見出し画像

自己紹介や抱負を話す場面で周囲から「おっ、こいつはやるな」と思ってもらえる2つのコツ

そろそろ、4月が近づいてきましたね。

入学や新学期、新入社員など環境が変わって自己紹介や抱負を発表する機会が増えてくる季節です。

毎年同じこと言ってるし、何を言えばいいかわからないんだよなぁと悩む方いますよね。

今回は自己紹介や抱負を話す場面で周囲から「おっ、こいつはやるな」と思ってもらえる2つのコツを『超・箇条書き』から紹介していきます。

自己紹介や抱負発表は周囲に評価される機会と心得る


基本的に自己紹介や抱負を求められる場面は、自分より格上な人間がいる場所で発生します。

しかも逃げられません。

準備不足な方はここでよくこう言います。

◆自己紹介や抱負で言いがちなこと

・一生懸命頑張ります!

・自分のベストを尽くします!

・お客様に喜ばれる○○を目指します!


これ言ったらアウトです。

人生の先輩である周囲の方々は、「はぁ、またか」「で、それで?」となりアナタの評価が下がってしまうのです。

そこで評価を落とさないためのコツを2つ紹介します。

コツ①「隠れ重言」を排除する


重言とは「顔を洗顔する」や「頭痛が痛い」など意味が重複している表現のことです。

例①:サッカーの日本代表戦を実況しているアナウンサーが「日本はゴールが欲しいですね」という発言をする

⇒サッカーをしていればゴールを目指すのは大前提であり、当たり前です。
新しい情報は何もありません。

例②:野球の試合を実況しているアナウンサーが「そろそろ得点が欲しいイニングです。」という発言をする。

⇒最初から得点が欲しくないと思って打者を送り出す監督もファンもいません。

会社では「頑張る」や「目指します」は給与をもらう以上は当たり前なのです。

軽い気持ちで使わないようにしましょう。

コツ②「否定」で退路を断つ

画像1

否定を使って退路を断つとは、「何を否定しているかを明示してしまう」ことです。

否定を使って自分の意志を周囲に知らせるのです。

◆「否定」で退路を断つ

抱負例①:生産性をあげます。

長時間労働に走るのではなく、生産性をあげます。

抱負例②:衝突をいとわない。

無難な道を選ぶのではなく、衝突をいとわない道を選びます。


やらないことを伝えることによって、やることを明確化させることができます。

毎年聞きなれている抱負に意志が強調されて周囲に「おっ」と思わせることができます。

意志を明確に発表することで相手の心に響き、感情が動くのです。

否定表現が優れたソニーの開発18か条


ソニーウォークマンの開発に携わった大曽根さんが所属するチームで提唱された開発18か条です。


1979年にソニーよりウォークマン1号機が発売されました。


日本に「音楽を携帯し気軽に楽しむ」という新しい文化を創造した際に使われた否定表現をうまく使った考え方です。

◆ソニーの『開発18か条』

第1条:客の欲しがっているものではなく客のためになるものをつくれ。

第2条:客の目線ではなく自分の目線でモノをつくれ。

第3条:サイズやコスト目標は可能性で決めるな。必要性・必然性で決めろ。

第4条:市場は成熟しているかもしれないが商品は成熟などしていない。

第5条:できない理由はできることの証拠だ。できない理由を解決すればよい。

第6条:よいものを安く、新しいものを早く。

第7条:商品の弱点を解決すると新しい市場が生まれ、利点を改良すると今ある市場が広がる。

第8条:絞った知恵の量だけ付加価値が得られる。

第9条:企画の知恵に勝るコストダウンはない。

第10条:後発での失敗は再起不能と思え。

第11条:ものが売れないのは高いか悪いのかのどちらかだ。

第12条:新しい種(商品)は育つ畑に蒔け。

第13条:他社の動きを気にし始めるのは負けの始まりだ。

第14条:可能と困難は可能のうち。

第15条:無謀はいけないが多少の無理はさせろ、無理を通せば、発想が変わる。

第16条:新しい技術は、必ず次の技術によって置き換わる宿命を持っている。それをまた自分の手でやってこそ技術屋冥利に尽きる。自分がやらなければ他社がやるだけのこと。商品のコストもまったく同じ。

第17条:市場は調査するものではなく創造するものだ。世界初の商品を出すのに、調査のしようがないし、調査してもあてにならない。

第18条:不幸にして意気地のない上司についたときは新しいアイデアは上司に黙って、まず、もの(プロトタイプ)をつくれ。


否定の技術がたくさん使われていましたね。

否定の技術を使いこなすことで、「あぁ、コイツは自分の考えをしっかり持っているやつだ」と周囲に思わせることができるでしょう。

最後に

自己紹介や抱負を話す場面では格上の人間が必ずいます。

周囲から「おっ、こいつはやるな」と思ってもらえる2つのコツとは「隠れ重言」を排除すること、「否定」で退路を断つことでした。

もうちょっと簡単にすると『当たり前のことを言わない、意志を明確に発表する』となります。

自己紹介や抱負発表は、ほとんどの人が逃げられないイベントなので事前に準備して迎えましょう♪

この記事が参加している募集

自己紹介

80歳まで生きるとすると、人生の残り日数は3万日です。 40歳だと1万5千日、仕事・睡眠・プライベートの3つで分けると5,000日 プライベートタイムを家事・風呂食事・趣味の3つで分けると1,666日しかありません。 そんな貴重な時間を使って読んで頂き嬉しいです!