって聳えていた。
(まさに記事のタイト

もっとみる
ゴミを捨てることは自分を軽くすること

ゴミを捨てることは自分を軽くすること

「自分は一体、一日に何回ゴミを捨てているのだろう。」

ふと思うことがあり、日々の生活でゴミ箱を使うことを思い出してみる。

朝はパンの袋、バナナの皮。
お昼はジュースのパック、仕事でいらなくなったメモ。
夜はポスティングのチラシ、お菓子の箱…。

ゴミを捨てることなんて、普段は意識したこともない。
でも、試しにいざ意識してゴミを捨ててみると、不思議となんだか感慨深くなる。

当たり前の話だが、ゴ

もっとみる
私たちは永遠に人と付き合っていかなければならない

私たちは永遠に人と付き合っていかなければならない

このところnoteの更新をサボってしまいました…。
毎日更新だと謳いながら、申し訳ございません…。
1度毎日更新がほんの1分差で途絶えてしまい、そこからなし崩しに書かなくなってしまいました。
それは紛れもない自分への甘え。
でも半年も続けてると、全く何もアイデアが浮かばない日もあります。
これからもマイペースで、アウトプットを意識して続けたいと思います。
皆さま、いつもありがとうございます。

もっとみる
食べたものは私そのものに

食べたものは私そのものに

先日受けた人間ドックの結果が返ってきた。

結果は…予想以上にヘコむ内容がたくさん。

精密検査を受けなければならなくなった。

最近本当に大事だと実感しているのは食生活。

当たり前の話だが、食べたものそのものが自分の身体の一部になる。

それに加えて、人間の身体は原始時代から変わっていない。

飢餓の時代を想定して、出来るだけ栄養を脂肪として貯めこもうとるる。

やはり控えめに、そして程よいバ

もっとみる