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知らないと○○万円損をする!会社を辞めたあとにお金がもらえる保険『雇用保険』について

社会保険制度のひとつである『雇用保険』に入っていると、仕事を辞めた後にお金がもらえます。

雇用保険とは、労働者が失業や雇用の継続がむずかしくなった場合、お金がもらえる保険のことです。

今回は、会社を辞めたあとにお金がもらえる保険『雇用保険』について紹介します。

雇用保険は失業したらお金がもらえる

雇用保険からは、会社を辞めてしまっても一定期間はお金が支払われる失業手当があります。

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失業手当の給付額は、個人によって違いがありますが、今まで勤めていた会社から受け取った「退職前の6カ月間の給与」の約50~80%に相当します。

平日分も土日も関係なく月の日数分支給されるので、安心なシステムです。

失業手当の計算

失業手当の計算の仕方は以下の手順になります。

①賃金日額=退職前6ヶ月の給与総額÷180(6ヶ月
×30日)を算出します。

②基本手当日額=賃金日額×45~80%(年齢や賃金
日額によって異なる)を算出します。

③基本手当の総額=基本手当日額×所定給付日数。

④毎月の基本手当額=基本手当日額×日数分の金額が振込まれます。

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<例>28歳の会社員(月給28万円/6年勤務)が自己都合で離職したケースの失業手当受給額

受給額 = 基本手当日額 × 受給日数 = 5,812円 × 90日 = 523,080円

自己都合による離職の場合は、給付制限が設けられるため、待期期間+3カ月後に約52万円ほどの失業手当がもらえるということになります。

正確な基本手当日額を算出する計算式は複雑なため、実際の給付額を知りたい場合は下記のサイトで数字を入れて計算するとよいでしょう。

※いくらもらえるのかを調べる際に便利なサイトがこちら

保障制度は申告システムが基本

日本の社会保障や税制などは、雇用保険料を支払っていても自己申告システムなので、知らないままだとなにもしてくれないんですね。

せっかく雇用保険に入って毎月保険料を支払っているなら、給付申請しないともったいないですよね。

かならずハローワークに申請をしに行きましょう。

給付日数は、退職理由や勤続理由によって変わりますが、最低90日分の支給がされます。

パワハラやセクハラを食らって退職するか迷っている方も、3ヵ月間お金が入ってくるとおもうと気持ちが楽になりますよね。

ハローワークで手続きを行う際に必要な持ち物


自分の住んでいるエリアを管轄するハローワークへ行き、手続きを行いましょう。

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ハローワークで失業手当の手続きを行うには、身分証や離職票など持ち物が必要です。

・身分証(運転免許証・保険証)
・マイナンバーカード
・印鑑
・顔写真2枚
・離職票

離職票とは、会社を辞めたことがわかる公的な書類のことで、過去6ヵ月間の賃金が書かれています。

もし、会社との関係性が悪化していて電話するのが怖い場合は、書面でお願いしても良いと思います。

雇用主は、離職票を出さなければいけませんので、離職日から10日以内に発行義務があり、離職票をださないことは違法です。

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 本人が離職票を請求して離職票を退職日から10日以内に発行しないことは、雇用保険法施行規則第7条に違反するためです。

最悪、会社側がいじわるをして出してくれなくても、離職票をだすようにお願いしたけど断られた証拠をもってハローワークに相談すれば、対応してくれます。

書面で離職票の発行をお願いした場合、書留・特定記録郵便物で相手側に作成依頼の書類がとどいていることを証明できるようにしておきましょう。

会社を辞めたら離職票をもらえるように会社に連絡し、自分の住んでいるエリアを管轄するハローワークへ行き、手続きを行いましょう。

お金をもらえてスキルアップ+期間延長もできる

雇用保険には、失業手当だけでなくスキルアップもできる公共職業訓練という制度があります。

公共職業訓練は、失業保険を受給している人を対象にした制度であり、無料で受講が可能で手当てをもらいながら、就職に向けてのスキルや資格を取得できます。

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エクセルやワードなどの資格を学べたり、学校やCADなどの就職に活かせるスキルをお金をもらいながら学べます。

また失業手当の給付日数が一定数残っている場合は、失業保険の延長も可能です。

失業手当は本来90日(最大330日)で終わる予定ですが、公共職業訓練に行くとさらに延長されます。

公共職業訓練は、学校に行くことをイメージをしてもらえばわかりやすいのですが、スキル習得のために短くても3ヵ月程度(最長2年)通うことになります。

本来の失業手当の支給日数が90日あった場合、支給最終日に近くなって公共職業訓練へ行くことが決まると、さらに90日分支給されることになります。

延長含めるとかなりお金をもらえるのでめっちゃお得ですよね。
雇用保険のシステムは、お得がいっぱいある反面、知らないと損することになります。

雇用保険の利用をためらう方へ

なんか悪いことしているって思うかもしれませんが、合法です。

日本人は、こまめに生命保険や車両保険についてお金をかけていますが、サービスを利用するのが下手なイメージがあります。

自分が払った雇用保険料なのに、利用しないのはもったいないです。

政治家なんて居眠りしてるか、政権をとれるわけないのに「僕の考えた内閣」を発表しているだけで税金から給与をもらっていますし、ボーナスを日割り計算で支給されています。

利用料金を納めているのであれば、もっと堂々とお金を回収してもよいと思います。

会社を辞めてダメージを負っている人は、無理せずゆっくり休んで生活の基盤を立て直し、働けるようになったらまた税金を納めればいいのです。

身体は一つ!人生も一つ!
結局、自分の身体のことは自分以外誰も責任を取ってくれません。

自分がつらいと思ったなら人の目なんか気にせずに辞めてしまいましょう。
会社は全国に264万社もありますから、たまたま合わなかっただけです。

十分頑張っていますから、休みましょうね。

最後に

今回は、会社を辞めたあとにお金がもらえる保険『雇用保険』について紹介しました。

雇用保険とは、労働者が失業や雇用の継続がむずかしくなった場合、お金がもらえる保険のことです。

社会保険制度のひとつである『雇用保険』に入っていると、仕事を辞めた後に失業手当と呼ばれるお金がもらえます。

失業手当の金額や日数は、個人によって変わりますが、すぐに働けない間も保障されますので、ゆっくり身体を休めてください。

今日が一番若い日です!身体を壊す前に辞めたほうがいいこともあります。
わたしも人のブログで救われたことがあります。
退職したくてもお金のことで悩んでいるアナタに響けばうれしいです。
詳しい内容を知りたければご気軽に問い合わせください♪

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