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【ドイツバレエ留学】親フィルター越しのコンクール

道中ドタバタだった初のコンクール出場。
日本でハラハラすることしかできなかった親としては、
「もう本番に間に合ったらそれでヨシ!」くらいの心持ちになった。
出られるだけでラッキー。
あとは野となれ山となれだ。

だが、本人はそうではなかったようだ。
やはり時間を割いて自分のために教えてくださった先生に、良い報告をしたいだろう。

本番、母の私は夜中に日本でひとりで配信を見ていた。
(本当は夫も一緒に起きていたかもしれないんだけど、いたかどうか全く思い出せない。)
娘が本番で思い通りに力を出せたかどうかは、私にはわからない。
いつも思うのだが、バレエ母はみんな自分の子が上手いかどうか、ちゃんとわかるのだろうか?
コンクールで他の子を見ても、圧倒的に上手い子や目を惹く華のある子なんかはわかる。やっぱりその子が賞をもらっていたりする。
でも娘はわからない。
私は、娘が多くの観客の前で1人で舞台に立って踊っているだけで「すごい!」と思ってしまう。自分に置き換えてしまうから。
自分だったら舞台に立つなんてできないから。
そして、どうしても比較対象が「ちょっと前の娘」になってしまうので、
いつも「上手になったね〜!」と親目線オンリーになってしまうのだ。
客観視しようと思っても、できているかわからない。

これが親フィルターか。

親フィルターがあるから上手に見えているのか、それとも本当に上手いのか。
まぁ、たぶん、親フィルターなんだろうな(笑)。

コンクールの結果は

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