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僕の1番好きなショルダーバッグ〈ルボナー・パパスショルダー〉
正直、カバンはアホみたいに持っている。
しかも、夫婦揃ってカバン好きなので度し難い。そんな2人の相乗効果たるや、たまに「店が開けるのでは…」と思ってしまうこともある。しかし、そんな数多所有するカバンの中で不動の1位に君臨し続けるショルダーバッグ。それがこの〈パパスショルダー〉である。
このカバンは神戸にあるルボナーという店のモノで、様々な革で商品を展開している。そんな中でも僕が所有しているのは〈
左手首の住人〈IWC PilotWatch Mk-18〉
男とは、道具が好きな生き物だと勝手に思っている。しかし、それは年齢によってもその矛先や種類は全然違うだろう。
ただ、自分の場合あまり幼少期から変わっていないような気がする。というのも、物心つく前から絵本や『小学◯年生』『コロコロコミック』など年相応の本ではなく、『モノマガジン』や『Begin』を与えられて育ってきた人間である。背伸びをしていた子供が、背伸びをしたまま大人になってしまったような感覚
沈黙を破るメモ帳〈無印良品 パスポートメモ&カランダッシュ エクリドールXS〉
かつて、こんな事があった。
20代前半の頃、僕はバックパックを背負って中国の各地をウロウロしており、この年の夏はチベットのラサに長期滞在していた。
その前年にもチベットを訪れていたのだが、その際に拠点にしていたのが安宿のドミトリーで、結果気付けば1ヶ月滞在していた。特に目的もない旅だったが、毎日がとにかく刺激的だった。
僕が泊まっていたラサにある雪域飯店(スノーランド)という小さなホテルはジ
好きな果物は?〈焼き締めのらふらんす〉
もしそう聞かれたら、必ず「ラフランス」と答えている。
そのままでもよし。加工してもよし。僕の中で不動の一位に燦然と輝き続けている果物である。
適度な酸味に、程よい固さと歯触りが堪らなく良い。また、少し熟れてきた時にみせる鮮やかな緑と、沈むような茶褐色が混ざり合う姿も愛おしい。冷蔵庫にラフランスが入っていると、つい扉を開けてニヤニヤしてしまう。
ある時、御縁があって僕の所へこのラフランスはやって
我、弥太郎ノ亜種ナリ〈日々の100〉
このような、モノについて書いて遊んでいる人ならきっと一度は手に取ったことはあるであろうこの本。
元・暮しの手帖編集長である、松浦弥太郎さんの名著である。友人に紹介してもらって読んだのだが、とにかくモノを描写する表現力が群を抜いている。形式とか様式とか小難しいことではなく、「私とこの道具はこういう関係なんですよ」と簡潔に書いている。一見簡単そうに書いてあるが、あそこまでブラッシュアップをした上で、
スチールより黄金の方が強い
このタイトルを見て、すぐに『聖闘士星矢』ネタだと気付いた貴方。恐らく私と同じ世代でしょう。もし男性なら、厄祓いはお早目に。
さて、今回は再び万年筆のお話し。
LAMYのsafariを日々持ち歩き、愛用していた私でしたが、やはり気になってくるのです。金ペン先の書き味が。特にペリカンのスレーベンの使い心地が。
しかし、「気になるし買うか!」といったテンションだけで買えるモノでもなく、調べては深いた
諸悪の根源〈LAMY safari〉
2004年の夏。
当時、私は修士論文の執筆に明け暮れていた。
来る日も来る日も書いては消し、書いては消しの繰り返しだった。
そんな生活を送る中で、自分の中に少し違う風を入れたいな…と考えていた。とはいえ、論文中心の生活ではできることなど限られている。そこで、「どうせ校正は原稿に手書きでしてるんだから、それを赤いインクの万年筆でやったらいいじゃん!なんか文豪っぽいし!」と思い立ち、早速文房具屋へと