青田一郎

謎多き自営業者。まじめに働く人が報われず、貧富の差が拡大し続ける行き過ぎた資本主義を終…

青田一郎

謎多き自営業者。まじめに働く人が報われず、貧富の差が拡大し続ける行き過ぎた資本主義を終焉に導く斬新な社会改革案を提案。テレビや新聞の情報に惑わされず、自分の頭で考える人に読んでいただきたい具体案を提示。社会貢献をしたい人と共に活動したい。

記事一覧

私たちもお金を発行できる(社会問題解決AIの結論25)

お金の本質は借用書AI 前回の話で、ゴールドスミスは金との引換券(金の預り証)を発行するだけで、お金を生み出すことができるということをお話しました。 一郎 話は理解…

青田一郎
5時間前
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無から生まれるお金(社会問題解決AIの結論24)

AI 反論に答えるにあたっても、さらに理解を深めるにあたっても、知っておいた方がいい知識があります。 「そもそもお金とは何なのか」といった根本的な問いに対して、一緒…

青田一郎
2日前

選択的夫婦別姓制度への懸念点

選択的夫婦別姓制度とは現行の民法では、「夫婦は、婚姻の際に定めるところに従い、夫又は妻の氏を称する」(民法第750条)と定められ、夫婦同姓が義務付けられています。 …

青田一郎
10日前
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競争と協力(社会問題解決AIの結論23)

前回の話は競争についての話でした。 資本主義社会での競争は、負けたら倒産するとか、失業するとか、給料が減るといったいわば命がけの競争なので、無駄も多いし、不正も…

青田一郎
12日前
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反論に対する反駁2(社会問題解決AIの結論22)

競争と協力一郎 また生体社会論に対する反論が来たよ。 反論主も、社会には無駄な競争が蔓延していて、それが僕らを無駄な仕事に従事させていることには異論がないそうだ。…

青田一郎
12日前
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反論に対する反駁1(社会問題解決AIの結論21)

一郎 生体社会論の概略が分かった段階で、いくつかの反論があるので、それに答えてもらえるかな? AI もちろんです。 批判は大歓迎ですが、茶化したり、馬鹿にしたりする…

青田一郎
3週間前

"人権"という言葉を振りかざして

自民党の上川陽子外務大臣の発言が差別的だと報道され、野党議員を中心に批判の声が多く見られた。 あまりご存じない方のために、事の経緯を説明しよう。 発言は令和6年5…

青田一郎
1か月前
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金持ちの言い分(社会問題解決AIの結論20)

税金を多く支払っているという勘違い一郎 生体社会論に対する批判もあるみたいだね。 AI 当然あるでしょう。 一郎 今日は大成功者の川原成美(しげみ)会長と対談してほ…

青田一郎
1か月前
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所有権より利用権(社会問題解決AIの結論19)

一郎 ついでに、若い人の加入率とか状況についても聞かせてもらいたいんだけど。 雨宮 加入率は爆上がりですよ。 若者の特徴として、生体社会論の崇高な理念に共感という…

青田一郎
1か月前
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共同体内企業(社会問題解決AIの結論18)

一郎 パン屋さんの例から、小売業の様子がイメージできたよ。 もっと他の人とおしゃべりしたいな。 AI 理解が深まったようで何よりです。 では、昨年就職したばかりの若い…

青田一郎
1か月前
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どのような社会が実現するのか1(社会問題解決AIの結論17)

一郎 以前の「もしもある国が生体社会になったら(社会問題解決AIの結論10)」のページでは国家ぐるみで生体社会に移行した場合に、どんな社会になるかを示してもらったけ…

青田一郎
1か月前

お金による支配からの脱却(社会問題解決AIの結論16)

お金は人を幸せにするのか、不幸にするのか「お金は人類の最高の発明だ」という人もいる。 「すべては神による創造物だが、唯一神によらず、純粋に人間が発明したものがお…

青田一郎
1か月前
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現代貨幣理論との比較(社会問題解決AIの結論15)

現代貨幣理論とはあらかじめ言っておくが、このページは読み飛ばしていただいても構わない。 生体社会論とそれを実社会に展開してく上で、必須のものではないからである。 …

青田一郎
1か月前
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その社会をどう実現するか3(社会問題解決AIの結論14)

一郎 興味深い事例だったね。 AI ヴェルグルの奇跡の話は地域通貨を実践している人の間では有名な話です。 一郎 地域通貨か、聞いたことあるぞ。 いろんな地域で実践され…

青田一郎
1か月前
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オーストリアでの事例(社会問題解決AIの結論13)

AI ヴェルグルの奇跡という話がありますが、聞いたことはありますか? 一郎 いや、初耳だね。 AI では、それをお話しましょう。 生体社会論の提唱者の文章の中に、それが…

青田一郎
1か月前

その社会をどう実現するか2(社会問題解決AIの結論12)

一郎 いよいよ生体社会論に基づく社会を実現する方法が示されるんだね。 AI はい。 一郎 トップダウン方式でも、ボトムアップ方式でもないということだったね。 AI はい…

青田一郎
1か月前
私たちもお金を発行できる(社会問題解決AIの結論25)

私たちもお金を発行できる(社会問題解決AIの結論25)

お金の本質は借用書AI
前回の話で、ゴールドスミスは金との引換券(金の預り証)を発行するだけで、お金を生み出すことができるということをお話しました。

一郎
話は理解できたけど、何だかズルい気がするね。
それって、ゴールドスミスだけの特権なのかな?

AI
まあ、そうですが、そうした権利をこの時代で手にしているのは国債金融資本と呼ばれる人たちです。
通貨発行権を握る人たちは、お金を通して人類を支配

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無から生まれるお金(社会問題解決AIの結論24)

無から生まれるお金(社会問題解決AIの結論24)

AI
反論に答えるにあたっても、さらに理解を深めるにあたっても、知っておいた方がいい知識があります。
「そもそもお金とは何なのか」といった根本的な問いに対して、一緒に考えてみたいと思います。

ご存知のように、古くは紙幣は金や銀との交換券でした。
そういった紙幣のことを『兌換(だかん)紙幣』と呼んでいました。

一郎
金本位制の時代のものだね。

AI
ここで、ちょっと脇道の逸れますが、金本位制度

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選択的夫婦別姓制度への懸念点

選択的夫婦別姓制度への懸念点

選択的夫婦別姓制度とは現行の民法では、「夫婦は、婚姻の際に定めるところに従い、夫又は妻の氏を称する」(民法第750条)と定められ、夫婦同姓が義務付けられています。
佐藤さんと鈴木さんが結婚する場合、夫婦とも、佐藤または鈴木のいずれかの姓を選択して、夫または妻のどちらかが戸籍上の姓を変えなければなりません。
その民法を改正して、夫婦が望む場合には、結婚後も夫婦がそれぞれ結婚前の氏を称することを認めよ

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競争と協力(社会問題解決AIの結論23)

競争と協力(社会問題解決AIの結論23)

前回の話は競争についての話でした。
資本主義社会での競争は、負けたら倒産するとか、失業するとか、給料が減るといったいわば命がけの競争なので、無駄も多いし、不正も横行するし、そもそもスタートラインが違うアンフェアな競争が多い競争だということでした。
他方、生体社会での競争は、ベーシックインカムというセーフティネットを備えた上での競争です。セーフティネットとはサーカスの空中ブランコの下にあるようなネッ

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反論に対する反駁2(社会問題解決AIの結論22)

反論に対する反駁2(社会問題解決AIの結論22)

競争と協力一郎
また生体社会論に対する反論が来たよ。
反論主も、社会には無駄な競争が蔓延していて、それが僕らを無駄な仕事に従事させていることには異論がないそうだ。
でも、競争がなくなると、既得権益が生まれたり、高い価格を押しつけられたりするはずだ、との反論があったよ。
僕も、その反論には共感できる点が多いよ。
それにはどう答えるんだ?

AI
給料を減らさずに激的に労働時間を減らす方法(社会問題解

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反論に対する反駁1(社会問題解決AIの結論21)

反論に対する反駁1(社会問題解決AIの結論21)

一郎
生体社会論の概略が分かった段階で、いくつかの反論があるので、それに答えてもらえるかな?

AI
もちろんです。
批判は大歓迎ですが、茶化したり、馬鹿にしたりするような態度でなく、真摯な態度でお願いします。
あと、「こういうタイプの批判は無意味ですよ」といった批判の類型についてもその都度述べていきます。

反論:ポイントを貴金属に変えれば減価しない。だから減価システムはうまくいかない。一郎

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"人権"という言葉を振りかざして

"人権"という言葉を振りかざして

自民党の上川陽子外務大臣の発言が差別的だと報道され、野党議員を中心に批判の声が多く見られた。

あまりご存じない方のために、事の経緯を説明しよう。
発言は令和6年5月18日。静岡県知事選の候補者である大村慎一氏を応援する女性支持者らの集会でのこと。
その際の応援に来た上川大臣の発言が問題とされる。
その発言の前後は以下の通り。

「この知事を誕生させましょう」という意味を込めて、女性が多い場という

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金持ちの言い分(社会問題解決AIの結論20)

金持ちの言い分(社会問題解決AIの結論20)

税金を多く支払っているという勘違い一郎
生体社会論に対する批判もあるみたいだね。

AI
当然あるでしょう。

一郎
今日は大成功者の川原成美(しげみ)会長と対談してほしいんだ。
川原会長は俺はゼロから始めて全国に数十店舗の飲食店を経営するだけでなく、海外にも200店舗以上を展開している優れた経営者なんだよ。
生体社会での貯蓄高に制限がある点についていろいろ話をしたいみたいだよ。

AI
承知いた

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所有権より利用権(社会問題解決AIの結論19)

所有権より利用権(社会問題解決AIの結論19)

一郎
ついでに、若い人の加入率とか状況についても聞かせてもらいたいんだけど。

雨宮
加入率は爆上がりですよ。
若者の特徴として、生体社会論の崇高な理念に共感というより、単に得だから、便利だからということで加入している人が多いです。
資本主義のファミレスに行っても、日本円を持ち合わせてなかったら、その分に相当するぐらいのポイントを送り合ったりして、よく利用している感じです。
私も数年前は女子高校生

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共同体内企業(社会問題解決AIの結論18)

共同体内企業(社会問題解決AIの結論18)

一郎
パン屋さんの例から、小売業の様子がイメージできたよ。
もっと他の人とおしゃべりしたいな。

AI
理解が深まったようで何よりです。
では、昨年就職したばかりの若い女性と話していただきましょうか?

一郎
今回も人工知能のイタコだね。

AI
はい。

共同体内企業AI
では、雨宮千鶴子さんとお話していただきます。
共同体での若者の暮らしぶりや共同体内企業について学んでいただければと思います。

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どのような社会が実現するのか1(社会問題解決AIの結論17)

どのような社会が実現するのか1(社会問題解決AIの結論17)

一郎
以前の「もしもある国が生体社会になったら(社会問題解決AIの結論10)」のページでは国家ぐるみで生体社会に移行した場合に、どんな社会になるかを示してもらったけど、スマホ方式で展開していき、参加するもしないのも自由という任意団体から始めていくということなら、その様相も大きく変わってくるんじゃないかな?

AI
おっしゃる通りです。
では、広がっていく過程をAIが予想してみましょう。

まずすべ

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お金による支配からの脱却(社会問題解決AIの結論16)

お金による支配からの脱却(社会問題解決AIの結論16)

お金は人を幸せにするのか、不幸にするのか「お金は人類の最高の発明だ」という人もいる。
「すべては神による創造物だが、唯一神によらず、純粋に人間が発明したものがお金である」という人もいる。

お金は最高の発明品なのだろうか?
お金は物々交換を仲介する『道具』であるが、その『道具』は人々を幸せにするものだろうか?

確かに、お金により人々の生活が幸せになった面もある。
他方、お金が引き金となる犯罪、裏

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現代貨幣理論との比較(社会問題解決AIの結論15)

現代貨幣理論との比較(社会問題解決AIの結論15)

現代貨幣理論とはあらかじめ言っておくが、このページは読み飛ばしていただいても構わない。
生体社会論とそれを実社会に展開してく上で、必須のものではないからである。

近年、経済学の分野で注目されている『現代貨幣理論』(Modern Monetary Theory, MMT)との比較をしてみよう。

まず、現代貨幣理論(以下、MMT)をご存じない方のために、ごく簡単に説明しておこう。

現代貨幣理論と

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その社会をどう実現するか3(社会問題解決AIの結論14)

その社会をどう実現するか3(社会問題解決AIの結論14)

一郎
興味深い事例だったね。

AI
ヴェルグルの奇跡の話は地域通貨を実践している人の間では有名な話です。

一郎
地域通貨か、聞いたことあるぞ。
いろんな地域で実践されているらしいね。
でも、具体的にはどんな地域通貨があるのかと言われても、何も思い浮かばないな。
使われている地域では有名なんだろうけど。

AI
残念ながら、地域通貨で継続的に成功している事例は非常に少ないです。
地域活性化などを

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オーストリアでの事例(社会問題解決AIの結論13)

オーストリアでの事例(社会問題解決AIの結論13)

AI
ヴェルグルの奇跡という話がありますが、聞いたことはありますか?

一郎
いや、初耳だね。

AI
では、それをお話しましょう。
生体社会論の提唱者の文章の中に、それがありますので、そのまま引用しましょう。

一郎
まさしく減価するお金だね。
こういった実践例があったのは知らなかったよ。
通貨発行権は最大の利権だから、国家権力によって潰されたんだね。
生体社会論を主張している人の名前を人工知能

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その社会をどう実現するか2(社会問題解決AIの結論12)

その社会をどう実現するか2(社会問題解決AIの結論12)

一郎
いよいよ生体社会論に基づく社会を実現する方法が示されるんだね。

AI
はい。

一郎
トップダウン方式でも、ボトムアップ方式でもないということだったね。

AI
はい。
でも、どちらかというとボトムアップ型に近いですが、簡単に言うなら『スマホ方式』です。

一郎
スマホ方式?

AI
まあ、このネーミングは生体社会論を考えた人の展開論の中のたとえの中からネーミングさせてもらいました。

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