中島ちあき ヨガ・マクロビオティックのインストラクター

東愛知新聞”理と理のあいだ” エッセイ掲載中 2022年から毎週月曜日。 豊橋にUタ…

中島ちあき ヨガ・マクロビオティックのインストラクター

東愛知新聞”理と理のあいだ” エッセイ掲載中 2022年から毎週月曜日。 豊橋にUターンし15年、ヨガインストラクター、お料理講師として活動。 庭師の夫と現在4歳の息子を育てながら自給自足8割の暮らしを目指しています。 https://lit.link/seedsfarm

最近の記事

◉15話 《家庭ゴミ減へ小さなことから》 

個人の単位でやれる事はとても小さいけれど、それが地球規模の環境問題に繋がっていると思うと出来る事はやってみようと思う。 外出する時は水筒とエコバッグを持って出かけているけど、ここからもう一歩、最近はお惣菜を買う時は保存容器を持ち歩き量り売りのものを選ぶようにしています。 というのも、子供が生まれてからスーパーのお弁当やお惣菜を買う頻度が増えた事によりゴミ箱があっという間にトレーでいっぱいになるのでプチストレスになっていた。 きれいなトレーはスーパーの回収ボックスに入れる

    • ◉24話 《アメリカの大学の授業の一コマ》

      前回、私のアメリカ留学生活の中で最も印象に残っている授業のひとつを紹介しました。ふたつ目は体育の初日の授業のことです。 直径70cmの色とりどりのバランスボール(ゴムのボール)が30個ほど転がっている大きめのクラスルームで、先生が、”さあ、一人ずつ誰からでもいいからこの空間で自由に30秒ずつ踊りなさい”と言うのです。 20名もいる中で、間髪入れず前に踊り出て行く人たちの中には決して上手とは言えない動きをしている人もいましたが、その姿を笑い者にするような人などいません。

      • ◉23話 《アメリカと日本の教育の違いについて》

        6年間の海外生活で得られた大きなもののひとつは”視野が広がり、新しい自分に出会えたこと”だと思う。 まだ留学したての18歳の頃のこと、今でもとても印象に残っている2つの授業があります。 どちらも違った意味でその後の私に大きく影響をもたらしました。 ひとつ目は、とあるディベートのクラスで”個人が銃を持つことは賛成か?反対か?” 。 教室を半分に区切りYES /NOに分かれて座るというものでした。 銃を持つ事自体怖い事なんだからNOに決まってる!と反対の方に移動するとクラス

        • ◉22話 《ハロウィンについて》

          近年は日本でも盛り上がりを見せていますね。 私は学生時代を含めオレゴンとニューヨークで計6年を過ごしましたが、ハロウィンは1年の中でも盛り上がりを見せる一大イベントでした。毎年10月に入り街中の装飾がハロウィンモードになるのを楽しみにしていたものです。 私が住んでいたオレゴンの田舎は、近所に子供のいるファミリーが多かったので、家の装飾も気合いが入っていたり、トリック・オア・トリート !という言葉をかけながら中学生くらいまでの子供たちがご近所を回る風習もありました。 大人

          ◉21話 《さつまいも収穫!》

          6月に植えつけた紅はるかの収穫をしました。 高校時代の友人達と、その子供たち(2才から6 才)が5人集まって大盛り上がり。 今年は去年に比べてツルの伸び方が異様に長かったのでもしかしたら身が小さいのではないか と心配したけれど、想像以上の収穫量。うちの畑は赤土で芋系の栽培に向いているらしく、毎年さつまいもとジャガイモの出来は抜群です。 子供たちの大好きな泥んこ遊びを兼ねているお芋掘り。目を輝かせて掘り起こす姿はまるで宝探しをしているようで、子供はもちろん大人も夢中に

          ◉20話 《顔の見える安心感と呼吸の大切さ》

          マスク着用は日本の文化になってしまうのか? 先日のこと、外のイベントでヨガをさせて頂く機会がありました。 秋晴れの清々しい青空のもとで 久しぶりにマスクを外して思いっきり美味しい空気を吸って身体を動かせた方も多かったかも。 雨上がりの草木の匂いも感じることができたし、参加してくれたみんなの笑顔をたくさん見ること ができて本当に充実した1日でした。 お互いの表情が見える安心感と、自然と鼻から入ってくる空気が久しぶりのものに思えてとても 嬉しかったのです。鼻呼吸は酸素を

          ◉19話 【味噌汁は日本の食事の『主役』】

          前々回(17話)の出し汁の話の時に普段のウチの朝食を載せたのですが、記事を読んだ生徒さ んに”先生ってあんな朝食を食べてるんだ〜”って言われたんです。 意外に質素だなと思われたのか、想像より量が多いとか少ないとか、、、一瞬にして色々よぎりま したが、どういう意味ですか?と聞いたら、味噌汁の量が多すぎ!って。人の数だけ朝食の数も あるわけで、指摘されるまでは気づきませんよね。 味噌汁の量が多い事には意味があるのです。 私が食事を作る時に気をつけている事は、①旬の野菜

          ◉18話 【家庭の味 絶品手作り味噌】

          手前味噌ですが、ウチの味噌おいしいんです。 自分で味噌を漬け始めて14年。 結婚してからは消費量が増え、毎年10kgを2月に仕込み、1年後の2月頃から食べ始めます。 味噌は寒仕込みといって冬に漬けることでゆっくりと春夏に気温が上がり発酵熟成が進み美味し くなり、秋から冬にかけて段々と色が濃くなり味と香りがのってきます。 麦味噌や米味噌なら1年も待たなくてもひと夏を超えたちょうど今頃から食べ始められるのでウチ の夫のようなせっかちな人も大丈夫。本当に待てない人は白

          ◉17話 【ひと手間かけた、だし汁の魔法】

          先日友人が遊びに来た時に我が家の出し汁のひき方を見てびっくりしていました。そして出来上 がったシンプルなかぼちゃのポタージュを飲んで二度びっくり。 こんなに簡単で美味しくできるなら!と早速取り入れてくれたらしいのです。 出し汁をひくのには基本的に昆布と椎茸を使います。 結婚出産を経て、動物性のものをたまに食べるようになり食事は変化していますが、ずっと変わ らない習慣がこれ。 夜寝る前に瓶に昆布3cm角×2枚と椎茸1枚を入れて夏は冷蔵庫へ、冬は常温で一晩戻すだ け。

          ◉16話 【秋を快適に過ごすために】

          秋を快適に過ごす為に皆さんの身体は夏から秋へと食の衣替えできてますか? 『秋茄子は嫁 に食わすな』夏野菜をいつまでも食べていると身体を冷やしますよ。ということですよね。 我が家の息子は食事のおかげもあり生まれた時から便秘知らずですが、この夏はフルーツのオンパレードで、ずっと便がゆるゆるだったのでそろそろ水分の摂りすぎに気をつけなければいけ ません。 便の状態は身体の便りですね。秋には冷たい飲み物や食べ物、冷房などによって引き 起こされる冷えによるトラブルが出やすく、空気

          ◉14話 《繰り返し使う蜜蝋ラップ》 

          最近我が家の出すゴミの量がすごく気になっている。 530の暮らし推奨派の私にとっては気になるレベルがマックスに達し、ここ数ヶ月あれこれ模索しています。 特に気になっているのがサランラップとお弁当の容器と紙おむつのゴミ。 ここ数年はサランラップは30cm×50mを年間1本と決めていたのですが、今まで余裕だったので高を括っていたら今年は6月で終わってしまった。 これを機にサランラップを卒業したらどうなるか2ヶ月間実験していました。野菜の切れ端は大きな琺瑯容器にまとめて入れ

          ◉13話 《保存効いて万能な梅干し!》

          梅干しが苦手だった私が梅干しを食べるようになった理由。それは3つあります。 1つ目は身体に良い事。2つ目は常温保存が効く事。3つ目は調味料の一つとして万能な事。13年前に豊橋にUターンしてからは梅を頂くことが多くなり、それをきっかけに自分で漬けるようになりました。 梅は陰性のエネルギーの強いものですが、梅雨明けのカラリと晴れた日に3日3晩、天日に干す事で梅の余分な水分を抜くとともに、紫外線による殺菌効果で保存性も高まります。陽のエネルギーを吸収した梅干は私たちの血液を強くし

          ◉12話 《暑い夏のおすすめレシピ》 

          たくさんの夏野菜を収穫したり頂いたりするこの時期。毎日の献立に悩む方も多いのではないでしょうか。 私もその一人ですが、マクロビオティックの陰陽バランスの観点からもこのお料理はオススメだよ!ってのを2品紹介したいと思います。 一つ目はなめ茸。作り方はとても簡単。えのき一袋(約200g)、醤油(大さじ2)、みりん(大さじ1)、お酢(大さじ1)を準備。 小鍋に調味料を全て入れて弱火にかけ沸騰してきたらカットしたえのき(陰性)を加える。蓋をして7分加熱(陽性)で出来上がり。

          ◉11話 《季節ごとの生活導く陰陽五行》

          マクロビオティックでは、陰陽五行の考え方が季節ごとの食べ方や暮らし方を導きます。季節の変わり目にはより意識して変えてみると、その安心感で体調よく過ごせる事にも繋がっていると感じています。 陰陽五行では1年を春・夏・秋・冬・土用の5つに分けて考えます。土用は夏の土用が一般的ですが、各季節の節目の約18日間のことをいいます。 春は上昇の気で植物は芽吹き、人の身体も陽気が多くなる陽性のエネルギーが大きくなります。夏は拡散の気で草木が大きく成長し、陽気も最高潮に達する季節。私たち

          ◉10話 《夏バテ予防に寒天と梅干し》 

          皆さんは食べ物から夏を乗りきる力をもらいたい。と思ったら何を食べるでしょうか? 我が家が夏に頼りにしているのは寒天(陰性)と梅干し(陽性)です。 梅干しはもともと苦手だったけれど、その効能を知ってこれは食べないと!と食べ方を工夫するようになって食べられるようになりました。 ご飯と一緒に炊き込んだり、ほぐしてごま油と醤油を合わせドレッシングにして納豆と混ぜたり、サラダにかけたりすると随分食べやすくなります。造血作用があり血液を強くしてくれるアルカリ食品なので積極的に摂ろう

          ◉9話 《野菜で健康”食の調和”大切》

          マクロビオティックには、”身土不二(地産地消)””一物全体”、”陰陽調和”という3つの柱があります。 身土不二は、自分の住んでいる地域のものをできるだけ食べることで身体が整うということ。 一物全体は、例えば大根であれば葉も根も全体で一つの命であり、余すことなくできれば皮も!頂くことで私たちの身体のバランスが取れるということ。 陰陽調和については今後少しづつ触れていこうと思いますが、簡単に言うと塩分の摂りすぎ、糖分の摂りすぎのどちらに偏ることもなくできるだけ中庸(真ん中)