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なにゆえ自分が異性愛者であると断言できようかPart.1

私には一つ疑問なことがある。それは「自分のことを異性愛者だという人は、なぜ異性愛者であると言い切れるのか。次に好きになる人が異性か同性かなんて誰にも未来のことはわからないではないか。」ということである。私は異性が好きだと豪語する全員が、同性を好きになる可能性も必ず持ち合わせているのではないか、と思っている。

近年の流行りとしてのLGBT

ここ数年、やたらとメディアがLGBTを題材にしたテレビ番組やドラマを制作し、LGBTという言葉が一気に波及した。もちろん、認知の広まりという点で”いい”ことではあるが、逆にそろいもそろってメディアが取り上げると、かえって番組のネタにされている感が否めないというか、マジョリティとされる異性愛者が楽しむためのただの題材がたまたま流行っている性的少数者でした、ただそれだけのようにも感じてしまいかねない、個人的には。さらにちなみにだが、セサミストリートに自閉症の子のキャラクターの登場を見て、性的マイノリティの次は、障害といったようなマイノリティをメディアは扱っていったりするのかなと思った。ADHD等のワードもやたらとtwitterで見かけるようになったし、多くの人が見えていなかったもの、ないものにされていた側のものを、中心社会が扱うことで可視化され、配慮が進むことは、いいことであるが、その流れに盲目的にのっていかないように気を付けていきたい。

人の数だけセクシュアリティはある

本題に戻るとして、本来は、LGBTで終わらずに、LGBTIQAやLGBTQ+、セクシュアリティは認知され名称がつけられているものだけでもかなりの数あるので、認知されるごとにつけ足していけばLGBT....と無限に続いていくだろう。人の数だけセクシュアリティがあるようなものなのだから。ちなみに、近年ではご存じの方も多いだろうが、知性を愛するサピオセクシュアルなんてものもあるので、社会が変動していくたびに、セクシュアリティに名前を付けていけばとんでもない数になる。既にアメリカのフェイスブックでは性別選択欄に50種類もの性別が書かれているらしい(確認していないので実際のところわからない)。

性別を構成するものは一つではない

性別というものは、こころの性(性自認)・からだの性・恋愛的志向・性的指向・表現したい性、等々、様々なものから構成されていて、またひとえに男・女/異性・同性のような二元論的考えで分けられるようなものではなく、常にグラデーションというか、はっきり線引きされているようなものではない(と少なくとも私はそう思うし、そう習った)。

細かい各名称とその中身については、おそらく他の記事や文献を見てもらった方がより正確な情報が載っているので、不勉強な私の方からは省かせて頂きます。

私の性

ちなみに私はというと、1月にセクシュアリティを診断してくれるサービスanoneを使って診断してみたところ、こんな感じ。セクシュアリティは常に変化するものだが、自分でも自己を正確に認識していない、プラス、アプリの精度もあいまって、これだけ結果が異なったなのだろう。

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表現したい性が1月と5月で異なる理由は、私自身の変化というよりも、anoneの質問項目の一つがあまりにも結果に大きく関わっているのだと思う。その質問というのは、3種類の異なる服装の写真を提示され、どれを一番好むかといった旨を聞かれるのだが、その3種類というのが、典型的の男性の服装・ジーパンにトレーナーといったような男女どちらでもきれそうな服装・典型的な女性の服装となっていて、また女性の服は女性らしい人が来ていたりと、なんというかあからさますぎて、選ぶの躊躇してしまった。確かに私は、今日は張り切っておしゃれするぞという日には、女の子っぽい服を着るし、かわいい服を着ればテンションが上がるし、違和感は大してないが、普段学校に幾分においては、ラフなジーパンパーカースタイルを好むし、何なら1年を通して見ればジーパントレーナーかジーパンTシャツの日が大半で、スカートなんて年に5回未満しか履かない。一概に、どれが好きかと聞かれても、一様に答えられないし、生物学的性が女である私が中性的な服装を選択すれば、表現したい性が男性でも女性でもないアイデンティティ:Xジェンダーという診断結果が目に見えているので、前回は気分で中性的服装を選び、今回は女性的服装を選んだ。そして、こういった結果になったのだろう、おそらく。anoneに関してたらたら批判的な意見を書いてるようにも見えるが、実際はサービスのリリースをずっと楽しみにしていたし、ベータ版の段階から試させて頂いており、これからももっとアップデートされ、より多くの人に使ってほしいと思っている。anoneのなかのかた~🙇‍♀️

次回に続く

思っていたより長くなったので、もう少し詳しい私の私のセクシュアリティに対する考え方はパート2に持ち越したいなと思います。本来は、タイトルにある問題提起と序文に書いてあるメッセージを全面にぶつけていく記事を書こうと思っていたところ、なぜか回り道をして私自身のセクシュアリティの話になってしまい、記事で伝えたいことが迷走する形となってしまいましたが、お付き合いありがとうございます。(ちゃんと構成を考えてから書き始めないといけませんね、、ずぼらがでてしまいました、、)

単なるこじらせヘテロなのかなとか、自分に自信がないゆえに蛙化現象を発症させてしまっているのかなとか、生物学的には女だけどなにをもってして私は女なんだろうか、女だけど女の子にはなりきれていない気がする、等々、似たような悩みというかぼんやりした疑問を持っている方もたくさんいらっしゃると思うので、私の文章がそのもやもやを解消する手助けになるかはわかりませんが、こういった考えを持っている人もいるんだな~程度で楽しんで頂けたらと思います。次回もお願いします!

私なんぞにご支援いただける方がこの地球上におりましたら、もう控えめに言ってあげみざわエクスプローションします。