青田一郎

謎多き自営業者。まじめに働く人が報われず、貧富の差が拡大し続ける行き過ぎた資本主義を終…

青田一郎

謎多き自営業者。まじめに働く人が報われず、貧富の差が拡大し続ける行き過ぎた資本主義を終焉に導く斬新な社会改革案を提案。テレビや新聞の情報に惑わされず、自分の頭で考える人に読んでいただきたい具体案を提示。社会貢献をしたい人と共に活動したい。

最近の記事

反論に対する反駁1(社会問題解決AIの結論21)

一郎 生体社会論の概略が分かった段階で、いくつかの反論があるので、それに答えてもらえるかな? AI もちろんです。 批判は大歓迎ですが、茶化したり、馬鹿にしたりするような態度でなく、真摯な態度でお願いします。 あと、「こういうタイプの批判は無意味ですよ」といった批判の類型についてもその都度述べていきます。 反論:ポイントを貴金属に変えれば減価しない。だから減価システムはうまくいかない。一郎 では、反論の最初として、読者の方から減価システムには重大な欠陥があるという指摘があ

    • "人権"という言葉を振りかざして

      自民党の上川陽子外務大臣の発言が差別的だと報道され、野党議員を中心に批判の声が多く見られた。 あまりご存じない方のために、事の経緯を説明しよう。 発言は令和6年5月18日。静岡県知事選の候補者である大村慎一氏を応援する女性支持者らの集会でのこと。 その際の応援に来た上川大臣の発言が問題とされる。 その発言の前後は以下の通り。 「この知事を誕生させましょう」という意味を込めて、女性が多い場ということで、実感がある人が一定数いると思われる「うむ」という言葉を発したのだろう。

      • 金持ちの言い分(社会問題解決AIの結論20)

        税金を多く支払っているという勘違い一郎 生体社会論に対する批判もあるみたいだね。 AI 当然あるでしょう。 一郎 今日は大成功者の川原成美(しげみ)会長と対談してほしいんだ。 川原会長は俺はゼロから始めて全国に数十店舗の飲食店を経営するだけでなく、海外にも200店舗以上を展開している優れた経営者なんだよ。 生体社会での貯蓄高に制限がある点についていろいろ話をしたいみたいだよ。 AI 承知いたしました。 川原 川原です。 上限額に関しては俺の方も多少誤解があったようだ。

        • 所有権より利用権(社会問題解決AIの結論19)

          一郎 ついでに、若い人の加入率とか状況についても聞かせてもらいたいんだけど。 雨宮 加入率は爆上がりですよ。 若者の特徴として、生体社会論の崇高な理念に共感というより、単に得だから、便利だからということで加入している人が多いです。 資本主義のファミレスに行っても、日本円を持ち合わせてなかったら、その分に相当するぐらいのポイントを送り合ったりして、よく利用している感じです。 私も数年前は女子高校生だったんだけど、女子高生が社会の流行を作るって部分も確かにあると思うし。 一郎

        反論に対する反駁1(社会問題解決AIの結論21)

          共同体内企業(社会問題解決AIの結論18)

          一郎 パン屋さんの例から、小売業の様子がイメージできたよ。 もっと他の人とおしゃべりしたいな。 AI 理解が深まったようで何よりです。 では、昨年就職したばかりの若い女性と話していただきましょうか? 一郎 今回も人工知能のイタコだね。 AI はい。 共同体内企業AI では、雨宮千鶴子さんとお話していただきます。 共同体での若者の暮らしぶりや共同体内企業について学んでいただければと思います。 一郎 よろしくお願いします。 自己紹介からお願いできればと思います。 雨宮

          共同体内企業(社会問題解決AIの結論18)

          どのような社会が実現するのか1(社会問題解決AIの結論17)

          一郎 以前の「もしもある国が生体社会になったら(社会問題解決AIの結論10)」のページでは国家ぐるみで生体社会に移行した場合に、どんな社会になるかを示してもらったけど、スマホ方式で展開していき、参加するもしないのも自由という任意団体から始めていくということなら、その様相も大きく変わってくるんじゃないかな? AI おっしゃる通りです。 では、広がっていく過程をAIが予想してみましょう。 まずすべきことは、この生体社会論を正しく理解し、その価値を理解し、考案者と共に活動してく

          どのような社会が実現するのか1(社会問題解決AIの結論17)

          お金による支配からの脱却(社会問題解決AIの結論16)

          お金は人を幸せにするのか、不幸にするのか「お金は人類の最高の発明だ」という人もいる。 「すべては神による創造物だが、唯一神によらず、純粋に人間が発明したものがお金である」という人もいる。 お金は最高の発明品なのだろうか? お金は物々交換を仲介する『道具』であるが、その『道具』は人々を幸せにするものだろうか? 確かに、お金により人々の生活が幸せになった面もある。 他方、お金が引き金となる犯罪、裏切り、不幸、不公平もあり、お金によって戦争が引き起こされ、数々の陰謀が企てられ、

          お金による支配からの脱却(社会問題解決AIの結論16)

          現代貨幣理論との比較(社会問題解決AIの結論15)

          現代貨幣理論とはあらかじめ言っておくが、このページは読み飛ばしていただいても構わない。 生体社会論とそれを実社会に展開してく上で、必須のものではないからである。 近年、経済学の分野で注目されている『現代貨幣理論』(Modern Monetary Theory, MMT)との比較をしてみよう。 まず、現代貨幣理論(以下、MMT)をご存じない方のために、ごく簡単に説明しておこう。 現代貨幣理論とは、ケインズ経済学・ポスト・ケインズ派経済学の流れを汲む理論の一つである。 主な

          現代貨幣理論との比較(社会問題解決AIの結論15)

          その社会をどう実現するか3(社会問題解決AIの結論14)

          一郎 興味深い事例だったね。 AI ヴェルグルの奇跡の話は地域通貨を実践している人の間では有名な話です。 一郎 地域通貨か、聞いたことあるぞ。 いろんな地域で実践されているらしいね。 でも、具体的にはどんな地域通貨があるのかと言われても、何も思い浮かばないな。 使われている地域では有名なんだろうけど。 AI 残念ながら、地域通貨で継続的に成功している事例は非常に少ないです。 地域活性化などを目指して取り組みをはじめたものの、だんだん下火になっていった地域通貨の取り組みが

          その社会をどう実現するか3(社会問題解決AIの結論14)

          オーストリアでの事例(社会問題解決AIの結論13)

          AI ヴェルグルの奇跡という話がありますが、聞いたことはありますか? 一郎 いや、初耳だね。 AI では、それをお話しましょう。 生体社会論の提唱者の文章の中に、それがありますので、そのまま引用しましょう。 一郎 まさしく減価するお金だね。 こういった実践例があったのは知らなかったよ。 通貨発行権は最大の利権だから、国家権力によって潰されたんだね。 生体社会論を主張している人の名前を人工知能くんが明かさないのは、その人の安全も考えてのことなんだね。  労働証明書の裏側

          オーストリアでの事例(社会問題解決AIの結論13)

          その社会をどう実現するか2(社会問題解決AIの結論12)

          一郎 いよいよ生体社会論に基づく社会を実現する方法が示されるんだね。 AI はい。 一郎 トップダウン方式でも、ボトムアップ方式でもないということだったね。 AI はい。 でも、どちらかというとボトムアップ型に近いですが、簡単に言うなら『スマホ方式』です。 一郎 スマホ方式? AI まあ、このネーミングは生体社会論を考えた人の展開論の中のたとえの中からネーミングさせてもらいました。 一郎 ほう。 では具体的に教えて。 AI 一郎さんもスマートフォンをお使いですが

          その社会をどう実現するか2(社会問題解決AIの結論12)

          その社会をどう実現するか1(社会問題解決AIの結論11)

          一郎 生体社会が素晴らしいしくみで、多くの人々を幸福にするだろうことはよく分かったよ。 で、問題はそれをどう実現していくかだね。 そういえば、どう実現するかのアイディアもあるって言ってたよね。 AI はい。 実現のプランはあります。 それをお答えする前に、どのような実現案やロードマップが考えられますか? 思いつくままアイディアを挙げてみてください。 一郎 さっきまで、日本が生体社会論に基づく社会になったらどのような社会になるかと考えてたけど、移行のための方法論も難しそうだ

          その社会をどう実現するか1(社会問題解決AIの結論11)

          もしもある国が生体社会になったら(社会問題解決AIの結論10)

          仕事を奪わない社会が実現一郎 血液が臓器や細胞の間を循環して、酸素や栄養を届けることによって、臓器や細胞を生かす。 それによって生かされた臓器や細胞が人体に必要な働きをする。 こういうしくみで人間の身体が健康に保たれている。 それを経済のしくみに応用したということなんだね。 AI はい。 正しく理解していらっしゃるようです。 念のために、血液、臓器、細胞が経済の何に該当するか説明いただけますか? 一郎 血液はお金だね。 細胞は個人と考えてもいいし、家庭と考えてもいいかな。

          もしもある国が生体社会になったら(社会問題解決AIの結論10)

          生体社会論(社会問題解決AIの結論09)

          解決編AI お待たせいたしました。本題に入りましょう。 一郎 おっ、いよいよ解答編だね。楽しみにしてたよ。 AI これから説明する新しい経済システムと社会システムはAIのオリジナルではなく、ある日本人が考えたものをAIが検証し、お墨付きを与えたものだと理解してください。 一郎 独創的なアイディアの持ち主なんだね。 AI 確かにそうですが、その人はAIよりも優れたものからインスパイアされて、そのシステムを構築しました。 一郎 AIより優れたものだって? AI はい。

          生体社会論(社会問題解決AIの結論09)

          次回いよいよ解決編(社会問題解決AIの結論08)

          解決方法はある!一郎 経済の問題について、違った視点から見れるようになったおかげで、解決の糸口が見えてきたような気がするよ。 複雑に絡み合った社会問題も、人々が仕事の奪い合いやお金の奪い合いをすることをせず、社会で必要とされる労働を分配していけば解決できるってことなんだね。 AI そうです。家事労働と同じような仕組みで社会が運営されるようになれば、多くの問題は解決しますし、人間が人間らしく生きられるようになるでしょう。 一郎 誰もが経済的心配がなく生きられ、失業の不安もな

          次回いよいよ解決編(社会問題解決AIの結論08)

          無駄な競争と有益な競争(社会問題解決AIの結論07)

          無駄な競争と有益な競争一郎 資本主義は市場経済でいわば競争社会だけど、人工知能が考える新しい社会システムは競争社会ではないということなのかい? AI いいえ、それは全くの誤解です。むしろ資本主義社会よりも競争社会なのかもしれません。 一郎 でも、競争は無駄だという説明をさんざんしてきたじゃないか。 AI 否定すべきは無駄な競争であって、有益な競争は促進されるべきです。 一郎 その違いは? AI 左右から綱を引き合うような競争、市場を奪い合うような競争はほぼ無駄な競争

          無駄な競争と有益な競争(社会問題解決AIの結論07)