◉34話 消費者の視点から農を考える

福津農園さんに学ぶ。慣行農法、有機農法、自然農法など様々な農法がある中で、それぞれメリット、デメリットがある事がわかりました。何を優先したいのか、又想いにそぐわなくても優先せざるを得ない部分も現代の農業には大いにあると承知しています。松沢さんのように自然の摂理を享受した野菜作りは理想的だけれど、収穫量も安定しないし、形もバラバラ。
だからこそ朝市という場で、求められる消費者に販売していくスタイルはとても良い在り方だと思う。もっと買い求める人が増えれば自然環境への負荷が低い持続可能な農法を選択できる農家さんが増えるかもしれない。

スーパーに行けばある程度なんでも揃う時代だけれど、朝市でしか買えない”旬”も大切にしたい。
その土地や季節に合った食べ物が身体にも良いという”身土不二(しんどふじ)”という言葉があります。旬の野菜は栄養もたっぷり、私たちの身体や心を元気にしてくれるものだと思う。
もしかしたら”旬”から離れてしまった結果、私たちは不健康になっているのかもしれない。
自分が普段口に入れているものがどこからやって来ているのか意識し、出来るだけ地元のものを選ぶこと。それが地元の農家さんをサポートすることにも繋がっていく。

ぜひ多くの人に金曜(あつみ山田店)/火曜(あつみ宿店)/日曜(ビオあつみ)の朝市に足を運んでもらいたい。
そして生産者さんとコミュニケーションをとりながら野菜を選ぶ楽しさも知っていただけたら嬉しい。

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国際的に取り組まれているSDGsでも、「飢餓」を終わらせる方法として、持続可能な農業の促進を掲げています。

偏った施肥や過剰な連作で土壌の養分バランスを崩し、自然環境への負荷が高い農業は持続的とはいえません。
日本の農業が抱える、「高齢化・担い手不足」「耕作放棄地の増加」「TPPによる価格競争」の3つの問題。

どれもすぐに解決するような問題ではありませんが、私たちが一個人としてできることは地域全体でこの土地の農業をサポートすることが大切ですね。

買い物は投票!!!


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