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【きまぐれ更新】Leony letter

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こんにちは、親愛なるnote住人のみなさん。 きまぐれ更新のLeony letterです。 宛名のないお手紙を書くような気持ちで書いています。よかったら覗いてみてくださいね。
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#大学生

卒業:ありえた4年、選んだ4年

卒業:ありえた4年、選んだ4年

金曜日。私はとうとうわせだを卒業した。元気に、しかもここ最近では珍しく気持ちのよい春日和のお天気のなか、無事この日を迎えられてうれしい気持ちでいっぱいだ。

朝からキャンパスは自分と同年代のおめかしをした学生たちでいっぱいだった。

親と愛犬と写真を撮っている人、サークルの後輩たちに花を手渡される人、ゼミで集まる男女。ガウンを着た修士課程の人。

どれも、ありえた姿だった。
でも、どれも選ばなかっ

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渡る世間は猫ばかり

渡る世間は猫ばかり

最近、世の中が猫猫うるさい。
私は犬派だ。世界で私以外の全ての人間が猫派になびこうと、私は犬だ。犬しか勝たん。

世界はいつからこんなに猫好きで溢れるようになったのだろうか?SNSをひらけば毎日誰かが必ず猫の写真をアップしているし、街を歩けば野良猫が全世代から可愛がられ、店に行けば若干盛りすぎている猫のキャラクターグッズがきらびやかに並べられている。

いったい、なんなんだ。

私が記憶している限

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せつない曲

せつない曲

せつない思い出のつまった曲は、どうしてこうもせつなくなるのか。
「せつない」は他のどんな感情よりもリアルに、まるで手にとるように当時の感情がリアルに蘇ってくる気がする。悲しいことが起きる予感がした春の空気感、気持ちの窮屈さ、心に落ちる影の濃さ。全部覚えている。せつない傷はなかなか癒えないらしい。

当時を思い出すと、思わず胸がきゅうっとなるような曲はいっぱいある。
本当は昔の失恋たちを語って堂々と

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なのだ!というハム太郎構文

私の文章はどれもお硬い。
ゴリゴリのあたまのいい(そう見える)文章の方が好きというのもあってか、語尾で勢いよく断定をしがちだ。

ほら、また「だ!」をつかっている。ほかは「なのだ!」とか「〜だがしかし」など。とにかく強く言い切りたいらしい。

このお硬い語尾をポップに、ハム太郎構文とでも言うことにしたい。

きのうの自分のnoteを読んでも思った。どんだけ「なのだ」使うねん、と。

noteはここ

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食への興味を持ちたい

食への興味を持ちたい

食に興味を持ちたい。私は食への興味があるように見えて(いるかはどうか知らないが)、実は全くない。

おいしいものを食べたら、「わーおいしー」とは思うけど、所詮それまでだ。3秒後にはちがうことを考えている。味わって食べるというのがよくわからない。貧乏舌ともちょっと違う。おいしいという感情すらよくわからないからだ。

だから値段のいい高級な食べ物を食べても正直、廉価なものとのちがいがよくわからない。と

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OLに憧れる

OLに憧れる

OLという言葉はもう死語だけど、ここでのOLとは「ある程度自由に綺麗めコーデができる職場で、仕事のできる清楚な女」という意味だと思ってもらいたい。

「毎日違う綺麗な服を着て忙しく仕事をする」という意味でOLに憧れる。

私の中でOLは、韓国の女優、パクミニョンだ。

ミニョン姉さんは本当にOLが似合う女優だ。
多分韓国で一番人気の俳優パクソジュンと共演した『キム秘書はいったいなぜ』もそうだったが

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恍惚のモヒカン

恍惚のモヒカン

地毛でモヒカンをつくっている人に、遭遇したことがあるだろうか。

私は人生でまだ2回くらいしかないのだが、この地毛モヒカンを見ると、なぜか無条件にテンションがあがってしまう。芸能人を見るよりうれしい気持ちになり、惚れ惚れとしてしまうのだ。

1度目はたしか池袋か新宿か、大きな駅の改札口だったと思う。人混みの中で、一目でわかる後ろ姿。エレベーターを上がっていく地毛モヒカンに遭遇した。うつくしい、ニワ

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卒業式はひとりファッションショー

大学の卒業式まであと1週間を切った。
実感は全くない。

先日、頼んでいた卒業式に着ていく服が届いた。
卒業がこの春きちんと決まるか、本気で自信がなかったので袴もレンタルしていなかったのだ。

早稲田はほとんどの学生が袴を着る。そうとなればここはもう、大胆に真逆を行くしかない。

肩パッドが入った、イメージはイギリス王室の妃が来てそうなワンピースを買った。マジョリティが和服で押しかけてくるものなら

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インタビューの醍醐味

インタビューの醍醐味

むかし、というか小さいころ、この「醍醐味」という言葉を使う大人に密かな憧れを抱いていた。

「だいごみ」というのは、響きからしてなんだか熟年のウイスキーのようなコクを感じる。チーズだかなんだか知らないけれど、とにかく長い年月を経てじわじわと出てきた「うま味」のような、おいしそうな深いものが隠されているイメージがあった。

ウイスキーやチーズが似合う「イイ大人」が使う言葉だと思っていたから、今でも醍

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書いている途中に地震がきて

書いている途中に地震がきて

これを読んでいるあなたは無事でしたか。ものは倒れていませんか。
深呼吸ができていますか。



今日のnoteを穏やかな気持ちで書いていたら、突然部屋が揺れ出した。心臓がどんどん早くなっていくのがわかる。バクバク、バクバク。鼓動が鳴る。緊張している。
多少の揺れでは、手は止めない。心臓が早くなるくらいで、静かに落ち着いて揺れが過ぎるのを待ちながら、平気で文章を書き続ける。

けれど2回目に大きな

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にんにく注射的な

にんにく注射的な

年を重ねるごとに恋愛の必要性を感じなくなってきている。どんどん興味がなくなっていく。いや、それは盛った。あるけど確実に今じゃない。適齢期は10年後くらいだろうか。

はたから見れば大学生活で一度も浮いた話を聞かない味気ない生活を送っていると思われているのかもしれないが、こっちの方が毎日の心持ちが凪で過ごしやすく、かなり気に入っている。

毎日の生活の行動をmustとshouldとwantに振り分け

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ブルベイエベなんて、知りたくなかった

ブルベイエベなんて、知りたくなかった

「それがあるのとないのとでは多少便利さが変わるが、トータルでみれば、結局ない世界の方がよかった」というものが世の中にはたくさんある。

私の最近でいえば、パーソナルカラーというものがそれに当たる。
日本人の肌は主にイエローベース(黄味がかった色)かブルーベース(青味がかった色)の2種類に分けられる。女性であれば分かっていただけると思うが、この肌が黄色っぽいか青色っぽいか、という問題は地味に厄介な問

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三月の憂鬱、三月の水

三月の憂鬱、三月の水

やっぱり三月はどうも好きになれない。

日が長くなって、桃の花がさいて、コートが軽くなって、体はほっとして安らいでいるはずなのに。
三月はあまりにも辛くて憂鬱な思い出が多すぎる。

今日は3.11だ。私が生まれてはじめて「自然災害」という言葉のおそろしさを知った出来事。憂鬱という感情をはじめて知った出来事。
阪神淡路大震災の時はまだ生まれていなかった。

11年前、私はまだ小学校6年生だった。
2

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きょうせいはできない

きょうせいはできない

人に「きょうせい」はできない。きょうせいとは、強制と矯正のふたつ。それは私がされてほしくないから、というのもある。

人は本当に、人を変えることはできない。自分の内なる気づきで突き動かされないと、変わることはできないと思う。どれほど隣でスゴイ人と一緒に働こうと、どれほど偉人の名言を集めようと、どれほど真剣な眼差しで「変わってほしい」と訴えようと。自分で目覚めないと意味がない。

字面で読むと当たり

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