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バレエに疎い親のもとで、うっかりバレエを習い始めて沼にハマり中学卒業したらとっとと留学…

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バレエに疎い親のもとで、うっかりバレエを習い始めて沼にハマり中学卒業したらとっとと留学してしまった娘。 あれよあれよと飛び立ってしまって母の気持ちが追いつかない笑 どうしてこうなったかを振り返ろうと思う。

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  • 娘がうっかりバレエを始めてとっとと留学してしまったのだが

    娘がうっかりバレエを習い始め、中学卒業したらとっとと留学してしまったので、どうしてこうなったかを振り返ろうと思う。

  • ドイツききかじり

    せっかくなので聞き齧ったドイツ情報をメモ

最近の記事

【ドイツバレエ留学】親フィルター越しのコンクール

道中ドタバタだった初のコンクール出場。 日本でハラハラすることしかできなかった親としては、 「もう本番に間に合ったらそれでヨシ!」くらいの心持ちになった。 出られるだけでラッキー。 あとは野となれ山となれだ。 だが、本人はそうではなかったようだ。 やはり時間を割いて自分のために教えてくださった先生に、良い報告をしたいだろう。 本番、母の私は夜中に日本でひとりで配信を見ていた。 (本当は夫も一緒に起きていたかもしれないんだけど、いたかどうか全く思い出せない。) 娘が本番で思

    • 【ドイツバレエ留学】別の意味で険しかったYGPへの道と荷物の行方

      日本よりヨーロッパのYGPの方が、提携校の数が多く、ヨーロッパの学校からスカラシップをもらえる可能性が高い。 事前に行われるワークショップも充実していることが多いそうだ。 ヨーロッパのバレエ学校教師が直接指導にあたることもあるらしい。スカラシップや入学オーディションの一環としても活用されるそうだ。 提携校にはアメリカやオーストラリアの学校もあったが、娘はヨーロッパの学校に絞って希望を出して参加することにした。 そしていよいよ出発当日、朝早くから空港に向かったが、 なんと飛

      • 【ドイツバレエ留学】落選だけど掴んだもの

        「残念ながら選考の結果、落選となりました。」 親としては、もう挑戦しただけで十分だ、頑張ったねとしか。 夏休み前に打診されて、その場で決めて、夏休み明けには怒涛のスケジュールの中でなんとか挑戦しきった。 来年も挑戦するなら、親が準備しなきゃいけない書類はもっとスムーズにできるぜ!っていう心意気だけは得られたな。 娘は悔しかったかもしれないが、親の前では凹んだ様子は見せなかった。 もう次のYGPに向けて動いていたからだ。 落ち込んでる暇もなく、空いた時間を見つけては個人レッ

        • 【ドイツバレエ留学】初のコンクール挑戦4

          夏休みが明け、ドイツでの2年生が始まった。 次に控えていたのは、ローザンヌコンクールのビデオ準備だった。 期限まで残された時間は1ヶ月。 クラシックについては、以前から娘が学校だけでなくオープンクラスにも通っている、尊敬する先生が引き受けてくださった。 クラシックの動画はレッスン映像のみで構成されるため、比較的余裕があった。 しかし、問題はコンテンポラリーダンスだった。 こちらはヴァリエーション作品として仕上げ、提出しなければならない。幸運にも、学校の先生が娘のコンテンポラ

        【ドイツバレエ留学】親フィルター越しのコンクール

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          【ドイツバレエ留学】初のコンクール挑戦3

          「1度の動きでちょっとでも多くのものを得る。「ついで」。 私は「ついで」というものが好きだ。 立ったついでにそれ取って。 行ったついでにそこ寄って。 効率的だと思っていたが、失敗も多い。 同じ駅で買い物をしすぎて、気づいたら両手が買い物袋でパンパン。重すぎて結局タクシーで帰る羽目になんてことも。 ああ、ついでの代償よ。 そしてこの「ついで」精神、娘にも受け継がれたようだ。 今回はバレエのコンクール申し込みとバレエ学校応募の「ついで」が発動! そう、写真も動画も同時に用意し

          【ドイツバレエ留学】初のコンクール挑戦3

          【ドイツバレエ留学】初のコンクール挑戦2

          2年生になる前、ローザンヌとYGPに挑戦を決めたのが夏休みの1週間前。 ドイツの学校の夏休み、当然授業はない。 ドイツに残ってレッスンを受けたい場合は、サマースクールなどに改めて申し込まなければならない。 娘は当初の予定通り、帰国して日本の時に通っていた教室でレッスンを受ける。 え? コンクール用のレッスンはどうするの? いつするの? である。 日本にいるときのイメージだと、何ヶ月も前からバリエーションの振付けを用意して完璧に踊れるようにしっかり準備して出場するイメージ

          【ドイツバレエ留学】初のコンクール挑戦2

          【ドイツバレエ留学】初のコンクール挑戦

          2年に進級する前に、校長面談があるらしい。 生徒一人ひとりの目標や希望する進路などを聞いてアドバイスされたりクラス分け反映されたりするようだ。 娘はこの面談でちゃんと自分の目標や意向を伝えるために、事前にいいたいことを英訳したメモを用意していた。通訳を用意する子もいるらしい。 1年この学校に通い、いろんなダンスも勉強して、改めてクラシックが好きだということを認識した娘。 ただ、コンテンポラリーの評価が高かったので、将来、何処かのバレエ団にクラシックではとってもらえなくてもコ

          【ドイツバレエ留学】初のコンクール挑戦

          夏休みで娘が帰国した途端に、一気に円高って笑  1ユーロ170円の時に買った9月の飛行機チケットも取り直したい気分 来月また渡航するタイミングで円安とかやめてね

          夏休みで娘が帰国した途端に、一気に円高って笑  1ユーロ170円の時に買った9月の飛行機チケットも取り直したい気分 来月また渡航するタイミングで円安とかやめてね

          【ドイツバレエ留学】ホームシックの向こう側

          ホームシック?という名の憂鬱ゾーンを抜けたら、 また料理熱が再加熱して、元のやる気と行動が伴った娘に戻った。 やはり良い食事はココロも元気になりますのね。 そして、開き直ったのだ。 行きたい場所や、やってみたいことがあれば、1人でどんどん行動するようになった。 日本人の留学生に対しても、仲良くしなくちゃとか、気を遣うことがなくなったので、いい距離感で付き合えるようになったのだと思う。 いい意味で吹っ切れた。 1人で行動すると、必然的に店員さんにも自分の言葉で話さなければ

          【ドイツバレエ留学】ホームシックの向こう側

          【ドイツバレエ留学】ホームシックは突然に 2

          食べることだけが唯一の楽しみなのに 私から食べる幸せを奪わないでっ きっかけは味覚障害。 うーむ。 そもそも娘の「偏食」は、好きなものしか食べたくないという、ある意味「食」への執着だったのだな。 ドイツに行ってその「食」を趣味にして、いままで避けていた食材もチャレンジして楽しむことで、初めての海外生活、一人暮らし、言葉の壁、ぜんぶ頑張ってのりこなしてきたのだ。 それが、風邪で味覚がなくなったことで一気に崩れた。 なんとも娘らしいといえば娘らしい。 でもごめん、 ちょっと

          【ドイツバレエ留学】ホームシックは突然に 2

          【ドイツバレエ留学】ホームシックは突然に1

          学校では、クリスマスの公演へ向けてリハーサルが始まり、 家では自炊と節約を楽しんで、なんとかドイツでの一人暮らしに慣れ始めていた。 クラスの子たちは皆優しいけど、せっかく話しかけてくれるのに うまく言葉がでてこなくて愛想笑いでごまかしてしまうことが多く、情けなくて申し訳ない気持ちになってしまうと、娘はよく嘆いていた。 日本人の子とは話せるけど、年上の先輩ばかりでなんとなく気遣ってしまう。いまいち溶け込めないもどかしさも抱えていたようだった。 そう、日常生活に慣れてきたら、

          【ドイツバレエ留学】ホームシックは突然に1

          【ドイツバレエ留学】 自炊効果

          留学して2ヶ月が過ぎた頃。 「自炊はしてるけど、間食もしてるし、パン屋さんでケーキも買ってるけど 意識して生活してただけでドイツに来てから1.5キロ痩せたよ。 健康的食生活と意識するのってやっぱり大事だね!」 と、娘からLINEが。 映像で見ても娘の顔が少しすっきりシャープになり、筋肉質な体もやつれた感じではなく引き締まった感じ。 すんばらしい!えらい!すごいよ! と、褒めるものの、 あれ? 中学までをせっせと育てていた母の立場は…? せ、切ない。 こんな切ないこと

          【ドイツバレエ留学】 自炊効果

          【ドイツバレエ留学】 食事のこと2

          水 水は最初はミネラルウォーターを買うようにしていたようだ。 近所のスーパーで 1本500mlミネラルウォーターが0.19€(当時のレートで30円弱くらい)で手に入り、思ったよりも安かった。 ドイツで売ってるペットボトルの水は硬水、炭酸入りが多い。 けれど、お米を炊く時は軟水がいいので、volvicも常備しておくようにする。volvicは1.2€くらいとややお高め。 自炊をするなら、やはり浄水器が欲しいところ。 そういえばドイツは日本でもおなじみのBRITAの国だからお安

          【ドイツバレエ留学】 食事のこと2

          【ドイツバレエ留学】 食事のこと 1

          行く前は、「毎日の食事も、スーパーで冷凍食品や出来合いのものを買ってしのげばいいから。食事もちゃんとしようと考えるのは落ち着いてからね」 と言ってあった。いきなり言葉も知らない国で初めての一人暮らし。 とにかく生活でいっぱいいっぱいになってしまうことを懸念していた。 掃除は休みの日にまとめてやればいい。 生活のあれやこれやは、慣れてから徐々にできるようにしていけばいいから無理せず自分のペースでね。 と送り出したのだが。 学校が始まって2日目のLINE 母「お昼ごはんは、

          【ドイツバレエ留学】 食事のこと 1

          【ドイツバレエ留学】 1年目の目標

          この学校での卒業までは3年間。 実技だけでなく座学もレベルに達しないと進級できずに退学となる場合があるらしい。目下の課題は2年生への進級だ。 入学前は、この学校に通いながら、志望していた学校や有名校を再受験して転校することも視野に入れていた。 だが、入学して2ヶ月を過ぎる頃には 「ドイツの他の私立に転校するくらいだったら、今の学校のままでいいかなって思うようになった」と。 クラシックの先生が、大変いい先生だったようで、この先生に教えてもらえるならこの学校にいる方がいいかも

          【ドイツバレエ留学】 1年目の目標

          【ドイツバレエ留学】行ってみて分かった学校のこと

          渡独して2週間ほど経った時の娘からのLINE 外国人と並ぶと消えそうなくらい顔うっすいもん。みんなほんとうに美しくてさ、そんな中でレッスン受けてる私えらくない? 筋トレで疲れすぎて座ってるのも辛いから、ずっと足を上にして寝てる。9時まで起きてたらいい方、8時半にはもう無理って感じ。いつも早く寝てる笑 クラシック、モダン、コンテンポラリー 、ピラティス、インプロ。 座学は解剖学や栄養学、音楽。 不定期でキャラクターダンスなどもあるようだ。 1コマが、90分から2時間くらい

          【ドイツバレエ留学】行ってみて分かった学校のこと