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Books

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世界中のカフェ、図書館、古本屋、書店で出会って読んだ本たち。 本を持って旅に出て、その土地に合った本を置いて、また新たな本と旅に出る。
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#生き方

自分が良いと信じるものを、貫くこと【本:ココ・シャネルの言葉】

自分が良いと信じるものを、貫くこと【本:ココ・シャネルの言葉】

ココ・シャネル。知らなかった彼女の人生。弱さと強さを兼ね備えた、したたかに生きる人生からは学ぶことが多い。「自分が信じるものを、貫くこと」突き進もう。自分が選んだ道を。「女性は退屈だから嫌い」と言い放ったシャネルの気持ちには、納得する部分もありながら、それでも自分の人生を見返すと決してそんな人々ばかりではないという想いもある。とりわけ、東南アジアの女性からは、とてつもないエネルギーと、身近な幸せを

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問いが盛んな場所はどこか?という問い【本:Questions are the answer】

問いが盛んな場所はどこか?という問い【本:Questions are the answer】

前回の note には書いていなかったことで、あの場で、私に「不快な質問」をしてくれた人がいる。誤解を恐れずに言うのならば、「不快な質問」とは、私に新たな視点を与えてくれた質問でもあり、一瞬鳥肌が立ち、新たな行動に導いてくれる質問だった。そして、この本は、また私に新たな問いへと導いてくれた。

あの日、私はプレゼンテーションで、 curiosity 好奇心 について語っていた。物事を前進させてくれ

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名誉とは、任務を最後まで全うするということ【本: ホセ・ムヒカの生き方と言葉】

名誉とは、任務を最後まで全うするということ【本: ホセ・ムヒカの生き方と言葉】

・人生はもらうことではなく、あげること。どんなにひどい状況にいても、他人にあげられる何かが必ずあります。

・好きなことにできるだけ多くの時間を使うことが、自由ということなのです。

・私は寛容のために戦う義務の重荷を背負っています

・スーパーマーケットで人生を買うことはできません。人生を大切にして、豊かなものにしてください。

・もしあなたに夢があり、希望のために闘い、そしてその希望を残ってい

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批判する頭の良さより、惚れ込む感性【本:仕事。】

批判する頭の良さより、惚れ込む感性【本:仕事。】

『世界から猫が消えたなら』『億男』などの小説を書いた川村元気氏が、「仕事とは」を12名にインタビューした1年間の記録。

OECDの2019年の調査で「日本人の読解力が大幅に下がった」と言われる中で、やはり川村氏の壮大な思想や哲学満載の質問の数々。だからこそ返ってくる答えもきっと深くて本質的なんだろうなーと思いながら。

インタビュー時の質問例

どうやって最初のチャンスをつかみましたか?
子ども

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人間として正しいかどうか、は国境を越えた普遍性を有する【本:生き方】

人間として正しいかどうか、は国境を越えた普遍性を有する【本:生き方】

常に、「人間として正しいかどうか」を人生の羅針盤とすると、選択と決断に一貫性がでる。現代のミレニアル世代として、ふと立ち止まって「これは、また異なる意見だ」と思うときもあるけれど、学ぶことが非常に多い稲盛和夫氏の哲学本。

・人生の指針:思想、哲学、理念

・人間は、何のために生きるのか「生きる意味」と「人生のあり方」を根本から問い直してみたい

・日々誠実に努める

・魂を磨いていくことが、この

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人生は短い やりたくないことをやっている暇はない【本:SWITCH NOTE 人生が変わる88のスイッチ!】

人生は短い やりたくないことをやっている暇はない【本:SWITCH NOTE 人生が変わる88のスイッチ!】

ヴァイオリン職人の話を聞き、とても夢のある人生ストーリーだなぁと思った。私は思う。この「コロナ」が与えてくれた時間で、心が豊かになっている人々は意外と多いんじゃないかと。もちろん、ネットやテレビで見るニュースは、ネガティブなことが多いけれど、そもそも心が豊かになった人はネットやテレビなんて見てなくて、自分が本当にやりたかったことに集中しているから、「表」には出てこないのかもしれないけれど、ヨガや、

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エネルギーと情熱の代わりになるものなど存在しない【本:CEOから高校生への96通の手紙】

エネルギーと情熱の代わりになるものなど存在しない【本:CEOから高校生への96通の手紙】

たくさんの人々が、好き勝手言ってくる世の中だし、言っていることがすべて全うに聞こえるかもしれないけれど、とりあえず自分の直感に従って、10年かかっても、30年かかっても、どれだけ小さなことでも、「続ける」こと。続けられる何かを見つけること、それだけは「ハッピーな人生」を送る為に言えるような気がする。

・CEOのほとんどの人が恵まれた家庭環境の出身というわけでも、学業優秀でもなかった。ただ、読書欲

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何に情熱を持ち続けることができるか【本:2022―これから10年、活躍できる人の条件】

何に情熱を持ち続けることができるか【本:2022―これから10年、活躍できる人の条件】

この本が出版されたのは2012年。それから8年が経ち、改めて当時のメモを読み返す。「答え合わせ」なんていうと烏滸がましいけれど、同時に、人口動向はある程度予測可能な未来だし、新興国の状況も、コロナのような外的要因があったとしても、きっと状況はそこまで変わらないのかもしれない。

「活躍できる人の条件」とはあるけれど、何よりも、自分自身への納得感が大事であり、情熱を持って続けられるか、それがとてもハ

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時間の使い方に戦略を持つ【本:フルライフ】

時間の使い方に戦略を持つ【本:フルライフ】

予防医学研究者の石川善樹氏の著書『フルライフ:今日の仕事と10年先の目標と100年の人生をつなぐ時間戦略 』がNewspicksで公開されていたので読んでみた。

「僕は物事を考えるときのクセとして、「人間は弱い」という前提に立ちます。」と言っていた石川氏の口調や伝え方は常に丁寧で、現代の人々はもちろん、昔の人が人生をどう生き、どう考えたのかという点に愚直で学んだことを惜しみも無く伝える、という印

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「雑音に惑わされるな」【本:Airbnb Story】

「雑音に惑わされるな」【本:Airbnb Story】

「雑音に惑わされるな」とは、Airbnbの共同創業者兼CEOであるブライアン・チェスキーがウォレン・バフェットにアドバイスを求めた際に言われた言葉だ。

「雑音」とは、私たちの日常に蔓延っているものである。それは、自分で選んでいる環境や情報や人々から影響されるもので、私たちの人生はトレードオフの繰り返しだ。この「雑音に惑わされるな」という言葉の重みと必要性を痛感していて、それがまたAirbnbの世

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