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わたしのなかの”あふれ”が言葉になり、その言葉たちが繋がって、詩になりました。
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#創作

浮かんだメロディー | 写真・詩

浮かんだメロディー | 写真・詩

蝶々がひらひら優雅に

飛び回り

二人で浮かんだメロディー

奏でていく

そうしているうちに

過去と未来も透き通っていく

わたしのこころ

弾んでいく

ティンカーベル | 写真・詩

ティンカーベル | 写真・詩

ティンカーベルの魔法の粉

金色の美しいそれを

みんなが欲しがっては

無駄にしてきた

美しいものも

素敵なものも

この世界は有限なもので溢れているのに

みんなは気づかないふりをして

それらを大事にすることなく

自分のエゴを満たすために使った

いつか自分に返ってくるよ

誰かが哀れみながら叫ぶ声は

誰にも届かず雑踏の中消えていく

ほら

次のティンカーベル役はだあれ?

夢見る羊 | 写真・詩

夢見る羊 | 写真・詩

夢見る羊は何処へ向かう?

何度も何度も数えられては

みんなの期待を背負っている

夢見る羊は誰を想う?

今日までずっと

考えてきたこと

夢見る羊だって夢をみる

それは

みんなの願いが
まるで夢のようだったと気づく

夢から覚めた夢

空色の瞳 | 写真・詩

空色の瞳 | 写真・詩

プレゼントと引き換えに
私は何をあげられるだろう

ありがとう
で返せばいいのに
素直に受け取れない自分がいた

海で見つけたシーグラス

私の心を見透かすように

空色の瞳で

こちらを覗いている

気後れしたこころを

手放していこう

波のそばで

大声で本音を唄えばいいから

退縮したこころを

広げていこう

あなたはもう

砂浜を裸足で駆けれるから

心の彩度を上げて | 写真・詩

心の彩度を上げて | 写真・詩

思いっきり
サンダル飛ばしたら

心の彩度を上げて

裸足で駆け出してね

スクランブルエッグみたいに
感情がごちゃ混ぜになっても

自分の本音は

見失わないで

あなたの声が響く先

その空間を

いつまでも大切にね

内緒のツリーハウス | 写真・詩

内緒のツリーハウス | 写真・詩

内緒のツリーハウス
日が暮れるまで遊んだ

僕らだけの秘密基地
画用紙いっぱいに
未来を描いた

小さな小さな
この世界で
大きな大きな
夢を語って

お腹が空いたら
その辺になってる
木の実を食べて

満たされたこころのまま
眠りについた

朝が来るまで
ここにいよう

気の済むまで
ここで笑っていよう

内緒のツリーハウス

実は心の安全基地

笑顔の仮面 | 写真・詩

笑顔の仮面 | 写真・詩

笑顔の仮面の下には

一体どんな私がいる?

怒っている私?
悲しんでいる私?
呆れている私?

素の自分を
表に出すこと
随分長いこと
忘れてしまった

しんどい気持ちに
蓋をして
気がつけば
腐っていた

奥底にあった
こころの扉を開いたら
そこには傷だらけの
小さな小さな女の子が
感情殺して
うずくまっていた

ごめんね

ぽつりとそう呟いて
ぎゅっと抱きしめる

そうして
扉をそっと開けて

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翼も生えるよ | 写真・詩

翼も生えるよ | 写真・詩

ほら、上を向いて

ビルみたいに高い目標は掲げないで
階段を一段飛ばしにだって
しなくていい

スモールすぎるくらいの
ステップで

自分に心地よすぎるくらいの
ステップで

それはもう軽やかに

めちゃくちゃ低いハードルから

超えていこう

そしたらいつか

翼も生えるよ

3割の力で | 詩

3割の力で | 詩

代わりばんこで
回ってくる役

演じ切れる自信なんてないよ

完璧主義で日々生きていたら

仕事は3割でするもんや!

と友達に叱られた

目から鱗とはこのこと

誰かがやってくれるほど

どうやらこの世界は甘くはないから

できるところから

言われた通り3割の力で

できるところまで

頑張ってみるね

リモートワークのデスクの上

パソコンのすぐ側にいる

観葉植物が私の味方

モノクロなこの街で | 写真・詩

モノクロなこの街で | 写真・詩

モノクロなこの街で
一体何を唄うの
明日は彩られるの?

涙に濡れたハンカチ
もう一枚持ってきたら良かったな

この冷たいコーヒー飲んだら
いい加減家に帰ろう

死んだ魚の目だとしても

奥底の灯はまだ消えていない

光合成 | 写真・詩

光合成 | 写真・詩

除菌シートを使う癖は抜けなくて
慎重な自分はまだ何かに怯えてる

買ったポーチはこれで何個目だろうか

サイダーがしゅわしゅわ弾けては
涙もポタポタ落ちていく

明日は何に期待できるだろう
未来はどこに向かってるんだろう

不器用な私たちは
地球から酸素を奪っては
二酸化炭素を吐くだけの存在なのかなあ

部屋の中で
冷蔵庫の機械音だけが虚しく響く

明日からできることはあるのかな
今からでも遅くは

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愛しき自己対話 | 写真・詩

愛しき自己対話 | 写真・詩

怖いと言う感情に問いかける

あなたは何が怖いのですか?

ここ最近の平穏な日々が

失われることを恐れているのでしょうか

大事な人たちの声が響いて

心地よかった時に

急に辺りが暗くなっちゃって

自分を蔑ろにすることになったら

もうこの世界を好きではいれない

世界は昨日までとは

打って変わるように

毎日とても愛しい日々を過ごした

いろんな自分に気づいてゆく

時に自傷行為のように

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忘れられたイルカ | 写真・詩

忘れられたイルカ | 写真・詩

忘れられたイルカ

近所の森林公園で見つけた

「わ!君はあの時の!」

「パソコンの授業では大変お世話になりました。」

友達と声をかけてみたけど

何も反応がない

月日が経つのはあまりにも早くて

彼は自分で自分のことを

忘れてしまっていて

オフィスアシスタントとして

活躍していたあの頃が嘘みたいに

今はこんな自然の中で暮らしている

木漏れ日に包まれて

緑の空気に触れて

見たこ

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靴紐ほどきながら | 写真・詩

靴紐ほどきながら | 写真・詩

この世界から音が聴こえなくなった時

はじめて自分の心を撫でた

ゆっくり下手な輝きで

震える小さな星たち

靴紐ほどきながら

もうちょっと休もうよと笑って見せた

君のおかげで取り戻せたものがある

私たちはまだまだこれからだ

これからいくらでもやり直していける

そう思った時

また自分の心臓の音が聴こえた