見出し画像

【ドイツバレエ留学】初のコンクール挑戦2

2年生になる前、ローザンヌとYGPに挑戦を決めたのが夏休みの1週間前。
ドイツの学校の夏休み、当然授業はない。
ドイツに残ってレッスンを受けたい場合は、サマースクールなどに改めて申し込まなければならない。
娘は当初の予定通り、帰国して日本の時に通っていた教室でレッスンを受ける。

え? コンクール用のレッスンはどうするの? いつするの?


である。

日本にいるときのイメージだと、何ヶ月も前からバリエーションの振付けを用意して完璧に踊れるようにしっかり準備して出場するイメージ。
クラシックとコンテンポラリー。
両方用意せねばならぬのだけど大丈夫なの?
夏休み明けの学校は9月の2週目から。
間に合うのか?
うーむ。心配しかない。

とりあえずローザンヌコンクールに参加するためには、9月中にエントリーをしなければならなかった。
さらに、審査用のビデオファイルを10月14日までに提出。
提出する動画は、クラシックはバリエーションが不要でレッスン映像のみでOKとのことなので間に合いそうだが、コンテンポラリーは曲を決め、振り付けをしてもらって練習して10月までに動画を提出しなければならなかった。

夏休み中は 先生も学校は休み。サマースクールや舞台など、既に決まっている外部の仕事で忙しい。
ドイツの先生に振付とレッスンをお願いする場合は、夏休み明けの9月からしか動けないことになる。

日本の先生にお願いして、ビデオを撮る方法も考えた。
が、その場合は帰国する8月中に動画を撮らないといけない。

そう、ドイツでも日本でも、ちょっと準備期間が短いのだ。

娘は、「せっかくドイツに留学して、いい先生に教わってるのだから、クラシックもコンテも今のドイツの先生にお願いしたい」という結論を出した。
まずは帰国前にクラシックとコンテンポラリー のそれぞれの先生にコンクールにエントリーする旨を相談し、夏休み明けの振付とレッスン、動画撮影のお願いをした。
快く了承してくれたようで、娘にあった曲と振りを夏休み中に準備してくれることとなった。

とりあえず、これだけを決めて帰国。
そして夏休みの間に日本でできることは、
・エントリーのための書類を用意。
・申し込みに必要な写真撮影。

日本にいた時は、教室の先生が指示を出して、何も考えずに言われたものを準備すれば手続きはいつのまにか手続きは終わっていた。
ドイツの学校は聞けば教えてくれるけど、いろいろ自分で調べて判断して自発的に動いていかなければならない。
しかも書類は全部英語。

時間を考えると焦ってしまうが、ひとつひとつこなしていくしかない。

健康診断書も英語で用意しないといけない、
そうだ、かかりつけの病院にもまたお願いしなくては。

と、ここで気がついた。

せっかく診断書を用意したり、動画撮影をするなら、
同じものでバレエ学校にも応募できるのでは?
まとめてやった方がコスパがよくないか?

手間が省ける!
そう思ったのだが、これがなかなか大変だった。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?