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【きまぐれ更新】Leony letter

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こんにちは、親愛なるnote住人のみなさん。 きまぐれ更新のLeony letterです。 宛名のないお手紙を書くような気持ちで書いています。よかったら覗いてみてくださいね。
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2022年3月の記事一覧

2月のふりかえり

2月のふりかえり

今日で2月がおわる。明日から、3月になるらしい。

「3月」と口にするだけで、一気に心が華やかになる気がする。
薄ピンクのオーラが漂ってきて、光がやわらかくなって、鳥や虫たちがごそごそしはじめて、街の香りも心なしかあまくなってくる。今年も厳しい寒さを乗り越えた人々の表情は、どこかほっとしているように見える。

人はそれを、春と呼ぶ。



この2月は何をしてたんだろう?と思い、手元にあるスケジュ

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街を歩くときの自意識過剰

街を歩くときの自意識過剰

今年で24歳になる私だが、自分の中でこれは明らかに思春期の残滓だと思う部分がある。

街を歩くときの、自意識過剰具合だ。

身長が高い(175cm)というのもあるのかもしれない。

家の外に一歩出た瞬間から、必ず「誰かに見られている」という意識がなかなか抜けない。

「向こうからやってくるあの人、私の方を向いている気がする......」
「後ろから近づいてくる人がいる......スカートの裾、変に

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女ともだち

女ともだち

男ともだちより、女ともだちのほうが好きだ。
言葉にせずとも気配や勘などでやりとりできる感覚的なところが好きだし、そうかと思えば思慮深く、人生全体で見た時のバランスを取りながら生きる女の独特なかしこさが好きだ。言葉のやりとりが多いのも好き。

そういうわけで、女ともだちが大好きな私は女ともだちにしか本音を言えない。

私は、女のこがきらっと光る瞬間を見つけるのが、人よりもすこしだけうまいと思う。まだ

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憂鬱な水曜日、憂鬱なピアノ教室

憂鬱な水曜日、憂鬱なピアノ教室

あああ。いますぐ寝たい気分だ。書くことも思いつかない。なんなら旅先のベッドに入ったままこれを書いている。

なぜここまで意地になってnoteを書いているかというと、「毎日書く」ということを、ライターの同志と、なにより自分自身と約束をしているからだ。これだけはどんなに疲れていても、どんな場所で夜を過ごそうと、必ず書いてから寝なくちゃいけない。そう決めている。

ピアノの先生によく、「1日弾かないと、

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都会スイッチ

都会スイッチ

ただいま。2泊3日のプチ旅行から、今日、かえってきた。

今回の旅行先は長野県の田舎だった。都会からそう遠くない場所でゆっくり羽を伸ばし、英気をやしなう。それが今回の旅の目的だった。

手間暇をたのしむために、今回は新幹線ではなく在来線(っていう言葉、こっちの人たちは使いますか?)をつかって長野まで向かうことにした。
背の高いビルに囲まれていた都内の駅から数十分たつと、あっという間に周りには住宅地

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見えないもの:祈られて生きる

見えないもの:祈られて生きる

今日は1日中胸がざわざわしていた。

SNSで反戦デモの様子をずっと見ていたからかもしれない。

傷つきやすさに躊躇して、なるべく深入りしないように現状を見ている自分自身のこと。どんなに考えても、今日も私はおなかいっぱいまで食べれて昼までぐっすり眠れること。全体的な申し訳なさ、無力感のこと。有事のときに魂を燃「やせる」人のこと。
言葉にならない、どちらかというと憂鬱な気持ちが駆け巡って心が1日ざわ

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自己愛はゆるされない

自己愛はゆるされない

つい先日も街を歩くときの自意識過剰という内容を書いたのだが、私の中でこの「自意識」というヤツは結構な比率で私の頭の中に居座っているらしい。

これから自分が好きで何がわるい、という内容をひたすらに書いていくので、この手の内容が苦手な方はそっと閉じてください......。

✂︎

今回は、日本って高い自意識がゆるされないよね、という話をしたい。
「能ある鷹は爪を隠す」とはいうが、日本の自意識(俗に

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国際女性デー

国際女性デー

いまから100年以上前の今日、ニューヨークで女性労働者による参政権獲得のためのデモ活動が起こった。その日をのちに、国際女性デーと言うようになったのだそうだ。

桃の節句に引き続き、さいきんはよく女性という生き物のことを考える。
ついこの前も書いたが、私は女のことが大好きだ。性的指向はなぜか異性なのだが、好きな人間性のタイプや生物学的なつよさのことを加味して、総合的にどちらが好きかと聞かれれば、私は

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きょうせいはできない

きょうせいはできない

人に「きょうせい」はできない。きょうせいとは、強制と矯正のふたつ。それは私がされてほしくないから、というのもある。

人は本当に、人を変えることはできない。自分の内なる気づきで突き動かされないと、変わることはできないと思う。どれほど隣でスゴイ人と一緒に働こうと、どれほど偉人の名言を集めようと、どれほど真剣な眼差しで「変わってほしい」と訴えようと。自分で目覚めないと意味がない。

字面で読むと当たり

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三月の憂鬱、三月の水

三月の憂鬱、三月の水

やっぱり三月はどうも好きになれない。

日が長くなって、桃の花がさいて、コートが軽くなって、体はほっとして安らいでいるはずなのに。
三月はあまりにも辛くて憂鬱な思い出が多すぎる。

今日は3.11だ。私が生まれてはじめて「自然災害」という言葉のおそろしさを知った出来事。憂鬱という感情をはじめて知った出来事。
阪神淡路大震災の時はまだ生まれていなかった。

11年前、私はまだ小学校6年生だった。
2

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ブルベイエベなんて、知りたくなかった

ブルベイエベなんて、知りたくなかった

「それがあるのとないのとでは多少便利さが変わるが、トータルでみれば、結局ない世界の方がよかった」というものが世の中にはたくさんある。

私の最近でいえば、パーソナルカラーというものがそれに当たる。
日本人の肌は主にイエローベース(黄味がかった色)かブルーベース(青味がかった色)の2種類に分けられる。女性であれば分かっていただけると思うが、この肌が黄色っぽいか青色っぽいか、という問題は地味に厄介な問

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にんにく注射的な

にんにく注射的な

年を重ねるごとに恋愛の必要性を感じなくなってきている。どんどん興味がなくなっていく。いや、それは盛った。あるけど確実に今じゃない。適齢期は10年後くらいだろうか。

はたから見れば大学生活で一度も浮いた話を聞かない味気ない生活を送っていると思われているのかもしれないが、こっちの方が毎日の心持ちが凪で過ごしやすく、かなり気に入っている。

毎日の生活の行動をmustとshouldとwantに振り分け

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書いている途中に地震がきて

書いている途中に地震がきて

これを読んでいるあなたは無事でしたか。ものは倒れていませんか。
深呼吸ができていますか。



今日のnoteを穏やかな気持ちで書いていたら、突然部屋が揺れ出した。心臓がどんどん早くなっていくのがわかる。バクバク、バクバク。鼓動が鳴る。緊張している。
多少の揺れでは、手は止めない。心臓が早くなるくらいで、静かに落ち着いて揺れが過ぎるのを待ちながら、平気で文章を書き続ける。

けれど2回目に大きな

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インタビューの醍醐味

インタビューの醍醐味

むかし、というか小さいころ、この「醍醐味」という言葉を使う大人に密かな憧れを抱いていた。

「だいごみ」というのは、響きからしてなんだか熟年のウイスキーのようなコクを感じる。チーズだかなんだか知らないけれど、とにかく長い年月を経てじわじわと出てきた「うま味」のような、おいしそうな深いものが隠されているイメージがあった。

ウイスキーやチーズが似合う「イイ大人」が使う言葉だと思っていたから、今でも醍

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