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一分間エッセイ

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一分程度で読めるエッセイ集 日々の生活での気づきを綴っています
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#エッセイ

ネット通販のレコメンデーションは人を幸せにするのか

ネット通販のレコメンデーションは人を幸せにするのか

小学校の頃、休日の昼すぎにテレビショッピングで見るホットサンドメーカーが欲しくてたまらなくかった。

小学生の私にはホットサンドメーカーなんてものは無くても
親が食事を用意してくれるから必要ない。
テレビの無い世界ではそんな情報に触れることすら無かっただろう。

でもそんな情報に触れて、自分がワッフルを作る姿を想像し、ワクワクしたのだ。
俗にいう"セレンビピティ"なるものであると思う。

一方最近

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他人との関わり方について

他人との関わり方について

外での飲み会が良くて、家での動画視聴が良くないという価値観はまずいと思う

人は社会的な生き物であり、他人との関わりを欲するのは自然な流れであり
飲み会も動画視聴も立派な他人との関わり方の一つである

更に言えば、社会情勢に合っている関わり方はどちらかと言えば後者の方に軍配があがるのではないだろうか

いよいよ直接会って話をするのが良いという価値観が
老害の戯言と敬遠される未来が見えてきた

横取りして生きていく

横取りして生きていく

野生動物は強い

天日干しされている稲を見てそんなことを思った

人間は意図的に食べられる植物を生産し
それを集約的に育てることで自分たちの食料を確保している

一方多くの野生動物は自分たちで作物を作らずに
自然の中にある食べられるものを摂取して生き延びている

一見人間の方が有利に思うが、集約的に育てている植物を野生動物に取られてしまうと
人は食料の確保が困難になる

この時野生動物の方が利益を

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浪費と投資

浪費と投資

人は常に、時間やお金を消費している

その消費は浪費だろうか、投資だろうか

勉強は一般に投資と考えられているが、好きでもないかんたんな勉強は浪費だ

具体的な例に楽単を積極的に履修していくということがある

効率的に見えて私はあまり良くないと考える

大学生という機関にいれることを浪費してしまっている

また、卒業後の未来への投資も怠ってしまっている

あなたがyoutuber でバラエティーを

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正しいとは

正しいとは

納得できない時に用いられる常套句として
“倫理的に許されない”
という言葉がある

倫理的とはなんだろうか
残念ながら、私は高校では日本史、世界史、地理、現代社会の授業を受け
センターでは地理を使ったくらいにしか社会科科目は勉強していない

理系の場合センター試験で倫理を受けると社会科目が増えたり受験可能な大学が狭まるはずだから
特に理系の受験生は倫理を履修する機会はほとんどないのではないだろうか

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任命されなかった研究者たち

任命されなかった研究者たち

みんなが言ってるから正しい
専門家が言ってるから正しい

どれも間違っていると思う

自分の中で理解して説明できる程度の粒度まで落とし込めるものこそ
正しいか正しくないかを判断できるものであり

その上で相手が納得出来る理由を添えて説明する必要がある

世間がそれを許さない
というのは自身の思考停止に過ぎない

法律にのっとった正しさであるならば
どの法律によるどういった方針に沿って
正しい行いだ

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何にも手がつかない原因

何にも手がつかない原因

何にも手がつかないというのは、設定している課題が飛躍し過ぎているだけだと思う

新型コロナ下で在宅を余儀なくされている人は数多くいるだろう
特に大学生は、ニュースで取り上げられるほど不憫な状況にある

夏休みも終わり、何もやれていない自分を蔑んではいないだろうか
何か出来る様になっている他人を羨んではいないだろうか
それでもって落ち込んでふて寝してはいないだろうか

誰もが一人では生活もままならな

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長期的な目線で生きる

長期的な目線で生きる

今やってることしか出来ないというのは不安定であり
今やっていることがボツになっても他にやれることがある
ということは、長期的に見て利益でありそれをするには
今任されていること以上の価値を自分で作っていくことが必要である

できることが増えればそれだけ見えてくる世界がある

アップルの創設者で有名なスティーブ・ジョブズの有名な言葉に

「Connecting The Dots・点と点をつなげ」

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コミュ症という幻想

コミュ症という幻想

私コミュ症だから......
と言い訳をしたことはないだろうか。

私はそんなものは存在しないと思う。

相手との共通点の少なさが、まるでそういう病があるかのように存在するだけだ。

昔は、皆がテレビやラジオを通じて共通の知識を取得し、共通の話題からなる会話が成立していた。

その中でオタクと呼ばれる人々は、とてもコアな情報を仕入れて、そうした情報を共有することを目的としたコミュニティに所属してい

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深夜のスーパーが好きだ。

深夜のスーパーが好きだ。

突然だが、私は深夜のスーパーが好きだ。

近所の24時間営業のスーパー(スーパーと言ってもホームセンター並みに食料品以外売ってる)

は18時頃をピークにお客さんが減っていき、20時には有人レジが閉まる程に空いてくる

そこから品出しが始まり、日付が変わる頃には

”お客さんが少なく、品が多い”

状態になる。

間違えて18時に行くと

”お客さんが多く、品が少ない”

というあまり心地よい空間

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人混みが嫌い

人混みが嫌い

人が集まると、一人一人が考えて行動しなくなるので嫌いだ。
ハロウィンの渋谷や満員電車での痴漢、誹謗中傷がその良い例。

今回は特に誹謗中傷について。

有名人への誹謗中傷を平気でする人がいる。
おそらく人が集まって“マス”になったつもりで発言でもしているのだろう。

論理的でない感情の爆発の集まりのまま突き進んで
個別に法的処理を行うと言われると萎縮する。

論理的であれば、法的処理の間にその整合

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掃除とはファッションである

掃除とはファッションである

人が暮らしていれば、その環境は汚れる
では、その汚れはどのタイミングでどれだけきれいにされるべきなんだろうか

小学校の頃は毎日給食の後、

机を移動させて

ホウキでゴミをはき

雑巾で床を拭く

という一連の作業を行うことが、掃除であり
それ以外にチャンバラをやろうと、足で雑巾を扱おうと
それ自体は掃除の一環として認識されていた。

そのおかげか、ケシカスなどの小規模なゴミは床に捨てられてもあ

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やる気スイッチはどこにある

やる気スイッチはどこにある

私が考えるに、あるのは設定する期限と享受する課題の強度だけだと思う

ゲームのガチャだって、ゲーム会社によって設定された
期間限定という制約の下とどれだけ自分を強くしたいかという課題強度で
やる気があるかのようにお金と時間がつぎ込まれる

受験は、自身の夢みる将来に向けて
入学試験という課題の下で試験範囲という課題をこなせるかどうかということではないだろうか

また、入学試験という課題の強度は自分

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シャワーで湯船に湯をためてみて思うこと

シャワーで湯船に湯をためてみて思うこと

多くの家では、スイッチ一つでお湯が出て一定量たまったらお知らせしてくれるお風呂が付いているだろう

だが、昔は水をためて、それから沸かしてたんだからそれはそれは大層気の使う作業だったに違いない

実家にいた頃は、風呂を洗って栓しめて、蓋閉めて湯張りボタンを押せば湯船につかれた

一人暮らしでは基本的にシャワーで済ませている毎日湯をはるのは少し高価な気がするし
住んでるアパートはスイッチではなく蛇口

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