中島ちあき ヨガ・マクロビオティックのインストラクター

東愛知新聞”理と理のあいだ” エッセイ掲載中 2022年から毎週月曜日。 豊橋にUタ…

中島ちあき ヨガ・マクロビオティックのインストラクター

東愛知新聞”理と理のあいだ” エッセイ掲載中 2022年から毎週月曜日。 豊橋にUターンし15年、ヨガインストラクター、お料理講師として活動。 庭師の夫と現在4歳の息子を育てながら自給自足8割の暮らしを目指しています。 https://lit.link/seedsfarm

記事一覧

◉33話 新城の福津農園 松沢さん

新城で有機農業の畑を営む松沢さんの畑の話の続き。 外の寒さも吹き飛ぶくらいの松沢さんの農業に対する熱い想いをお聴きしてからの畑見学。 その場所の生き物の力を最大限…

◉34話 消費者の視点から農を考える

福津農園さんに学ぶ。慣行農法、有機農法、自然農法など様々な農法がある中で、それぞれメリット、デメリットがある事がわかりました。何を優先したいのか、又想いにそぐわ…

◉32話 持続可能を極める農法とは 

自然豊かな東三河の豊川流域で、自分で食べたいものを作り、安心安全で美味しい野菜を地域に届けたい!との想いから始まった豊橋の有機朝市も今年で38年になるそう。 こ…

◉31話 野菜だけじゃない有機朝市の魅力

毎週金曜日はあつみ山田店の有機朝市へ野菜の買い出しに行くことにしています。常時10店舗ほどの農家さんが出店している。 朝市の魅力は、旬の新鮮な野菜を作っている人…

◉30話  40歳と2歳、凧揚げで大はしゃぎ

30話 最近の我が家の悩みは、2歳半になる息子がおばあちゃんの家で出会ったiPadの魅力に取り憑かれている事。 アイパッドー!と言ってYoutubeのボタンを押して指でシャ…

◉29話 ミニマリスト宣言!

29話 明けましておめでとうございます。 健康で一年を迎えられた事に幸せを噛み締めながらお節とお雑煮を食べています。 今年の目標を少し。 私の人生のテーマは、”…

◉28話 自然栽培、旬の野菜で食卓彩る

28話 私の冬の必須アイテムは湯たんぽとレッグウォーマーと腹巻き。それとヨガ。 まだ学生時代にお腹を出したファッションで出歩いていた自分に、寒そうだからと腹巻きを…

◉27話 ヨガで血液循環!身体ポカポカ

27話 今週から寒くなるとの事で冬が苦手な私はビクビクしています。 この時期は自然界の生き物が冬眠するように、私たち人間も活動が緩やかになり、万物が静かに落ち着い…

◉26話 柿を満喫!余ったら柿酢に変身!

26話 10月から続く柿シーズンもそろそろ終わりに近づいてきましたね。この地域に住んでいるとご近所さんやご友人から柿どうぞ!って頂くことも少なくないのではないで…

◉15話 《家庭ゴミ減へ小さなことから》 

個人の単位でやれる事はとても小さいけれど、それが地球規模の環境問題に繋がっていると思うと出来る事はやってみようと思う。 外出する時は水筒とエコバッグを持って出か…

◉24話 《アメリカの大学の授業の一コマ》

前回、私のアメリカ留学生活の中で最も印象に残っている授業のひとつを紹介しました。ふたつ目は体育の初日の授業のことです。 直径70cmの色とりどりのバランスボール(…

◉23話 《アメリカと日本の教育の違いについて》

6年間の海外生活で得られた大きなもののひとつは”視野が広がり、新しい自分に出会えたこと”だと思う。 まだ留学したての18歳の頃のこと、今でもとても印象に残ってい…

◉22話 《ハロウィンについて》

近年は日本でも盛り上がりを見せていますね。 私は学生時代を含めオレゴンとニューヨークで計6年を過ごしましたが、ハロウィンは1年の中でも盛り上がりを見せる一大イベ…

◉21話 《さつまいも収穫!》

6月に植えつけた紅はるかの収穫をしました。 高校時代の友人達と、その子供たち(2才から6 才)が5人集まって大盛り上がり。  今年は去年に比べてツルの伸び方が異…

◉20話 《顔の見える安心感と呼吸の大切さ》

マスク着用は日本の文化になってしまうのか?  先日のこと、外のイベントでヨガをさせて頂く機会がありました。 秋晴れの清々しい青空のもとで 久しぶりにマスクを外し…

◉19話 【味噌汁は日本の食事の『主役』】

前々回(17話)の出し汁の話の時に普段のウチの朝食を載せたのですが、記事を読んだ生徒さ んに”先生ってあんな朝食を食べてるんだ〜”って言われたんです。  意外に…

◉33話 新城の福津農園 松沢さん

新城で有機農業の畑を営む松沢さんの畑の話の続き。
外の寒さも吹き飛ぶくらいの松沢さんの農業に対する熱い想いをお聴きしてからの畑見学。
その場所の生き物の力を最大限に借り、生命の循環を大切にする考え方には深く共感しました。

毎日ピクニックができそうな広い敷地内には50種余りの野菜や、果樹、きのこ、山菜がその時期に合わせてゆったりと生き生きと育ち収穫されていく。

福津農園では少量多品種が基本であり

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◉34話 消費者の視点から農を考える

福津農園さんに学ぶ。慣行農法、有機農法、自然農法など様々な農法がある中で、それぞれメリット、デメリットがある事がわかりました。何を優先したいのか、又想いにそぐわなくても優先せざるを得ない部分も現代の農業には大いにあると承知しています。松沢さんのように自然の摂理を享受した野菜作りは理想的だけれど、収穫量も安定しないし、形もバラバラ。
だからこそ朝市という場で、求められる消費者に販売していくスタイルは

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◉32話 持続可能を極める農法とは 

自然豊かな東三河の豊川流域で、自分で食べたいものを作り、安心安全で美味しい野菜を地域に届けたい!との想いから始まった豊橋の有機朝市も今年で38年になるそう。

この豊橋有機農業の会の代表を務めるのが新城で福津農園を営む松沢政満さん。
10数年前から仕事関係で度々お会いする機会があり、この地域の有機農業を代表する存在である事は存じ上げていましたが遂に畑に伺うチャンスを頂きました。

夫が中心となって

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◉31話 野菜だけじゃない有機朝市の魅力

毎週金曜日はあつみ山田店の有機朝市へ野菜の買い出しに行くことにしています。常時10店舗ほどの農家さんが出店している。

朝市の魅力は、旬の新鮮な野菜を作っている人から直接購入できる事。美味しい食べ方を聞いたりもできる。

私の目的はこの地域で採れる旬の野菜と新鮮な平飼いたまごを買わせていただく事。
1歳の頃から頻繁に一緒に行くようになった息子も農家さんたちと顔なじみになり、今日もよく来たね〜!や大

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◉30話  40歳と2歳、凧揚げで大はしゃぎ

30話
最近の我が家の悩みは、2歳半になる息子がおばあちゃんの家で出会ったiPadの魅力に取り憑かれている事。

アイパッドー!と言ってYoutubeのボタンを押して指でシャシャっとスライドしてみせるようになり、依存性の強いデジタル機器への入り口になりそうで、人ごとだと思っていた事が現実となっています。

とても静かに観ていてくれるのでついつい見せてしまうというのは最近の子育てあるあるなんだろうけ

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◉29話 ミニマリスト宣言!

29話
明けましておめでとうございます。

健康で一年を迎えられた事に幸せを噛み締めながらお節とお雑煮を食べています。

今年の目標を少し。

私の人生のテーマは、”健康でハッピーに暮らす事” ですが、これからはそれにプラスして片付けを頑張ろうと思います。

このお正月の夫婦の会話の中心はミニマリスト(物をあまり持たない人たちの暮らし)の話題。

時間があればミニマリストのラジオを聴きまくっている

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◉28話 自然栽培、旬の野菜で食卓彩る

28話
私の冬の必須アイテムは湯たんぽとレッグウォーマーと腹巻き。それとヨガ。

まだ学生時代にお腹を出したファッションで出歩いていた自分に、寒そうだからと腹巻きをプレゼントしてくれた年上のルームメイトの気持ちが今ならわかる。

冷え対策として昔から3つの首(足首、手首、首)を温めると良いと言われているのは血流の多い血管が皮膚の近くを走っているから。

ヨガを始めてから、マットの上だけでも意識的に

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◉27話 ヨガで血液循環!身体ポカポカ

27話
今週から寒くなるとの事で冬が苦手な私はビクビクしています。

この時期は自然界の生き物が冬眠するように、私たち人間も活動が緩やかになり、万物が静かに落ち着いたエネルギーを蓄える季節。

東洋医学をベースとしたマクロビオティックの陰陽五行によると、冬は腎臓と膀胱が影響を受けやすい季節です。

私がマクロビオティックらしいお料理だなあと思っているものの一つに”小豆かぼちゃ”があります。
小豆の

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◉26話 柿を満喫!余ったら柿酢に変身!

26話
10月から続く柿シーズンもそろそろ終わりに近づいてきましたね。この地域に住んでいるとご近所さんやご友人から柿どうぞ!って頂くことも少なくないのではないでしょうか。実は私も夫もあまり得意な果物ではなかったけれど、あれこれ試しているうちに意外と美味しいなと思うようになりました。

我が家では3つの調理法で楽しんでいます。

それは、1、サラダ 2、ドライフルーツ 3、お酢。

サラダはレタスや

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◉15話 《家庭ゴミ減へ小さなことから》 

◉15話 《家庭ゴミ減へ小さなことから》 

個人の単位でやれる事はとても小さいけれど、それが地球規模の環境問題に繋がっていると思うと出来る事はやってみようと思う。

外出する時は水筒とエコバッグを持って出かけているけど、ここからもう一歩、最近はお惣菜を買う時は保存容器を持ち歩き量り売りのものを選ぶようにしています。

というのも、子供が生まれてからスーパーのお弁当やお惣菜を買う頻度が増えた事によりゴミ箱があっという間にトレーでいっぱいになる

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◉24話 《アメリカの大学の授業の一コマ》

前回、私のアメリカ留学生活の中で最も印象に残っている授業のひとつを紹介しました。ふたつ目は体育の初日の授業のことです。

直径70cmの色とりどりのバランスボール(ゴムのボール)が30個ほど転がっている大きめのクラスルームで、先生が、”さあ、一人ずつ誰からでもいいからこの空間で自由に30秒ずつ踊りなさい”と言うのです。

20名もいる中で、間髪入れず前に踊り出て行く人たちの中には決して上手とは言え

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◉23話 《アメリカと日本の教育の違いについて》

6年間の海外生活で得られた大きなもののひとつは”視野が広がり、新しい自分に出会えたこと”だと思う。

まだ留学したての18歳の頃のこと、今でもとても印象に残っている2つの授業があります。

どちらも違った意味でその後の私に大きく影響をもたらしました。

ひとつ目は、とあるディベートのクラスで”個人が銃を持つことは賛成か?反対か?” 。
教室を半分に区切りYES /NOに分かれて座るというものでした

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◉22話 《ハロウィンについて》

近年は日本でも盛り上がりを見せていますね。

私は学生時代を含めオレゴンとニューヨークで計6年を過ごしましたが、ハロウィンは1年の中でも盛り上がりを見せる一大イベントでした。毎年10月に入り街中の装飾がハロウィンモードになるのを楽しみにしていたものです。

私が住んでいたオレゴンの田舎は、近所に子供のいるファミリーが多かったので、家の装飾も気合いが入っていたり、トリック・オア・トリート !という言

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◉21話 《さつまいも収穫!》

6月に植えつけた紅はるかの収穫をしました。

高校時代の友人達と、その子供たち(2才から6 才)が5人集まって大盛り上がり。 

今年は去年に比べてツルの伸び方が異様に長かったのでもしかしたら身が小さいのではないか と心配したけれど、想像以上の収穫量。うちの畑は赤土で芋系の栽培に向いているらしく、毎年さつまいもとジャガイモの出来は抜群です。 

子供たちの大好きな泥んこ遊びを兼ねているお芋掘り。目

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◉20話 《顔の見える安心感と呼吸の大切さ》

◉20話 《顔の見える安心感と呼吸の大切さ》

マスク着用は日本の文化になってしまうのか? 

先日のこと、外のイベントでヨガをさせて頂く機会がありました。

秋晴れの清々しい青空のもとで 久しぶりにマスクを外して思いっきり美味しい空気を吸って身体を動かせた方も多かったかも。 雨上がりの草木の匂いも感じることができたし、参加してくれたみんなの笑顔をたくさん見ること ができて本当に充実した1日でした。 

お互いの表情が見える安心感と、自然と鼻か

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◉19話 【味噌汁は日本の食事の『主役』】

◉19話 【味噌汁は日本の食事の『主役』】

前々回(17話)の出し汁の話の時に普段のウチの朝食を載せたのですが、記事を読んだ生徒さ んに”先生ってあんな朝食を食べてるんだ〜”って言われたんです。 

意外に質素だなと思われたのか、想像より量が多いとか少ないとか、、、一瞬にして色々よぎりま したが、どういう意味ですか?と聞いたら、味噌汁の量が多すぎ!って。人の数だけ朝食の数も あるわけで、指摘されるまでは気づきませんよね。 

味噌汁の量が多

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