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『一次面接官になって思ったこと』

新卒採用の一次面接官に借り出されることがしばしばあった(今は持病のためお断り)。
皆だれもが聞いたことのある有名大学の学生で、当然私よりも優秀である。
面接時間は限られているので、できるだけ良い点を探すようにしている。
質問に対しても即答で的確に答えられる、優秀な学生。全く問題ない。
 
しかし、問題が無いのが問題だと気づいた


◎会社で優秀な人材とは

本当に即答で的確に答えられるのが、会社で優秀な人材なのだろうか?
入社後まだ誰も解決していない課題に対して彼らは言うかもしれない
「解けません、無理です」とそしてその理由を説明してくれるかもしれない。

会社で必要なのは1日、2日かけてもよいから解決案を出せる
「問題解決能力の高い」人材なのです。
時間の限られた面接でこれを見抜くのはほぼ不可能だと思います。

◎即答できることと問題解決能力の高さに相関はない

ちなみに私は問題解決能力は高い方。
問われてパット思いつくアイデアは「ほぼ没案」である。
誰でも思いつくようなアイデアで解決できるのであれば苦労はしないのです。
 
難題を解決するアイデアを思いつくには数時間から数日は掛かります。
それでも解けないと言う人よりは何十倍も速い。
 
問題解決能力の高い人は、熟考する癖がついているので即答はニガテ
つまり問題解決能力の高さと即答できることに相関はないのです。

◎問題解決能力の高い人を採用で見極める方法は無いのか

「問題解決能力の高い人」は大学在学中に成績には載らないが、何か他の人と違った成果を出しているはずである(私は装置を開発し特許を出願、企業譲渡まで行った。成績は中の上程度だった・・)。

ただし応募書類に記載があっても最初に大学の知名度や成績で振るいに掛けられたら見逃されてしまう。

採用人事は要員が少ないので大変だと思うが・・・頑張ってほしい。

◎「問題解決能力を持った人」を育てる取り組み

最近は、社内で「問題解決能力を持った人」を育てる取り組みをしようと準備中。

1人でなんでも解決できる能力の高い人が必要なのではなく、一人が3~4年間に1個でも難題解決できれば×社員数で十分なのではと思ったからです。

また機会があれば「問題解決能力を上げる」ノウハウをまとめたいと思います。
 
最後まで、お読みいただきありがとうございます。
 
「なまけ弁当」


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