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稽古

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各種学校のお稽古や学びから気づいたことを綴ります。
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#エッセイ

コトバを学ぶ-1

コトバを学ぶ-1

話を聞く方法の授業がない人の話を「ちゃんと」聞きたい。
そんな願いがずいぶん前から私の中にある。
「ちゃんと」の定義は人それぞれ違う。

私が思う「ちゃんと」は、
お互いの心が豊かである状態。
もう少し分解すると、
お互いが今ここにいて置いてきぼりになっていない状態だ。

しかしそれがなかなか難しい。

気持ちに飲まれて聞けなくなる例えば相手のコトバにショックを受けたとして。
するとそのショックさ

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心の静寂のヨガオンランレッスンを終えてー番外編ー

心の静寂のヨガオンランレッスンを終えてー番外編ー

ほんのり前回の続き

常連同士の知人と私私はこの2か月間
オンラインのヨガレッスンを受けていた。
レッスンは週3~5回。
私はほぼ毎回参加していた。
ほかにも常連さんが多数いる中
もともとの私の知人も常連さんとして参加していた。

それが前回の記事で私の前に口を開いた人だった。
以下仮名をAさんとする。

同志との出会いAさんとの出会いは3月。
NVCのオンライン講座で出会った。
講座後の質問タイ

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心の静寂のヨガオンラインレッスンを終えてー後編ー

心の静寂のヨガオンラインレッスンを終えてー後編ー

もうヨガのない月曜日毎週月曜7時のルーティーンは
心と静寂のヨガレッスン。
今週の月曜日、
いつも通り6:40起床。

今までの朝起きてすぐ家の前にある森まで散歩。
家に戻ってパソコンを立ち上げる。
パソコンの向こうには先生や私と同じく生徒さんがいる。
先生の声で1日が始まる。

今日からの朝と育った心身無意識に月曜のルーティンをなぞる。
そしてふと気づく。
そっか、今日からレッスンないんだ。

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心の静寂のヨガオンラインレッスンを終えてー前編ー

心の静寂のヨガオンラインレッスンを終えてー前編ー

2か月間に渡って参加していたオンラインの
ヨガレッスンが先日終了した。

先生は神戸でヨガレッスンをされている。
先生も自粛要請で休校にせざるを得ない中
無償でレッスンを続けてくださった。
・身体を動かすヨガ ・呼吸と瞑想
この2種類を行った。

きっかけはNVC仲間からお誘いを受けたこと。
気軽な気持ちで参加した。
先月末をもってオンライン無償レッスンが終了。
終わってみれば週3~4回のレッスン

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全校生徒の熱を一挙に受けて

全校生徒の熱を一挙に受けて

知性の体育祭が終わった。

全校一斉のイベント私の通うオンライン学校は一般教育の学校と同じく
クラスごとに勉強が進んでいく。
そんな中イベントとして在学中に2回ほど
全校一斉のイベントがある。

調べて、調べて、考えて、調べて共通のお題が全校生徒に出される。
各自で辞書を引いたりネットで調べたり
今までの勉強を振り返ったりして回答を考える。

私は頭脳明晰ではないので頭を使うには限界があり
踊った

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あいだにある真実

あいだにある真実

あいだ私の通う学校の校長先生はいつも「あいだが大事」と言う。

現象AとBのあいだに何が起きている?
関係AとBのあいだがらは?
異なるAとBのあいだには何があって何がないのか?

あいだで生まれる世の中例えば私たちが当たり前に使っているスマホは
パソコンと携帯電話が組み合わさって生まれた。
最近流行りのzoom飲みも分解してみると
宅飲みとオンラインが組み合わさって生まれた。
人間だって父と母の

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カラダとココロにゆとりを作るーヨガ×NVC-(後編)

カラダとココロにゆとりを作るーヨガ×NVC-(後編)

前回の続き

ハートに問う聞きあうワークの後、ハートを意識した呼吸をする。
鼻から吸って鼻から吐いて。
何度か呼吸をしたあとミカさんがみんなに言う。

「いま知りたいことはなんですか?
自分のハートに問いかけてみてください」

問いかけながら呼吸する。
すると突然私のアタマの中に「真実」というコトバが降ってきた。
そこから数珠繋ぎのように
「町の人たちの安心を知りたい」
「ひとりひとりが安心できる

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カラダとココロにゆとりを作るーヨガ×NVC-(前編)

カラダとココロにゆとりを作るーヨガ×NVC-(前編)

集団意識が怖いカラダもココロもソーシャルディスタンスがほしい。
そんな気持ちが私の中に横たわっている。

私が暮らしている町で今、ちょっとした問題が起きている。
問題に対して町民は昨日、facebookで声を荒げた。
「許せない!」「こらしめてやれ!」
そんな文字が画面上に連なっている。

それは暴力・暴動が生まれるときの心理状態のようで
このエネルギーが渦巻く町に身を置くことが怖くなった。

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ココロ動きをカーソルでなぞる〜NVC実践講座〜

ココロ動きをカーソルでなぞる〜NVC実践講座〜

午前10時、NCV実践講座会場にログインする。
モニター越しに並ぶ同志。
いま私に起こる感情は特にこれといってない。
いや気づいていないだけなんだろうか。
答えのない禅問答をひとりで5秒ほど広げる。

ふわふわのチェックインひとりひとりチェックイン。
まずはオーガナイザーからスタート。
馴染みの声で和やかさが生まれる。

すると画面越しから聞きなれない声が。
「ミィー」
声の主はオーガナイザーのち

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美しい予定不調和に翻弄

美しい予定不調和に翻弄

全校生徒200人以上の学校に通っている。
少人数でクラス分けされており
私の教室のクラスメイトは10人。

そのなかに、しばらく音沙汰のない仲間が2人いる。
ひとりは入学日の点呼にて打てば響く速さで返事をした。
しかしそれ以降教室に姿を見せていない。
もうひとりは点呼も含めずっと応答がない。

日々授業が進む中担任の先生とは別に
教室を見守るもう一人の先生が現れた。
会社で言ったら生徒が平社員、先

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ついていく聞き方ーエンパシック・リスニングー

ついていく聞き方ーエンパシック・リスニングー

NVCコミュニティーに入っていると
たくさんの学び場やサークルの誕生を目にする。
興味深いものや時間の合うものは私も都度参加してる。

昨晩参加した場は「エンパシック・リスニング」。
2人組になり、ひとりが話しひとりが聞く。
聞き手は話し手の感情とニーズを探りながら
「ついていく聞き方」をする。

主催はNVCやヨガ、マインドフルネス等の場を開いているかただ。
働き方研究家の西村佳哲さんが行ってい

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あなたの背景わたしの背景、重なり合って生まれるオモイ

あなたの背景わたしの背景、重なり合って生まれるオモイ

元気に見える人も、楽しそうに見える人も
誰しも様々な背景を経て生きている。
そんな、とりわけ人前では言いづらいような過去や気持ちを
打ち明けられたとき、心の距離がそっと縮まる。

私はいま学校に通っている。
学校には複数の教室があり、それぞれにオリジナルの名前が
付けられている。

先日私の担任の先生が突如、名前の由来を話された。
過去の挫折、予期せぬ出会い、そこからひた走り生まれた願い。
先生の

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意識の矛先に気づくということ

意識の矛先に気づくということ

アタマの中のカーソルが今に留まらない。
気持ちをせき止める事柄に意識が向く。
カラダは今を生きているのに脳内は過去や未来を生きている。
だからかエネルギーが過度に消耗する。

そういえば最近、睡眠の質がまた落ちた。
睡眠障害で1年間治療をしたことがあるのだけど
今もその時のように夜中意識が起きている。
加えて度々体ごと起きあがる毎日。

日中のエネルギー消耗量に対して
良質な睡眠時間が必要なのかも

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カラダは過去を忘れない

カラダは過去を忘れない

zoomでエクササイズをするグループを友人が立ち上げ
毎週1回集まっていろいろなエクササイズを行っている。

グループ発案者の友人はかつて空手の指導者だった。
昨日は友人指導のもと空手の型をやった。

肩の力が緩み、腹に力が入る。
目の前の仮想の相手に技を仕掛ける。
型を繰り広げいているうちにふと懐かしさを感じた。
その根源はどこだと考えながら動いていたら
10年ほど前に習っていたボクササイズやボ

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