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立ちどまって薔薇の香りを Stop and smell roses
このところ、自分の中でしきりに浮かぶ言葉は、バランス、である。
何においても、成功している人はバランスが取れていると思う。
生きれば生きるほど、この世界、人生というものの複雑さに、はかりしれなさと恐ろしさを感じる。
私たちはみな、毎日、とんでもない綱渡りをしているのではないか。
生まれてからずっと、細い、高い一本の綱の上を歩いている。
今のところ、立ち直れないほど深く落下したことはないようだ
薔薇の花弁とジャムとマドレーヌ、詩人たちと儚さについて
にんべんに夢と書いて、儚い(はかない)、と読む。
このような字と響きを知るとき、ああ、とその言葉を知った悦びが胸の中にじんわり広がるなら、あなたは日本人である。
国籍や人種のことを言っているのではなく、日本の魂を持っているという意味で。
日本語には漢字、ひらがな、カタカナがあり、日本人はその三種類の書き方によって、同じ言葉を綴っても微妙なニュアンスの違いを感じ取る。そこに英語などほかの言語の文字を