見出し画像

将来を見据えて育ててくれてる先生とは〜トウシューズを履き始める時期

今となっても、あのタイミングで勇気を出して前の教室から移籍してよかったと思っている。

トウシューズを履かせ始める時が早すぎる先生は注意が必要

正しく立つ筋肉もついていない時期に履き始めると、力づくで立とうとして無理な筋肉を使う。その上、だんだんと踊る量も技術も増えてハードになっていく。
筋肉の使い方が間違っていると、膝や足首が曲がりやすくO脚や鎌足など、足の形にも悪影響を及ぼしたり、痛めやすくなるらしい。

娘も、トウシューズを履くのは今考えても早すぎたと思うと言っている。
足は強かったかもしれないけど、それ以上にその時期にやるべきことが沢山あったはずだなと思ってるらしい。

最近でこそ、YAGPでも11才までは履かないようにと具体的数字まで出していて、このような風潮になってきたのはいい傾向だと思う。

将来バレエを続けられる体づくりも考慮に入れて、大切に育てようとしてる教室はトウシューズをはかせる時期も焦らない。生徒を大事にしてくれる先生かどうかを見極めるポイントのひとつかもしれない。

特に子供のうちって成長度合いが全然違う。同じ年齢でも筋肉がぜんぜんつかない子もいるし、なんだろう、先生の指導に対しても理解力が追いつかない子もいる。
かと思えば、なにかの回路が突然つながったみたいに急に伸びる子もいるんだよな。

小学校の時はバカなことしか言わないし、テストも全然できなくて男子が、中学2年になって急に賢くなってたりってあったなぁ(遠い目...)

だからいつも一緒にレッスンしてるけど、周りの子より基礎ができていない子も当然出てくる。
そういった子を、学年や仲の良さで情で一緒に上のクラスに入れたり、コンクールに出したりというのもどうなんだろうと思う。

先生の「痩せろ」に要注意

バレエ教室に見学に行った時に、中高生のクラスの子の体型は見ておいた方がいい。基本的に痩せてる子が多いとは思うのだけど、背が低い子ばかりの教室は危険な気がしている。
小学校高学年くらいから体型に厳しい先生もいて、その時期にダイエットなどをさせると背が伸び悩む子も多い。
実は娘の移籍した教室の特別クラスの子は、背が低い子が多かった。
入ってみたら体型に厳しい先生だった。
ちょっと太ると、体型をもどさないと舞台に出さないなど注意が入る。
まだ子供で知識が乏しく、普段からバレエで動いている子が注意されるのだ。当然、手っ取り早く食べないという食事制限で痩せようとする。
成長期って背が伸びる前にちょっと太る。丸くなった後にグンと伸びて細くなったり。だけどそのちょっと太る時期にダイエットをさせるので背が伸び悩んでしまう。
特に留学を考えると、身長で落とされたりもするのでちゃんと背を伸ばしながら太りすぎないようにくらいで考えないと危険。

こういうことってバレエをある程度知らないとわからないし、その教室に入ってみないと見えてこない部分でもある。
でも、教室を選ぶ時点で、情報収集したり、直接教室に問い合わせてたりして、事前に親ができることもあるなぁと。

私は知らなかったし 問題に直面するまでわからなかったから、ちょっと娘には余計な苦労をさせてしまったかなと反省。

教室の大きい小さいではなく、子供がバレエを好きになり、長く踊り続けられる将来を考えて育ててくれる先生に出会えるかは重要だ。
子供の人生に良い影響を与えてくれるような信頼できる先生と出会えると良いなと思う。
だから、どこかで誰かの教室選びの参考になることがあれば良いなと思う。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?