Basic of WEB Marketing (WEBマーケティングの基礎）⑧

さかもん＠外資系ビジネス英語コーチ

2021年4月14日 13:59

さて、今までWEB広告の古典的形式ともいえるリスティング広告とアフィリエイト広告を説明してきました。

それぞれに特徴のある広告でしたね。こちらにそれぞれの広告についての記事リンクを貼っておくのでご参考にしてくださいね！

リスティング広告

アフィリエイト広告

本日はより新しい広告である、ディスプレイ広告について説明しますね。

それではディスプレイ広告の定義をWiki先生に聞いてみましょう。

ディスプレイ広告 (英: digital display advertising)は、テキスト、画像、Flash、動画、および音声で作成されたバナーを通して配信される、インターネットウェブサイト、アプリ、ソーシャルメディアでのグラフィック広告のこと。ディスプレイ広告の主な目的は、サイト訪問者に一般的な広告とブランドメッセージを配信することである。eMarketerによると、FacebookとTwitterは、2017年までにディスプレイ広告の支出市場シェアの33%を占める。Googleのディスプレイ広告キャンペーンは、世界中のインターネットユーザーの80%にリーチする。デスクトップディスプレイ広告は2014年に検索連動型広告の支出を上回った。

ここにあるように、リスティング広告（検索連動型広告）にとって代わり、2010年代半ばから主要な役割を占めるようになったのがディスプレイ広告です。一般的にはバナー広告とも呼ばれますが、リスティング広告やアフィリエイト広告が刈り取り型の広告と呼ばれて直接顧客獲得が目的になっているのに比べて、ディスプレイ広告は認知型広告と呼ばれています。主目的が、ブランドメッセージの発信になるわけです。こういう意味では、WEB上のテレビ広告、とも言われていますね。

主目的がブランド認知ですので、重要なKPIはインプレッションIMPとなります。課金も、1000インプレッション当たりいくら、というようにIMPベースの課金であることが通常の課金形式です。マスメディアでいうところのリーチに近い概念ですね。最近では、CookieによるWEB来訪者の動きを明確化できる技術が発展したため、課金ベースも、表示された広告を訪問者がクリックする (クリックスルー型報酬)、訪問先であらかじめ決められたアクションを実行する (商品の購入や個人情報の登録など＝成功報酬型)段階で行われる方式が導入されるようになりました。

当たり前の話ですが、ディスプレイされる広告なので、どこにどういう形で表示されるか、ということがディスプレイ広告では極めて重要となります。このことを、ディスプレイ広告の表示フォーマット、といっています。主なフォーマットには以下のものがあります。

✅動画広告
✅リッチメディア広告（バナー範囲が画面に広がる）：ユーザーがバナーにマウスオーバーしたとき（節度がある場合）、またはページを開くと自動開始される（節度がない場合）Flashファイル
✅オーバーレイ広告：コンテンツの上に表示され、閉じるボタンをクリックして削除できる広告
✅インタースティシャル広告：予想されるコンテンツの前（ターゲットページがユーザーの画面に表示される前）にウェブページに表示される広告
✅スポンサーシップ広告：ブランドロゴを表示したり、ウェブサイトのデザインにブランドデザインを組み込んだりする広告。これは、通常の編集記事のように見える広告らしさを感じないネイティブ広告のようにも見えるが、実際には広告主が出稿している

また、それぞれのWEBページ上のポジションでサイズと呼び名が決まっており、専門家は「スクエアレクタングルなら○○ｘ○○、レクタングルは□□ｘ□□」といった具合に、名称を聞いただけで頭の中にピクセルサイズが浮かんでしまったりします、、、もはや職業病かなぁ（笑）

ブランド認知なので、バナー広告とひじょうに相性がいいのが記事広告といわれる形態です。これは一件、雑誌などの記事風の広告を指し、直接その商品を宣伝するわけではないのですが、うまく商品ページに誘導するように設計されています。ブランド認知も図りつつ、商品誘導も効率的に行う広告としていろいろな業界で積極的にディスプレイ広告に採用されています。

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