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娘がうっかりバレエを始めてとっとと留学してしまったのだが

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娘がうっかりバレエを習い始め、中学卒業したらとっとと留学してしまったので、どうしてこうなったかを振り返ろうと思う。
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#育児

【目指せバレエ留学】次に立ちはだかるのは中学進学問題

【目指せバレエ留学】次に立ちはだかるのは中学進学問題

5年生からバレエ教室の特別クラスに進んだ娘。
この時点で、彼女の中で中学高校に行ってもバレエ中心の生活を続ける覚悟が決まっていた。
その延長で、バレエで留学したいという具体的な目標ができていた。

特別クラスのレッスンは忙しい。
平日は学校が終わったら急いで家に戻り、ランドセルをバレエのリュックに持ち替えてレッスンへ。
教室までは母親の私が送迎。車中でおにぎりやパンなどを頬張りながらバレエ教室へ。

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シニヨンが美しくない人に、上手い人はいない説

シニヨンが美しくない人に、上手い人はいない説

小学4年生の4月に移籍して、5年生から特別クラスに進み、
その5年生の夏に、やっとトウシューズを履く許可をもらった。
移籍して1年半後のことである。

ある日、教室の先生から
「先生たちの間で、娘ちゃんはいつもシニヨンを綺麗にしててすごいねって話題になってますよ」と。
あれは私じゃなくて娘本人が結っているんですよ、と言ったら驚いていた。

シニヨンとはバレエキッズがよくしている髪型、いわゆる「ひっ

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将来を見据えて育ててくれてる先生とは〜トウシューズを履き始める時期

将来を見据えて育ててくれてる先生とは〜トウシューズを履き始める時期

今となっても、あのタイミングで勇気を出して前の教室から移籍してよかったと思っている。

トウシューズを履かせ始める時が早すぎる先生は注意が必要

正しく立つ筋肉もついていない時期に履き始めると、力づくで立とうとして無理な筋肉を使う。その上、だんだんと踊る量も技術も増えてハードになっていく。
筋肉の使い方が間違っていると、膝や足首が曲がりやすくO脚や鎌足など、足の形にも悪影響を及ぼしたり、痛めやすく

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トウシューズを脱ぐところから

トウシューズを脱ぐところから

新しい教室へと移ったのは、ちょうど4年生になるタイミングだった。

最近になって、あらためて娘に聞いてみた。
初めてこの移籍先の教室に見学にいった時のことを。

娘は、初めてスタジオに入るなり「こんな教室があるんだ!」と衝撃を受けたらしい。
前の教室と違い、広々としたスタジオ、同学年の子がいっぱいいて、その上そんなに上手な子がいない?あれ?と。
でも、ひとつ上の年齢層の子たちの特別クラス(週5以上

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バレエ教室を辞める時

バレエ教室を辞める時

移籍先が決まったら、いよいよ今の教室をやめなければならない。

バレエの世界は狭い。
そしてバレエ親たちの口コミ情報網はすごいということも知った。

娘がこの先もバレエを続けていく限りは、コンクールなどの会場で顔を合わせたり、先生や関係者同士で知り合いだとか、どこぞで繋がっていたりする未来は大いに想像できる。
なのでそういった時の本人の気まずさを減らしておくことも考慮せねばならない。親の立ち回りの

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新たな教室探し2

新たな教室探し2

娘が行動を決意したら、フットワークは軽く!
いそいそと目星をつけておいた2つの教室に見学に行くことにした。
最初に見学する教室は、本人が興味を持った方。
そちらがピンとこなければ、もう一つの教室も行くことに。

といっても、移籍先は本人が興味を持った時点で決まっているようなものだった。
コンクールや留学、プロを目指している子たち専用のがっつり本気のクラスが用意されていたのだ。しかもそれが今の教室よ

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教室を辞める〜娘の決意のきっかけ

教室を辞める〜娘の決意のきっかけ

娘が楽しく通っているうちは今の教室はやめないだろうなと。
もちろん、子供達の前で先生に対する不信感を親が言うわけにはいかない。
娘も日曜のクラスの不評は知っていたので、コンクールに出たいと言うようになったら、親から移籍の相談するしかないかなぁと思っていた。

が、その時は意外にもあっさりやってきた。

先生が嘘をつくようになったのだ。
「これを頑張った子にはこの役をあげる」
「これができた子にはこ

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新たな教室探し

新たな教室探し

バレエ教室の移籍先を探すにあったって、まず今の教室でどこから不満が出てきたか、どの時点からの軌道修正をすればいいのかを考えて、次の移籍先に求める条件の優先度をリストアップすることにした。

もともと本人が好きになるかどうか、続くかどうか分からなかったのでスポーツクラブでお試し感覚で習い始めたところは良かったと思う。
もし戻ってやりなおすことがあったとしても、やはり同じ選択をするだろう。
そして、そ

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バレエ コンクールにかかる費用 「お気持ち代」って何?

バレエ コンクールにかかる費用 「お気持ち代」って何?

小さいうちからコンクールに出る意義はひとそれぞれ。
娘はこの時(小3頃)は「バレエ楽しい大好き!」「とにかく基礎!」だったので、あえて評価を求めることもなく、コンクールはこの時点でまだ考えてはいなかった。

バレエのコンクールとは、
たった独りで舞台に立ち、ヴァリエーションと言うものを披露して、それを評価してもらうというものである。
それはつまり、コンクールの本番当日までに、
1曲を通して ひとり

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コンクールへの圧がすごい

コンクールへの圧がすごい

前記事の発表会の後、先生が迷走しはじめた笑
以前も書いた日曜クラスの参加者が思ったより増えないためか、
なんとか生徒を引き込もうと、日曜クラスに受講特典をつけだしたのだ。

それは
・発表会でいい役がもらえる

・コンクールに挑戦できる
そして暗黙のルールとして、日曜クラスを受けていない子は丁寧な指導をしてもらえない。

なんとなく受けている子と受けていない子で、扱いに差があると子供たちが感じるよ

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「たかいたかーい」の請求書のその後

「たかいたかーい」の請求書のその後

前回書いた「たかいたかーいの請求書」のその後だけど、

やはり請求された金額は先に知らない方が良かったと思ったことを
声を大にして言いたいのだ。
せっかくもらったいい役なのに、舞台本番では私たち保護者たちはこんな感じになってしまったから。

「あ、これが2万円か」の図です。

本当に一瞬持ち上げるだけだから、まさにこんな感じだった笑
せめて本番を見届けるまでは知りたくなかった、知らなければよかった

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「たかいたかーい」の請求書

「たかいたかーい」の請求書

同じ時期にトウシューズデビューした、娘の1才上のAちゃんが、その年の発表会でちょっといい役をつけてもらった。
ちょっといい役というのは1人だけでの出番があるのだ。

多分、先生は日曜日のクラスの件で親たちの空気がちょっと変わったのを感じ取っていたのではないかと考えてる。
日曜クラスに通っている子は特別いい役をもらえるという流れを作りたかったのではないかなと。

それでももちろんAちゃんはとてもうれ

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衣装にムシ?

衣装にムシ?

娘がバレエを習うまで知らなかったこと、それは
「ムシ」をつけるという作業だ。

発表会などで各自に配られる衣装は そのまま着れるわけではなく「ムシ」というものを各自でつけなければならない。
「ムシ」とは、カギホックの「受け」の部分。ホックをひっかけて止める部分だ。
これを各自のサイズに合わせて きつめの位置につけるのだ。
1着につき、だいたい3〜5カ所くらいつけなければならない。
もちろん、子供が

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娘の成長とバレエ教室への不信感

娘の成長とバレエ教室への不信感

トウシューズをゲットしたら、次はどうしたらもっと綺麗に立てるようになるのだろう、痛くなくなるのだろうと9歳ながらも考え始める。すると、先にトウシューズを履いているお姉さんたちのことをよくみるようになる。
今までとは違った視点で。
もっと上手くなりたいと、自発的に考えながらレッスンに挑む向き合い方へと少し進化したように感じた。

そしてその中でやはり自分に似たタイプの体型や踊り方のお姉さんに注目し始

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